恋人と同棲をしているときに別れることになった場合、その後の対応によって復縁できるかどうかが決まってきます。

特に重要なのが、以下の3つ。

  1. できるだけ早く同棲状態を解消すること
  2. 相手に別れを痛感させること
  3. 問題点を改善すること

ここでは、同棲中に別れた場合の復縁方法や意識してほしいポイントについて解説します。

同棲中に別れた場合の復縁の可能性

ベッドに座るカップル

同棲中に別れた場合でも、復縁は可能です。正しい行動をすれば、復縁できる可能性は十分にあります。

しかし、難易度は少し高くなります。

同棲をしていた場合、そうでない場合と比べ、より悪いイメージを持たれているからです。同棲をしていなければ分からなかったようなところまで見られているわけですからね。

同棲前までは気付かなかった嫌なところが目につき、それが別れに繋がった可能性が高いので、同棲をしていない場合と比べると不利な状況です。

単純に「こういうところがあるのか…」と思われるくらいなら、復縁をする上でそれほど大きな障害になることはありません。

新たな一面を知っただけで即別れを決意する人ってほとんどいないと思うので。よほどのことをしない限り、大抵のことは受け入れてくれるはずです。

しかし、同棲をしていれば、その嫌な部分を何度も何度も目にすることがあったと思います。

嫌悪感を表情や態度に出しているのに気付いてくれなかったり、注意をしているのに変化の兆しが見えなかったりしたら、段々と「この人とは合わないかもしれない…」「もう無理かもしれない…」と思うようになります。

そういう積み重ねが根深い不信感に繋がり、相手の恋愛感情を消失させたんだと思います。

同棲をしたことであなたの良いところもたくさん見てきたと思いますが、「よりを戻しても同じことの繰り返しになるだけ。上手くいくわけがない」という気持ちが大部分を占めている状態です。

最初は、その気持ちを取り除くのに苦労する人が多いかもしれません。

復縁が難しいケースもある

同棲をしていて別れることになった場合、上記のように、嫌なところを何度も目にしたり、小さなことが積み重なったりしたことが原因であるケースが圧倒的に多いです。

しかし以下のケースでは、はっきりと「無理」と判断された可能性があります。

  • 同棲後3ヶ月以内に振られたケース
  • たった一度の何かですぐに別れを告げられた一発レッドカードのケース

この場合、もう相手の中で明確な答えが出ているので、復縁の余地はないと考えたほうがいいでしょう。

他にも、暴力をふるったことや、嫉妬や拘束がひどかったことが原因の場合も、復縁は難しいかもしれません。常に携帯をチェックして、相手を監視していたような場合も同じです。

そこから信頼を取り戻すのは困難なので、次に進むことも考えたほうがいいと思います。

同棲中に別れた人が復縁をするための5つのポイント

同棲をしていたと復縁をする場合は、以下の5つのポイントを意識するようにしてください。

  1. まずは同棲状態を解消することが先決
  2. 別れを痛感させることが重要
  3. 3ヶ月を目処に冷却期間を置く
  4. 冷却期間中に相手に別れを決意させた問題点を改善する
  5. 連絡をして食事に誘う

まずは同棲状態を解消することが先決

喧嘩をするカップル

※すでに同棲を解消されている場合は、ここは読み飛ばしてください。

同棲中に別れたら、同棲状態を続けながら相手の気持ちを取り戻そうとする人が多いのですが、それは絶対にやめてください。

「別れたい」と思っている人と「別れたくない」と思っている人が一緒にいても、上手くいくわけがありません。

もっと嫌なところが目につくだけです。それどころか、ギクシャクした感じが続き、さらに関係が悪化してしまいます。

ポイント

相手から別れを告げられ、話し合いをしても気持ちが変わらないようなら、まずは別れを受け入れてください。そして、できるだけ早く同棲状態を解消してください。

そうやって一度関係をリセットすることが、復縁をするためには不可欠です。

同棲を解消しても帰る場所がある場合

元々一人暮らしをしていて、まだその部屋を借りていたり、同棲前までは実家に住んでいた人で、相手の家に転がり込む形で同棲をしていたのであれば、すぐに出ていったほうがいいです。

「いてもいいよ」と言われたとしても、その言葉に惑わされないでください。

ポイント

帰る場所がある人は、一日でも早く相手のもとを離れ、距離を置いたほうが、復縁できる可能性も高くなります。

反対に、同じような状況で、相手があなたの家に転がり込んでいる場合。

数日経っても出ていく気配がなければ、「別れたのに一緒に暮らしているのはおかしいと思う」と、はっきりと言ったほうがいいでしょう。

簡単には同棲を解消できない場合

以前住んでいて部屋を解約して、同棲をするために新たに部屋を借りた場合など、簡単には同棲を解消できる状況ではない人もいると思います。他に行く場所がないわけですからね。

そういう場合は、今借りている部屋をどうするのかを相手と話し合ってください。どちらかが出ていくのか、その部屋自体を解約するのか、まずはその答えを出しましょう。

ポイント

それで出ていくことになった場合は、時間的、金銭的に厳しいところがあるとは思いますが、早めに同棲状態を解消できるように動いてください。

今後のことを相手に伝えた上で、それまでは一緒に暮らせるようにお願いをしてみましょう。

同棲解消までに時間がかかる場合は少し距離を置くようにする

同棲解消までに時間がかかる場合は、しばらく別れた人と一緒に暮らすことになります。

ここでの接し方に関してですが、あからさまに相手を避ける必要はありません。あまり意識し過ぎるのもよくありません。

ポイント

相手が普通に接してくれるのなら、あなたも同じように接してください。

食事を作ってあげたり、洗濯をしてあげたり、一緒に外食や買い物に行くのも構いません。

ただし、これまでと同じように恋人感覚で接するのはやめたほうがいいです。

つらいと思いますが、少し距離を置くようにして、友達以上恋人未満の関係を意識してください。

つい甘えたくなることもあると思います。

でも、そこはグッと我慢してください。

体の関係を持ってはいけない

体の関係を持つのも絶対にNGです。

もし相手が体を求めてきたとすれば、それは自分の性的欲求を満たすための行動でしかありません。そこに愛はないし、体を許したからといって恋愛感情が戻ってくることもありません。

注意

男性は、その場しのぎで復縁を匂わせるような都合のいいことを言うこともあります。でも、絶対に真に受けないでください。

本当に復縁を考えているのなら、体を求めるよりも先にそのことを伝えるはずです。拒んだからと言って、復縁したい気持ちがなくなることもないはずです。

逆に体を許してしまうと、都合のいい関係になってしまい、けじめをつけることが難しくなります。確実に復縁も遠のきます。

そういうリスクを避けるためにも、早めの同棲解消をお勧めします。

別れを痛感させることが重要

指輪

同棲を解消するのは、相手に別れを痛感させるためにも重要なことです。

当たり前のように家にあなたがいれば、別れたはずなのに、まだ付き合っているような錯覚に陥ります。

当然、あなたの大切さに気付くことも、あなたを失う恐怖を感じることもありません。

ポイント

「別れた」という現実を突き付け、もうあなたがいないということを実感させなければ、2人で過ごしたこれまでの日々を思い出したり、「本当にこれでよかったのか」と自問自答することもないわけです。

それでは、相手の気持ちが揺らぐことは絶対にありません。

3か月を目処に冷却期間を置く

距離を置く男女

復縁をするための冷却期間は、3か月くらい必要になります。

一緒に生活をする中で「この人とは合わない」と思われたわけですから、そのくらい時間を置かないと、あなたの悪いイメージを拭えないんです。

恋人にどんなに嫌なところがあったとしても、しばらく経つとその記憶は薄れていきます。同棲をしていた場合は、状況を考えると、それにか3か月くらいはかかるわけです。

原因があまりにひどい場合や相手が根に持つ性格の場合は、もう少し冷却期間が置いたほうがいいこともあります。その辺はケースバイケースなので、自分で判断していただくしかありません。

一応目安としては、連絡が取れるかどうかで判断していただくのが分かりやすいと思います。

3か月経った頃に連絡をしてみて、返信があれば、そこで冷却期間が終わりと判断し、返信がなかったら、さらに1~2か月くらい延長するようにしてください。

冷却期間中に相手に別れを決意させた問題点を改善する

ビフォーアフター

約3か月の冷却期間が必要なのは、問題点を改善するのにそのくらい時間がかかるからです。

これは同棲をしていてもしていなくても関係のないことですが、相手が別れを選んだのは、あなたに嫌なところがあったからです。それに耐えられなくなって、変わる気配もないから、恋人関係に終止符を打ったんだと思います。

他にも、よくある原因として、「異性として見れなくなった」「一人になりたくなった」というものがありますが、それにも根本的な原因があるはずなんですよね。男・女を感じさせられなくなった原因、一緒にいると息が詰まる、一人になりたい、と思わせた原因が。

ということは、あなた自身がその問題点を改善して、変わったことをアピールしなければ、復縁はできないわけです。

しかし、人はそう簡単に変われるものではありません。ちょっと気を付けていても、すぐに同じことを繰り返してしまいます。

復縁をするために本気で変わろうと思えば、やはり3ヶ月くらいはかかるものなんですよね。

ただ、同棲をしていた場合は、ほとんどの人が別れの原因を把握できていると思います。

  • 一緒に生活をしていた中で注意されていたこと
  • 「こうしてほしい」と言われていたこと
  • 相手の機嫌が悪くなったときのこと
  • 相手の理想としていた恋人像

こういったことを振り返れば、何が悪かったのかを明確にできるはずです。

原因が分からず、どう変わればいいのかも分からずに苦労する人が多いのですが、問題点を明確にできる分、冷却期間中にそこを改善するのは容易だと思います。

それだけで復縁できる可能性が高くなります。

「他に気になる人や好きな人ができた」と振られた場合の対応の仕方

「他に気になる人や好きな人ができた」という理由で振られた場合は、すぐに好きになった人と付き合い始めるケースが多いので、元彼・元カノに新しい恋人がいる場合の復縁方法を参考にしてみてください。

連絡をして食事に誘う

スマホを操作する女性

冷却期間が終わったら、連絡をしてみましょう。

最初はLINEかメールが無難ですが、電話でも構いません。

基本的には、付き合っていたときによく利用していた連絡手段を選ぶようにするといいでしょう。

そして連絡が取れたら、早めに食事に誘ってみましょう。

変化に気付いてもらうことが重要なので、会うことを最優先させるようにしてください。

同棲を解消したときに荷物を置いたままにしている場合は、それを渡すことや受け取ることを口実に誘ってみるのもいいと思います。

参考記事別れたあとの荷物の受け渡しを復縁に繋げるためのポイント

正しい対応をして復縁を実現させよう!

同棲中に別れた人でも、その後すぐに正しい対応をすれば、復縁はそれほど難しくありません。

しかし実際は対応を間違い、自ら復縁できる可能性を潰している人が多いのも事実です。

復縁を目指すなら、以下の5つのポイントを意識して、行動に移してみましょう。

  1. まずは同棲状態を解消することが先決
  2. 別れを痛感させることが重要
  3. 3ヶ月を目処に冷却期間を置く
  4. 冷却期間中に相手に別れを決意させた問題点を改善する
  5. 連絡をして食事に誘う

これを順番にクリアできれば、もう一度好きになってもらえるはずです。

同棲までしていたということは、どちらにとっても大切な存在だったんだと思います。

今はすごくつらいと思いますが、次はずっと一緒にいられる関係を築いていけるように、これから少しだけ頑張ってみてください。