私は、復縁は本来、別れを選んだ人から申し込んでもらうものだと思っています。「やっぱりやり直したい」と。
当然、復縁をするときのベストな形は、相手に告白をしてもらうことです。私がサポートをするときには、常にそこを目指しています。
ただ、そのためにはいくつものプロセスをクリアしなければなりません。
それについては「振られた側から復縁を成功させる方法」で詳しく解説していますが、なかなか思い通りにはいかないこともあると思います。
そうなると、自分から告白をすることも考えないといけません。
先日も、以下のような相談を受けました。
今度彼と会ったときに復縁を申し込もうと思っているんですが、どうやって告白をしたらいいんでしょうか?
なんて言ったらいいのか分からないので、教えていただけると嬉しいです。
どんな告白をすれば復縁を受け入れてもらえるのか?
ここでは、復縁の申し込み方、告白の仕方について解説しています。
復縁の告白をするときの7つのポイント
復縁の告白をするときには、以下の7つのポイントを意識するようにしてください。
- 素直な想いを伝える
- 復縁したいと思った経緯や理由を伝える
- 別れの原因に触れる
- 自分のダメだったところにも触れる
- 相手の気持ちに理解を示す
- 変わったこと、変わろうと意識していたことを伝える
- これからのことを伝える
1.素直な想いを伝える
復縁の告白の仕方について調べると、おすすめのセリフがいくつも紹介されています。
- 「あなたのことが忘れられない」とか、
- 「あなたの隣にいたい」とか、
- 「一緒にいると落ち着く」とか。
でも私は、こうしたありきたりなセリフをそのまま言うのはおすすめしません。
こんなお決まりのセリフでは、相手の心には絶対に響かないからです。それっぽいことを言っても、くさいセリフと思われるだけです。
大事なのは、あなたの言葉で、あなたの素直な想いを伝えること。
難しく考える必要はありません。今のあなたの気持ちをストレートに伝えればいいんです。
上手く言えなくても大丈夫。あなたの心から出る素直な言葉は必ず相手にも伝わりますから。
2.復縁したいと思った経緯や理由を伝える
とはいえ、いきなり「よりを戻したい」というのは不自然ですよね。
やはり前置きとして、復縁したいと思った経緯や理由には触れたほうがいいです。
- 別れてからどんな日々を過ごしたのか
- どんなときに相手の存在の大きさに気付いたのか
- 他の人ではダメな理由
こういったことを伝えてみてください。
ダラダラと話すと要点がぼやけてしまい、言いたいことが分からなくなるので、簡潔に伝えるのがポイントです。
3.別れの原因に触れる
別れの原因にも触れるようにしましょう。
なぜ振られたのか?
その理由を理解できていることを相手に分かってもらうためです。
振られた理由が分かっていない人と、別れの原因を理解できている人。
やり直してもいいと相手が思うのは、どちらだと思いますか?
当然、後者ですよね。
別れの原因に触れ、なぜ振られたのかを理解できていることが伝われば、復縁を受け入れてもらえる確率がぐんと上がります。
4.自分のダメだったところにも触れる
別れの原因についての話になれば、自分のダメだったところにも触れることになります。
そのときには、「私のこんなところがダメだったよね」ということも具体的に話してみてください。
そして、改めて謝罪をしてください。
例えば、「あのとき○○はすごく忙しかったのに、私は自分のことしか考えていなくて、ワガママばかり言って本当にごめんね」という感じで。
こんな風に言うことで、自分の問題点を自覚できていることや心から反省していることが伝わります。
「やっぱり好きです」「やり直したい」と言うだけの場合とは受ける印象が全然違いますよね。
5.相手の気持ちに理解を示す
謝るときには、相手の気持ちに理解を示すこともできたら完璧です。
「自分のこういう言動のせいでこんな思いをさせていたよね」ということを伝えてみてください。
私がワガママばかり言っていたとき、『もっとこっちの気持ちも考えてほしい』と思っていたよね。
こんな感じで。
このように相手の気持ちに理解を示すことで、「やっと分かってくれたんだな」と思ってもらえます。
あの頃のあなたとは違うことにも気付いてもらえるはずです。
6.変わったこと、変わろうと意識していたことを伝える
変わったことをアピールできるような原因の場合は、変わったことや変わろうと意識していたことなどを伝えるのも効果的です。
前はこういうところがあって嫌な思いをさせたよね。本当に反省してる。でも、別れてからそこを直そうと意識していたから、今は変われたと思う。これからそこを見てほしい。
こんな感じで。
本当に変われていれば、何度か会っている段階でその変化には気付いてもらえているはずです。
でも、まだ確信を持てていない人もいると思います。「変わった気がするけど、勘違いなのかな?」と。
だから、最後に自分の口で直接伝えるわけです。
そうすることで、「あっ、本当に変わったんだな」「あのとき感じた変化は本物だったんだな」と思ってもらえます。
変わったことが伝われば、もう一度やり直すチャンスをくれると思います。
7.これからのことを伝える
最後には、これからのことも伝えてみてください。
「こういうことに気をつける」とか、「こんな関係を築いていきたい」とか。
これが、相手に復縁を決意させる最後の一押しになります。
復縁の告白をするときの注意点
告白をするときの注意点もあります。
すぐに返答を求めない
勇気を出して告白をしたら、その場ですぐに返事を聞きたいと思うのは当然のことです。
でも、いきなり告白をされて戸惑う人もいると思います。
復縁を意識し始めていたとしても、まだ完全には答えが出ていなくて、考える時間が必要になることもあると思います。
曖昧な返答しかもらえなかったり、「時間がほしい」と言われたりすることもあるでしょう。
その場合は、相手の気持ちを優先してあげてください。
すぐに返答を求めると、「自分のことしか考えていない」という印象を持たれてしまいます。
復縁に傾きかけていた気持ちも一気に冷めるかもしれません。
その場で返事がもらえなかったときは、しばらく待つようにしてください。
説得しようとしない
告白をするとき、相手を説得しようとする人がいます。「お願いだから」とか、「チャンスをください」とか。
相手の答えがはっきりしないときには、もう一押ししたくなる気持ちは分かります。
でもそれは、振られたときにしつこく復縁を迫るのと同じ行為です。自分の気持ちを押し付けています。
告白をした時点であなたの「やり直したい」という気持ちは伝わっています。
それ以上何かをする必要はありませんし、やるべきではありません。
あとは相手に判断を委ねましょう。
感情的にならないようにする
感情的になってしまうと、つい余計な一言を言ってしまう可能性が高くなります。
- 「こんなに好きなのに、どうして分かってくれないの?」
- 「そっちだってこういうことしたじゃん」
- 「私だって我慢してたんだよ」
実際にこういうことを言ってしまう人がいるんです。
その一言がきっかけで雰囲気が悪くなったり、嫌われたりすることもあります。
告白をするときには、とにかく冷静さを保つように心がけてください。
重い告白にならないように気をつける
本気度を分かってほしくて、重い告白をしてしまう人もいます。
「○○がいないと生きていけない」とか、「断られたら何するか分からない」とか。
相手を脅迫しているようなものです。こんな人とはかかわりたくないと思うはずです。
重い告白にはならないように気をつけてください。
復縁の告白はどんなタイミングでしたらいい?
復縁を受け入れてくれるか、断られるか。
それを大きく左右するのは、復縁を申し込むタイミングです。
あと一回会っていたらOKがもらえたのに、まだ相手が復縁を考え始める前に早まって告白をしたから断られた、というケースが多いんです。
ちょっと考えていただければ分かると思います。
まだあなたのことを意識していない、恋愛感情も一切ない状態なら、何を言っても、どんな告白をしても、断られるに決まっています。
反対に、あなたの大切さに気付き、復縁を意識し始めたタイミングなら、どんな告白をしても受け入れてもらえます。
では、どんなタイミングで告白をすればいいのか?
冷却期間を置いてから
相手が別れを選んだのは、何か理由があり、あなたのことが嫌になっているからだと思います。
当然、別れた直後は、相手の中であなたのイメージは最悪な状態になっています。
別れるときにしつこく復縁を迫ったのなら、さらに印象は悪くなっているでしょう。警戒もされているはずです。
そのタイミングでは、相手に未練が残っていない限り、ほぼ確実に断られると思います。
でも、しばらく距離を置けば、時間と共にあなたに対するマイナスのイメージや警戒心は薄れていきます。
同時に、あなたのことを思い出すことが増えます。そして、付き合っていたときの楽しかった記憶がよみがえってきます。
できればそのタイミングまで待つべきです。
目安としては、別れてから2~3か月。状況によって変わってきますが、とりあえずこのくらいを目安に考えていただければいいと思います。
この期間を、冷却期間といいます。
告白をするのは、冷却期間を置いてからにしてください。
別れの原因となった問題点を改善できてから
冷却期間を置けば、別れた直後と比べてマイナスのイメージは薄れています。
でも、何か理由があって相手は別れを選んだわけです。
その原因は、あなたの言動にあったはずです。別れたくなるほど嫌だったところがあったはずなんです。
その人とやり直したいと思うでしょうか?
別れの原因となった問題点が改善されていなければ、相手が復縁を選んでくれることはないと思います。
でも、ほんの少しでも変化を感じたら、今のあなたとならやり直してもいい、と思ってもらえるはずです。
冷却期間中は、ただ時間が過ぎるのを待つのではなく、自分のダメだったところを改善することを意識して過ごすようにしてください。
自分磨きをしてから
久しぶりに会ったときの第一印象ってすごく大事です。
数か月ぶりに会ったときに「可愛くなった」「カッコよくなった」と思ってもらえたら、それだけであなたに魅力を感じるようになると思います。
「自分の知らない間に何があったんだろう?」と、あなたのことが気になってくると思います。
すると、自然と恋愛感情がよみがえってきます。
別れの原因となった部分の変化も伝わったら、もう一度好きになってもらえます。
告白をするまでには、より魅力的になるための自分磨きもしておくことをおすすめします。
復縁の告白が失敗するタイミング
反対に、以下のタイミングでは復縁できる可能性が低いので、告白をするのは避けたほうがいいと思います。
別れた直後
別れた直後の相手は、何もかもが嫌になっている状態です。このときには「別れたい」という気持ちしかありません。
あなたに対する悪いイメージと警戒心が一番強い状態でもあります。
このタイミングで告白が成功するのは、相手に未練が残っているか、別れたことを後悔しているか、のどちらかのときくらいです。
でも、それに当てはまる場合は、相手から復縁を申し込まれると思います。
別れた直後にあなたから告白をするメリットはありません。
どうしても待てない、すぐに告白をしたい、という場合は、ダメもとで、一か八かに賭けるつもりでしてください。
久しぶりに会ったとき
冷却期間を置いても、久しぶりに会ったときにいきなり告白をしても、失敗に終わる可能性が高いです。
やっと友達として会えた段階です。まだ警戒心もあり、探りさぐりの状態です。
久しぶりに会ってどう接したらいいか戸惑っている人もいると思います。
たとえ変化や自分磨きをした成果に気付いてもらえても、相手だって慎重になります。本当に変わったのか、確信も持てません。
そのタイミングで告白をすれば、友達関係すら終わってしまうかもしれません。
一度会っただけで恋愛感情が戻る可能性は低いので、相手が以前のように接してくれても、決して焦らないようにしてください。
相手の反応が素っ気ないとき
連絡を取ることや会うことができていても、相手の反応が素っ気ない場合は、まだ悪いイメージや警戒心が強く残っている可能性があります。
もしくは、あなたの未練が伝わっていて、復縁をする意思がないことを態度で示しているのかもしれません。「友達に戻りたいだけでやり直す気はないんだから、復縁したいなんて言い出さないでよ」と。
接していて少しでも違和感を覚えたら、告白をするのは先延ばしにしたほうがいいでしょう。
相手が新しい恋をしているとき
相手に好きな人や新しい恋人がいるときは、その人のことで頭がいっぱいになっています。
告白をして相手の気持ちを取り戻そうとしても、自分のことを選んでくれる可能性は低いです。それどころか、もうかかわらないようにすると思います。
この場合は、冷却期間が終わってもしばらくは様子をみてください。
できれば相手の恋が終わるまで待つべきです。
その間も、連絡を取ることや会うことができるのなら、友達としての関係を続けるといいでしょう。
復縁を申し込むベストなタイミングの見極め方
復縁を申し込むベストなタイミングは、何度か会って、少しでも良い手応えが得られてからにしてください。
- 相手から連絡が来るようになった
- 相手から誘われるようになった
- 会っているときに相手が楽しそうにしている
- 急に優しくなった
- 外見や内面を褒められるようになった
- 好意を持ってくれているのが伝わってきた
- 付き合っていたときの思い出話をするようになった
- 「一緒にいると落ち着く」など、安心感や心地よさを表す言葉を言われた
など。
相手があなたのことを意識するようになると、必ずこういったサインを出します。それを見逃さないようにしてください。
でも、たった一度のサインでは判断できません。
なぜなら、好意を感じられるようになった段階というのは、あなたのことを意識し始めたタイミングであって、まだ本気で復縁を考えているタイミングではないからです。
相手にとっても、今後の人生を左右する大きな選択になります。簡単に決断できるものではありません。相手も慎重になるので、時間が必要になることもあります。
だから、上手くいっているときこそ、あなたも慎重に進めるようにしてください。
告白をするのは、何度も上記のようなことが続き、確信が持ててからにすることをおすすめします。
くれぐれも、何の手応えもない状態でいきなり告白をすることだけはしないように。
復縁の告白は直接会ってするのが基本
復縁を申し込むのは、直接会って伝えるのがベストです。
そのときのあなたの仕草や表情、雰囲気などからも伝わるものがあるからです。
また、会って楽しい時間を過ごしていれば、相手の気持ちも高まります。「楽しいな」「一緒にいると落ち着くな」と相手が思っているときに告白をすれば、ほぼ確実にOKをもらえると思います。
もしかすると、告白をするその日に、会って話をしている段階で相手が復縁を考えるようになるかもしれません。
告白をするためだけでなく、告白をする前に一緒に過ごせる時間ができるという意味でも、会うことには大きなメリットがあるわけです。
どうしても会えない状況なら、他の手段で復縁を申し込むしかありません。
でも、直接会えるのに他の手段で告白をするメリットはありません。
会えないときは電話で
どうしても会えない場合は、電話で告白をするようにしてください。
ちゃんと自分の言葉で伝えることで、こちらの本気度も伝わるからです。
また、相手の声や反応から、告白をすべきタイミングかどうかを判断できます。
忙しそうだったり、素っ気ない感じが伝わってきたりしたときには、告白をしても断られる可能性が高くなります。
電話なら、「今はそのタイミングじゃない」と察知したときには、告白を取りやめることができます。断られるのを避けることも、もう少し時間をかけて関係を作っていくこともできます。
意を決して電話をかけたとしても、よくない雰囲気を感じたら一旦引き下がるようにしてください。
電話も難しい場合はLINEかメールで
会うのも電話をするのも難しい場合は、LINEか(メール)で告白をするしかありません。
そのときは、できるだけ簡潔な文章にするようにしてください。文字だと、どうしても重たい感じが伝わってしまうからです。
シンプルに復縁したいことや、復縁を決意した経緯や理由を伝えるくらいにしておいたほうがいいでしょう。
もしそれで相手の返事がはっきりしない場合は、改めて別れの原因に触れ、謝罪や反省していること、変わったことなどを伝えてみてください。
遠距離の場合は?
遠距離などで会う機会が限られている場合でも、できれば会って伝えるようにしてください。
どうしても時間的にも金銭的にも厳しいという場合は、電話で伝えるのも仕方がないかな、とは思いますが。
告白をして返事を保留された場合の対応の仕方
告白をしても、すぐには答えをもらえないことがあるかもしれません。実際に、「ちょっと考えさせて」と保留する人もいます。
- 復縁をするのがベストな選択なのか?
- よりを戻したとして本当に上手くいくのか?
- あの人は本当に変わったのか?
- また同じことの繰り返しになるんじゃないか?
こういうことを考えるのは当然のことです。
慎重にもなると思います。
なので、ここは焦らずに、相手から返事がもらえるまで待つようにしてください。
前述のとおり、返事を急かしたり、説得しようとしたりするのはダメです。
早く答えを聞かせてほしいという気持ちが大きくなると思いますが、2週間は待つようにしましょう。
2週間も経てば、もう答えは出ていると思います。
そのくらい待っても返事がない場合は、「返事を聞かせてほしい」と連絡をしてみてください。
復縁の告白をするタイミングを見極め、あとは自分の想いを伝えるだけ
復縁の告白の仕方やそのタイミングについてお伝えしました。
告白をするときには、以下の7つのポイントを押さえれば、確実にあなたの気持ちが伝わります。
- 素直な想いを伝える
- 復縁したいと思った経緯や理由を伝える
- 別れの原因に触れる
- 自分のダメだったところにも触れる
- 相手の気持ちに理解を示す
- 変わったこと、変わろうと意識していたことを伝える
- これからのことを伝える
あとは、告白をするタイミングを見極めることです。
焦らず、何度か会って良い手応えを得られてからにすれば、復縁成功率は高くなります。
それまでのステップについては、「復縁する正しい方法|もう一度好きになってもらうための重要なポイントを解説」という記事を参考にしてみてください。
復縁成功までにやるべきことを詳しく解説しています。