以下のようなご質問を受けました。
昨日のことなんですけど、彼と喧嘩別れをしてしまいました。
一夜明け、謝って考え直してもらおうと思っているんですけど、いろんなサイトを見ると、謝らないほうがいいとか、時間を置いたほうがいいと書いているサイトが多くて迷っています。
謝ることについての見解と、喧嘩別れからよりを戻すにはどうしたらいいのかを教えてほしいです。
ということで、ここでは喧嘩別れをした場合の復縁方法や正しい謝り方について解説したいと思います。
喧嘩別れとは?
ここで言う喧嘩別れとは、何かがきっかけで喧嘩になり、その流れで別れに発展したケースのことを指します。
- 元々別れ話をするつもりはなかったけど、別れることについては前から考えていて、喧嘩がきっかけとなって気持ちが固まった
- 別れるつもりはなかったけど、喧嘩の内容がどうしても許せなくて、別れを決意した
このようなケースが考えられます。
また、喧嘩をした日は何事もなく終わったけど、それから相手が冷たくなったり、関係が悪化したりして、後日別れを告げられたケースも、喧嘩別れと考えていいでしょう。
喧嘩別れから復縁するために必要なこと
喧嘩別れをしたとき、自分に非がある場合にまずやるべきことは、謝ることです。
別れるつもりはなかったけど、つい感情的になって別れを口にした可能性もあります。その場合、気持ちが落ち着いたら、何事もなかったかのように仲直りできるケースが多いのも事実です。
しかし、あなたに非がある場合、自分から関係を修復しようとするのに抵抗感を覚える人もいます。本来は別れずに済むケースなのに、お互いが意地を張り合ったことが原因で、本当に別れに発展したケースも少なくありません。
「すぐに仲直りできるだろう」なんて軽く考えずに、謝るべきことがはっきりとしているのなら、あなたからちゃんと謝ってください。
喧嘩別れからの復縁を可能にする正しい謝り方
謝るとき、感情に任せて謝罪の言葉を並べても、逆効果になります。
重要なのは、以下の3つです。
- その喧嘩の原因となった自分の言動に触れること
- 相手にどんな思いをさせたのか、それに理解を示すこと
- そして、変わることやもう同じことは繰り返さない、ということを伝えること
1.喧嘩の原因となった自分の言動に触れる
ただ謝るだけでは、「本当に反省しているのか?」と疑問を持たれます。それでは謝ったところで何も変わりません。
しかし、ちゃんと喧嘩の原因となった自分の言動に触れることで、何がいけなかったのか自覚していることが伝わります。
- 何に対して謝っているのか?
- 何に対して反省しているのか?
この「何に対して」の部分が、相手に別れを決意させた原因と一致すれば、復縁を受け入れてくれる可能性が一気に高くなります。
逆にここがずれていると、「何も分かってないんだな…」と思われ、復縁は遠のきます。
2.相手の気持ちに理解を示す
喧嘩の原因となった自分の言動に触れたあと、その言動によってどんな思いをさせていたのか、ということに理解を示すのも忘れてはいけません。
仕事が忙しくて彼女をほったらかしにしていたのなら、「寂しい思いをさせていたよね」という一言が大きな意味を持ちます。
この一言があるかないかで、受け取られ方やあなたへの印象は大きく変わってきます。
3.変わることを伝える
変わることやもう同じことは繰り返さない、ということを伝えるのも重要です。
しかし、ただ「変わるから」と言うだけでは、絶対に信じてもらえません。
- どこを?
- どう変わるの?
少しでもこんな風に思われてしまうと、あなたへの不信感は増すばかりです。
ここでも、何に対して、どう変わろうとしているのか、ということを具体的に伝えるようにしてください。
実際に復縁に成功した方が謝罪をしたときの例文を公開
例えば、相手のことを考えない行動をしていた場合。
これはつい先日、ある女性から実際に相談をいただいたケースです。
その日は会ったときから機嫌が悪かったらしいのですが、その態度に気に入らなくて問いただすと彼が怒り、喧嘩になって、はっきりと理由を教えてくれないまま別れ話に発展したそうです。
その後、謝ったけど、彼の意思は固く、「別れる」の一点張りだったということでした。
そこでその方から詳しくお話を聞くと、彼は夜勤がある仕事をしていて、すごく忙しいときだったのに、彼を気遣ったり労わったりすることなく、「会いたい」と連絡をしたことが原因の可能性が高いと分かりました。
これまでも、彼が「きつい」と言っているにもかかわらず、前から約束をしていたことだからと、半ば強引に誘ったこともあったそうです。
今回別れ話に発展したのは、そういった我慢がとうとう限界に達したからだと思います。
そのことに一切に触れず、とりあえず喧嘩になったことや喧嘩をしているときの言動に対して謝っただけでは、彼がその謝罪を受け入れてくれるわけがありません。
しかし、以下のようにピンポイントで原因に触れて謝罪をしてもらったところ、すぐによりを戻すことができました。
あの日、○○が疲れているのは分かっていたの。でも、○○は優しくて、いつも私との時間を優先してくれていたから、それが当たり前になっていて、私もつい甘えてしまって。
でも○○も、こっちの気持ちも考えてほしいってずっと思ってたんだよね。これまでも同じようなことが何度もあって、そのたびに私のことが嫌になっていったんだよね。てか、彼女なら、何も言われなくても彼のことを一番に考えて気遣ってあげるのが普通だよね。
それなのに、その気持ちに気付けなくて、あーしたいこーしたいって自分のことしか考えていなかったこと、本当にごめん。
自分勝手なことだとは分かってるけど、そこまで嫌な思いをさせていたことを自覚したから、これを機にそういうところは絶対に変えるし、○○のためなら本気で変われると思ってる。
だから、もう一度チャンスをもらえませんか?そして、変わったところを見てもらえませんか?
※一部を抜粋
このように、喧嘩になった原因や自分の言動についてピンポイントで謝罪を行い、変わることを伝え、さらにその上で自分の気持ちを正直に伝えることで、もう一度やり直せる確率は劇的に高くなります。
喧嘩の件を謝るタイミング
謝るタイミングは、相手が冷静さを取り戻した頃、目安としては、別れた日から2~3日後くらいがいいでしょう。感情的になっているときだと、何を言っても聞く耳を持ってもらえない可能性があります。
謝る側も冷静になっていないと、つい余計なことを口走ってしまうかもしれません。
また、原因と向き合う時間や相手の気持ちを理解する時間も必要になってくると思います。
それに時間がかかるようなら、謝るのは、5日~1週間くらい経ってからでもまったく問題ありません。
すでにそれ以上時間が経っている場合でも、気にせずに謝っておいたほうがいいと思います。
謝る手段は電話がおすすめ
謝る手段は、電話ができるなら、自分の口から直接伝えるべきです。そのほうが、反省していることやあなたの想いが伝わりやすいからです。
また、その流れで話し合いや相手の気持ちを聞くこともできます。それでお互いの気持ちを理解し合えたら、自然と復縁話になると思います。
ただし、LINEやメールのように、書いた文章を確認したり、書き直したりすることができません。
電話は一発勝負です。
余計なことを言って台無しにしてしまうリスクもあるので、完全に気持ちが落ち着いてから、冷静になって話をするようにしてください。
もし電話に出てもらえない場合は、LINEかメールで伝えるしかありません。
この場合、どうしても長文になると思うので、メールのほうが適していると言えます。
しかし、普段はLINEしかしていない人もいると思うので、そういう人にはLINEで送ったほうがいいでしょう。
違和感なく読んでもらえるほうを選んでください。
繰り返し謝るのはやめる
では、謝ったのに、相手が許してくれない場合はどうしたらいいのか?
別れが現実味を帯びてきて、急にパニックになり、謝罪を受け入れてくれるまで謝り続ける人がいます。
しかし、闇雲に謝り続けるのだけは絶対にやめてください。
なぜなら、「とりあえず謝っておけばいい感」が伝わってしまうからです。
それではその言葉、その謝罪自体が軽いものになり、相手の心には何にも響かなくなります。
また、見当ハズレな謝罪をしている可能性もあります。「いや、そういうことじゃないんだよ」と思われているかもしれないわけです。
繰り返し謝るのは状況を悪化させるだけ、ということを覚えておいてください。
喧嘩別れの場合も冷却期間は必要なのか?
喧嘩別れをした場合、基本的には冷却期間は必要ありません。
冷静になったら、すぐにでも謝るようにしてください。そして、復縁したいことを伝えてください。
冷却期間なしで復縁できる人も多いと思います。
ただ、すぐに謝っても相手の気持ちが変わらなかった場合は、冷却期間が必要になります。
口先だけでは許してもらえないようなことが原因だったか、喧嘩をしたことは関係なく、もともと相手が別れを考えていた可能性があります。
謝るだけではどうにもならない状況なので、この場合は一旦引き下がり、冷却期間を置くしかありません。原因にもよりますが、2~3か月を目安にしてください。
そしてその後、連絡をして、友達として会える関係を作り、何度か会いながら相手の気持ちを取り戻します。
詳しくは以下の記事で解説していますので、こちらを参考にしてみてください。