「こんな状況なんですけど、復縁は諦めた方がいいのでしょうか?」
こんな相談をよく受けます。
たぶん、多くの人が悩んでいることだと思います。
「復縁したいけど、無理なのが分かれば諦めるしかないし、もうケジメをつけて次に進もうと思う」
あなたも今、こんな風に思っているかもしれませんね。
では、復縁を諦めた方がいいケースってあるのでしょうか?
「復縁を諦めた方がいい」とはっきり言えるケース
私がこれまでに1,000人以上をサポートしてきた経験から言うと、「復縁を諦めた方がいい」とはっきり言えるのは、以下の2つのケースです。
1.交際期間が3か月未満
まず1つ目は、交際期間が3か月未満のケースです。
それは、以下の2つの理由からです。
- 「元々好きというわけではなく、なんとなく付き合ったけど、結局恋愛感情が芽生えることはなかった」というケースが考えられるから
- 我慢ができないほどの性格の不一致や生理的に受け付けないところがあった可能性があるから
好きで付き合ったわけではなかった場合は恋愛対象として見られていない
- 「別に好きではなかったけど、告白をされたからなんとなく付き合った」
- 「寂しくて、とりあえず恋人がほしかった」
- 「失恋による心の穴を他の人で埋めたかった」
こういった理由で交際を始める人も少なくありません。
- でも、好きになれない。
- やっぱり何か違う。
そう感じ、すぐに別れを決意する人が多いのも事実です。
好きで付き合ったわけではない人と我慢して交際を続ける人はいないでしょう。そういう人は、3か月もしないうちに別れを切り出します。
その場合、そもそも恋愛対象として見られていません。
復縁は、好き同士だったカップルだから実現できることです。
何か理由があって一方の気持ちが離れて別れることになっても、元々自分のことを好きでいてくれたのなら、相手の恋愛感情をよみがえらせることが可能で、「やっぱりこの人が好き」と思わせることができます。
でも、「別に好きじゃなかった」「なんとなく付き合ってみたけど好きになれなかった」「好意を抱いていたけど、付き合ってみたら何か違った」という場合は、恋愛感情をよみがえらせることができません。そんなものは元々ないわけですから。
これから友達に戻り、改めて好きになってもらうのも不可能ではありませんが、一度付き合っても恋愛感情が芽生えなかったわけなので、復縁はかなり難しいと思います。
別れたあとも友達として会える関係が続いているのなら、好きになってもらえる可能性はあるかもしれません。
「絶対に合わない」「この人は無理」と思われた場合は諦めるしかない
3か月未満で振られた場合は、我慢ができないほどの性格の不一致や生理的に受け付けないところがあった可能性もあります。
我慢ができないほどの性格の不一致により、「絶対に合わない」と思われたのかもしれません。
- 声や喋り方が苦手
- 食べ方が汚い
- 口臭や体臭が気になる
- 店員への態度が悪い
- 人の悪口ばかり言ってる
- 上から目線で話す
- ナルシスト
このような生理的に受け付けないところがあり、「この人は無理」と思われたのかもしれません。
付き合い始めてから3か月という、本来なら一番ラブラブで楽しい時期に別れたのなら、こういった理由の可能性が高いです。
さすがにその場合は諦めるしかないと思います。
2.相手が婚約、結婚をしている
2つ目は、相手が婚約、結婚をしているケースです。
これは説明するまでもないと思います。
こうなったら、さすがに諦めるしかありません。
復縁の可能性が出てくるのは、婚約破棄や離婚をしたときくらいです。
諦めた方がいいこともあるけど判断が難しいケース
諦めた方がいいこともあるけど判断が難しいケースもあります。
相手に恋人がいる場合や今後恋人ができた場合
「もう相手には新しい恋人がいるんですけど、諦めるしかないですよね」と聞かれることがあります。
また、今は相手が一人でも、いつ恋人ができてもおかしくない状況です。今後他の人と付き合うようになるかもしれません。
相手にすでに恋人がいる場合やこれから恋人ができた場合は、復縁は厳しくなります。
恋人ができたら、その人のことしか見えなくなります。元彼や元カノは完全に過去の人になります。
恋人がいる人には連絡もできないと思います。会おうとするのも非常識ですよね。仮に連絡をしたり会おうとしたりすれば、2人の関係を壊そうとする邪魔な存在だと思われてしまうかもしれません。
そういったことを考えると、こちらからは何もできなくなります。
正直、復縁できないことも多いです。
でも、「諦めた方がいい」とは言えないケースでもあります。
なぜなら、恋人と上手くいかずに別れる可能性もあるから。
恋人と別れたら復縁できる状況になります。実際に復縁できている人もいます。
とはいえ、何年も付き合うかもしれません。
たとえ別れたとしても、それを知ることができる状況になければ、何もできないままです。そうしているうちにまた別の恋人ができるかもしれません。
もしかしたら、恋人と別れることなく、結婚をするかもしれません。
恋人がいる人との復縁は、かなりの賭けになることを頭に入れておいてください。
何年も待ち続けることになる可能性や、いつまで待っても復縁できない可能性もある状況です。
それでも復縁できる可能性がある以上、諦めた方がいいとは言えません。
判断が難しいケースなので、どうするかはよく考えて答えを出してください。
参考記事元彼・元カノに新しい恋人がいる場合の復縁方法|重要なポイントと注意点を解説
まだ恋人はいないけど好きな人がいる場合
- 「『好きな人ができた』と言われて振られた」
- 「今、相手には好きな人がいるみたい」
このように、まだ恋人はいないけど好きな人はいる、という状況も復縁は難しくなります。
恋をしているときというのは、好きな人のことで頭がいっぱいの状態です。元彼や元カノのことは眼中にもないと思います。
他の人にいった気持ちを自分のほうに向けようとしても、未練が伝わるばかりです。興味がない人からアプローチをされても、めんどくさいと感じるだけだと思います。
この状況でできるのは、好きな人と恋人関係に発展しないように祈ることくらいです。
もしその人と付き合うことになれば、前述のとおり、さらに復縁は厳しくなります。
でも、片思いのままで終わるかもしれません。何かがきっかけで気持ちが冷めるかもしれません。
復縁が難しいのは間違いありませんが、今後どうなるかを見てから判断してもいいと思います。
ストーカーのように思われている場合
別れたあとの言動によってストーカーのように思われている場合、相手は恐怖を感じている状態です。
その恐怖の度合いは、どの程度の行為をしたかによって変わってきます。
相手が嫌がっているのにしつこく復縁を迫り続けたのと、家や職場の前で待ち伏せをしていたのとでは、後者のほうが相手の恐怖心は大きくなっていると思います。
そして、「もうこの人とはかかわらないほうがいい」と思われていたとしたら、復縁はできないと思います。
でも、すぐにその行為をやめ、完全に距離を置くようにすれば、恐怖心はなくなっていくかもしれません。一時的に警戒されているだけなら復縁はできるでしょう。
自分がやった言動や相手の性格によっても左右されることなので、判断が難しいところではあります。
ストーカーまがいの行為をしたことが原因でブロックや着信拒否をされた場合は、諦めた方がいいかもしれません。
参考記事ストーカー扱いをされた人が復縁をするためにやるべきこととは?
別れと復縁を繰り返している場合
別れて、復縁をして、また別れた。
こういう人もいると思います。
一度は復縁をしたのであれば、相手にも未練があったんだと思います。
でもそれだけではなく、「今度こそ変わってくれるかもしれない」「もしかしたら次は上手くいくかもしれない」という期待感も大きかったはずです。「チャンスをあげよう」という気持ちもあったと思います。
それなのに再び相手が別れを決意したのなら、「結局何も変わらなかった」「もうこの人との将来は考えられない」と思っている可能性が高いです。
そして、「もう一度チャンスをあげよう」という気持ちは、別れを繰り返すたびになくなっていくと思います。
二度目以降も同じことが原因で振られたのであれば、「変わらない人」と思われているので、もう次はないかもしれません。
参考記事復縁は何回までできる?別れを繰り返すカップルの特徴と復縁するためのポイントも解説
復縁は難しそうだけど諦める必要はないケース
多くの人が復縁は無理だと感じているけど、実はそうでもないケースもあります。
以下のケースは諦める必要はありません。
連絡が取れなくなっていても復縁はできる
別れたあとに連絡が取れなくなると、諦めることを考える人もいると思います。
でも、連絡が取れなくなるのはよくあることです。
特に、別れた直後は感情的になり、冷静さを失うので、まともに連絡が取れる状態ではなくなる人が多いです。
復縁を望んでいるのが伝わっていれば、こっちにはその気がないのを分かってもらえるために、あえて無視をして突き放す人もいます。
でも、そういう人も時間が経てば冷静さを取り戻します。元彼や元カノに対する警戒心や悪いイメージも薄れていきます。
その頃には連絡が取れるようになることがほとんどです。平均で2~3か月後、といったところでしょうか。
正しいアプローチを行えば、復縁も難しくありません。
ブロックや着信拒否をされていても復縁できる可能性はある
別れたあと、ブロックや着信拒否をされる人もいます。
そこまで拒絶されると復縁は諦めるしかないと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
ブロックや着信拒否をされていても、時間が経てば自然と解除してもらえることが多いからです。
- ブロックや着信拒否をしたのはやり過ぎだったと感じたとき
- つらい思いをさせたことへの申し訳なさや罪悪感を覚えたとき
- 付き合っていたときの楽しかった思い出がよみがえってきたとき
- 元彼・元カノのことを考えることが増えたとき
大抵の人は、こういうときにブロックや着信拒否の解除を考えるようになります。
状況によっては時間がかかるかもしれませんが、3か月もすれば解除してもらえるはずです。
また、共通の友人がいる場合は、その人に間に入ってもらうことで短期間で解除してもらえる可能性があります。
とはいえ、その友人が直接ブロックや着信拒否の件に触れると、いかにもこちらが頼んだように思われてしまいます。それをよく思う人はいないと思います。
ポイントは、自然な流れでその件に触れてもらうこと。
- 「最近○○と連絡取ってるの?」
- 「○○から連絡が来ることないの?」
こんな感じで切り出すようにお願いをすると、ブロックや着信拒否をしていることを友人に話すかもしれません。
そうなったときに「解除してあげなよ」と友人に言ってもらうことで、大抵の人は解除してくれます。
ただ、共通の友人がいない場合は待つことしかできません。
もしそれで3か月経っても半年経っても解除してもらえなかった場合は、諦めることも考えた方がいいかもしれません。
諦めたくない人はとりあえず3か月待ってみる
今がどんな状況でも、復縁できる人は、別れてから3か月後、遅くても半年後には状況に以下のような変化が表れるものです。
- 連絡をしたら返信が来る
- 相手から連絡が来る
- ブロックを解除される
- 相手の反応や接し方が変わる
- 距離が縮まったように感じる
なので、ここで挙げたケースに当てはまる人は、とりあえず3か月は何もせずに待ってみてください。待てるなら半年くらい様子を見たほうがいいと思います。
そしてその後、連絡をしてみてください。
そこで返信が来て、友達としてやり取りを行うことや会うことができるようになれば、復縁できる可能性が出てきます。
たとえ返信が来ても、義務的に仕方なく返信をした感じが伝わってきたり、返信が来ないことがあったり、それ以上関係が進展しなかったりしたら、ちょっと厳しいかもしれません。
最初から諦めることを考えなくてもいい
復縁は、難しいケースもあります。「諦めた方がいい」と言われるケースもあります。
でも、やってみなければ分からないことばかりです。
難しいケースでも復縁できることはあります。別れた数年後に復縁できた人もいます。
反対に、簡単だと思えるケースでも復縁できずに終わることも少なくありません。
別れてすぐに友達のような関係になれて、いい感じになれていたのに、復縁を申し込んだら断られた、という相談もたくさん受けてきました。
これはアプローチの仕方に問題があったケースも多いのですが、復縁できそうな状況でも失敗することがあるわけです。
なので、本気で復縁したいと思っている人は、とりあえずやれることをやってみてから判断してもいいと思います。
最初から諦めることを考える必要はないのではないでしょうか?
「やれることはやってみたけど復縁は無理そう」と感じたら、そこで諦めてもいいのではないでしょうか?
その辺のことも含め、一度よく考えてみてください。