私が復縁工作やサポートを専門に行う会社で復縁屋としての活動を始めたとき、最初に驚いたのが、「婚約破棄になるケースってこんなにも多いんだな」ということでした。
それまでは、婚約をしたら当たり前のように結婚をするものだと思っていたのですが、「婚約破棄になって別れたけど、復縁したい」という相談が毎日のようにあったんですね。
先日も、ある女性(Kさん)から以下のような相談を受けました。
5年付き合ってきて、半年前にプロポーズを受けて婚約をした彼と別れることになりました。
私のワガママが原因だと言われました。
付き合い始めの頃からそのことでケンカになることがあり、私も自分のだめなところを自覚していて、変わらなきゃって思っていたのですが、いつもすぐに許してくれる彼の優しさに甘えていました。
彼も、私のワガママなところが引っかかっていたけど、それが私らしさでもあると思うようにしていたみたいで、そこも含めて愛してくれていたみたいなんですが、婚約後、結婚をしてからのことを真剣に考えるようになって、一生このワガママに付き合っていかないといけないと思うと、うまくやっていける自信がなくなったみたいなんです。
それで、「婚約はなかったことにしてほしい。別れたい」と言われました。
私はどうしても彼と一緒になりたいのですが、婚約破棄になってからの復縁は無理なのでしょうか?
(※当サイトへの転載をご承諾いただきましたので、その一部を載せています)
ここでは、婚約破棄からの復縁について解説したいと思います。
婚約破棄からの復縁が可能なケースと難しいケース
まず、「婚約破棄からの復縁は可能なのか?」ということについてですが、復縁は可能です。
ただし、婚約破棄に至った経緯によっては難しいこともあります。
復縁が可能なケース
婚約破棄からでも復縁できる可能性が高いのは、長い間積み重なってきたものが原因の場合です。
先日相談をいただいたKさんのようなケースですね。
ワガママなところに不満があったけど、それでも一緒になりたいと思った。だけど、いざ結婚を現実として考えるようになると、気持ちが変わった。
こんなケースです。
「そうはいっても、長く付き合ったけど別れることになった場合、どうしても合わないところがあったわけだから、復縁は難しいんじゃないの?」
そんな風に考える人が多いと思います。
でも、よく考えてみてください。
合わなかった人と我慢して長い間付き合い続け、婚約まですると思いますか?
この人は合わないと判断されたら、もっと早い時期に振られていたと思いませんか?
もちろん、長く付き合ってきたからこそ見えてくることもあると思います。
でも、婚約までして、一度はあなたと一緒になることを決意したわけですよね?
ということは、そういう存在として見てくれていたわけだし、結婚相手としての条件はクリアしていたはずなんですよ。
だけど、結婚を妨げるような何かがあった。
この場合、あなたが変われば、結婚を妨げていた原因を払しょくできます。変わったことに気付いてもらえたら復縁できます。
「でも、そんな簡単に変われないよ」「何度も変わろうとしたけどダメだったのに…」
そう言いたい人もいるかもしれませんが、私からも言いたいことがあります。
あなたはこれまで、本気で変わろうとしましたか?
自分のダメなところを自覚しながら、いつか振られるかもしれないと思いながらも、Kさんのように、つい相手の優しさに甘えていたのではないでしょうか?
もしそうだとしたら、別れの原因と真剣に向き合い、本気で変わろうとしてください。
今のままだと復縁は無理だと思います。
でも変わることができれば、また相手が結婚を考えてくれる可能性が出てきます。
実際に私は婚約破棄になって別れた方を数多くサポートしてきて、その後復縁、そして結婚をしたケースをたくさん見てきました。ちゃんと変われた方が復縁に成功しています。
復縁が難しいケース
これまでの経験から復縁が難しいと感じるのは、婚約破棄になったのが、こちらが相手を裏切るような形になったことが原因の場合です。
- 嘘をついていたことがばれた
- 浮気をした
- 暴力を振るった
このように相手を裏切ったり、大きなショックを与えたりしたことが原因の場合は、復縁が難しいこともあります。
相手の性格や受け取り方によっても変わってくるので一概には言えませんが、一気に信用を失った可能性が高いです。そこから信用を取り戻すのは大変です。
- 「こんな人と結婚しなくてよかった」
- 「結婚前に本性が分かってよかった」
こんな風に思われたら、もう一度やり直すのは困難だと思います。
参考記事自分の浮気が原因で別れた場合の復縁の可能性と許してもらうための方法
婚約破棄から復縁をするために重要なこと
では、復縁が可能なケースの場合、これからどうしていけばいいのか?
変わるために冷却期間を置く
まずは前述の通り、変わることです。これが絶対条件です。
そして本当に変わるためには時間が必要です。うわべだけの変化ではすぐにばれます。時間を置かずに変化をアピールしても、絶対に信用してもらえません。
3か月から半年は冷却期間を置き、問題点の改善や自分磨きをするようにしてください。
変化を感じ、前より魅力的になったと思ってもらえたら、またあなたのことを見てくれるようになりますから。
時間をかけて関係を作っていく
変われたら、連絡をします。
そして、以前のように連絡を取ることや会うことができる関係を作っていきます。
そこから重要になってくるのは、時間をかけて関係を作っていくことです。絶対に焦ってはいけません。
相手が付き合っていた頃のように接してくれるようになると、つい復縁話を持ち出したくなるかもしれませんが、あなたが本当に変わったのか、相手は慎重に様子を見ている段階である可能性が高いからです。
「なんか変わった気がする」とあなたの変化を感じながらも、「やっぱり違うかも」と、それを完全には信じることができない状態がしばらくは続きます。その印象が確信に変わるまでには、どうしても時間がかかるものなんですね。
でも、ちゃんと変われていれば、必ず変化は伝わります。そして、「変わったね」と言ってもらえるときが必ず来ます。
そのときまで待つようにしてください。
別れたあとも友達として見てくれている場合
別れたあとも相手から連絡が来たり、「会おう」と誘われたりすることもあるかもしれません。
このように別れたあとも友達として見てくれている場合は、連絡を取っていいし、会っても構いません。あなたが相手を拒む必要はないんです。
その関係を続けながら、変わる努力や自分磨きをするようにしてください。
ただし、あなたも友達として割り切って接するようにしてください。あからさまに変化をアピールするようなことも不自然なのでやめてください。
- 同じ過ちは絶対に繰り返さないようにする
- 別れの原因となった自分のダメだったところは絶対に見せないようにする
これだけを守ってもらえたら、あとは普通に接していただいて大丈夫です。
他の注意点としては、自分から連絡をしたり会おうとするのは極力避ける、ということです。
相手からの連絡や誘いには応じていいけど、急な用件があるとき以外は距離を置くようにしてください。
自分から復縁話を切り出すという意識は捨てる
婚約破棄から復縁を目指す場合、私は、振られた側から復縁を申し込むべきではないと考えています。そもそも復縁は相手から提案してもらうべきものではあるのですが、こういうケースでは特に。
だって、「結婚はなかったことにしよう」と判断した人に対し、こちらから復縁をお願いし、それを受け入れてもらおうとするのって、どう考えたっておかしいですよね?
「婚約破棄をしてまで別れることを選んだけど、やっぱり自分には○○しかいない。もう一度結婚を前提にやり直してもらえませんか?」と相手に言ってもらい、「よろしくお願いします」とあなたが復縁を受け入れる。
こうあるべきなんです。
それに、ちゃんと変化が伝われば、相手から復縁を申し込んでもらえるようになります。
復縁に失敗するのは、それまで待てずに焦って自分から復縁を申し出た人ばかりです。相手の決意が固まる前に言っちゃうと断られる確率が高くなるので、注意してください。
まとめ
婚約破棄になって別れることになったら、もうやり直すのは無理なんじゃないかと考える人が多いと思います。
でも、相手を裏切るような形になった原因の場合を除き、復縁は可能です。実際に多くの方が復縁を成功させ、その後結婚をしています。
状況によっては一年以上かかることもあるかもしれませんが、それほど難しくないケースも多いので、本気で一緒になりたいと思っているのなら復縁を目指してみる価値はあると思います。
また、その際、私が復縁をしたときに参考にした7step復縁方法を実践すると、高い成功率が期待できると思います。
この方法に関しては以下の記事を参考にしてみてください。