「復縁したかったら反省していることを伝えるべきですよね?」

こういう質問をいただくことがあります。

確かに、別れることになったのには自分に非があるケースが多いため、反省しているのを伝えるのは当然のことだと言えます。

ただ、復縁を望んでいるのなら、その前に知っておいてほしいことがあります。

反省の伝え方のポイントや注意点もあります。

反省をしていることを伝えるときには、ここでお伝えすることを参考にしてみてください。

反省していることを伝えたほうがいいパターン

まずは、反省していることを伝えたほうがいいパターンから解説します。

自分から振った場合

自分から振ったけどよりを戻したい場合は、すぐにでもその気持ちを伝えてください。

そして、以下の点について反省していることも伝えてください。

  • 振って悲しませたこと
  • それなのに復縁を望み、相手を振り回していること
  • 自分勝手なことを言っていること
  • 別れ話をしているときにひどいことを言ったのなら、それについての謝罪
  • 相手を突き放すような態度を取ったのなら、それについての謝罪

できるだけ早く伝えれば、高い確率で復縁できると思います。

喧嘩別れをした場合

喧嘩別れをした場合も、すぐに反省していることを伝えるべきです。

  • 喧嘩のきっかけとなった言葉や出来事
  • 喧嘩をしているときに言ったことややったこと

こういったことで反省している点が必ずあると思うので、それを伝えるようにしてください。

たとえ相手に非があったとしても、意地を張っていたら復縁できない可能性があります。

一日でも早く自分から謝り、復縁したい気持ちを伝えることをおすすめします。

別れた原因がはっきり分かっている場合

別れた原因がはっきり分かっている場合も、反省していることを伝えれば、復縁できる可能性が高くなります。

その原因となったことを反省しているのが伝われば、何がいけなかったのをちゃんと自覚できていることが伝わり、「それを分かっているんなら変わってくれるかも」と思ってもらえるからです。

すぐには復縁できなくても、原因について反省していることを伝えておくことは重要です。あなたの印象も変わると思います。

振られた理由が分からない場合は反省していることは伝えないほうがいい

振られた理由が分からない場合は、中途半端に謝罪をすると逆効果になることがあります。

反省していることを伝えても、それが別れとはまったく関係のないことだったら、「この人は何も分かっていない」と思われ、さらに印象が悪くなるからです。「こんなに一緒にいたのに、全然心が通じ合っていなかった」とガッカリすると思います。

何より、振られた理由が分かっていない人と復縁しようとは絶対に思わないはずです。

別れた原因がはっきりしない場合は、無理に反省していることを伝えようとはしないほうがいいと思います。

参考記事別れの原因が分からない場合の復縁方法|成功率を高めるためのポイントを解説

会って伝える?LINEで?電話で?反省を伝える手段について

会って伝えるか、LINEで伝えるか、電話で伝えるか。

基本的にはどの手段でも構いません。反省していることさえ伝わればいいので。

あとは状況に応じて選んでいただけたらいいと思います。

会って伝えたほうがいい人

まず、別れたあとも会えている状況なら、会ったときに直接伝えるのがベストです。本人を前にして、顔を見ながら、自分の言葉で話すのが、本当に反省していることが一番伝わりやすいからです。

相手の表情や反応も確認できます。反省していることを分かってもらえたかどうかも、その反応からある程度判断できると思います。

ただ、避けられている場合は、そのために会おうとするのはやめたほうがいいです。

「会いたい」「話がある」と言えば、その時点で復縁話だと思われ、警戒されます。「謝りたいから」と伝えても、「別に会う必要はないでしょ」と思われるだけです。

無理に誘っても、気まずい時間が流れるだけだと思います。

電話で伝えたほうがいい人

別れたあとは会っていないけど、電話をすることはある。

こんな人は、電話で伝えるのがいいと思います。

電話で話せる状況なら、文字よりも自分の口から伝えたほうがいいのは当然のことです。

顔は見えないけど、その受け答えから相手の反応も分かると思います。

ただ、電話では冷静に話せそうにない人は、LINEかメールにしておいたほうがいいでしょう。

話しながら感情的になってしまったら、せっかくの謝罪も台無しになります。不安なら無理に電話をするのはやめたほうがいいと思います。

LINEかメールで伝えたほうがいい人

  • 別れるときにしつこくすがった
  • 何度も復縁を迫った
  • 連絡をしても無視されることがある
  • 相手の対応が素っ気ない
  • 避けられている気がする

このどれかに当てはまる人は、確実に相手から悪いイメージを持たれています。そして、警戒されています。

この場合はLINEかメールにしたほうがいいです。

反省していることを伝えても無視されるかもしれません。返信が来ても、文字からは相手の反応も分かりづらいと思います。

でも、何をどう伝えるかをじっくり考えることができます。伝えたいことをちゃんと伝えられます。どんなに警戒されていても、内容は確認してもらえると思います。

たとえ返信がなかったとしても、反省していることを分かってもらえたら、警戒心や悪いイメージもすぐに薄れていくでしょう。

謝罪や反省を伝えるおすすめのタイミング

謝罪や反省を伝えるタイミングは、以下を参考にしてみてください。

別れた直後~2週間以内

別れた直後は、これまでの自分の言動についての謝罪や反省を伝えるのにおすすめのタイミングです。

反省しているのを別れてすぐに伝えることで、もう一度チャンスをもらえることがあります。

お互いの気持ちが少し落ち着く頃である1~2週間後も、反省しているのが伝わりやすいタイミングです。

自分のダメだったところと向き合う時間ができる分、何に対して反省しているのかが明確に伝わるようになるので、相手が復縁を考えてくれる可能性も高くなります。

ただ、2週間を過ぎると、もう終わったこと、という認識を持つ人が増えます。時間が経つほど、「今さら謝られても…」と思う人が多くなります。

中途半端に謝罪をすると、忘れかけていた当時の嫌な記憶をよみがえらせることにもなりかねません。

別れてから2週間以上経っている場合は、そのまま相手と距離を置いたほうがいいと思います。

冷却期間後に連絡をするときや会うとき

復縁をするためには、相手と距離を置く冷却期間が必要になることがあります。

現時点では復縁の可能性がないパターンの人でも、しばらく距離を置くことで相手の心境に変化が表れ、友達に戻ることや「復縁したい」と思ってもらうことが可能になるからです。

そして冷却期間が必要な場合は、その後連絡をして、会って、もう一度好きになってもらえるようにアプローチをして、という流れで進めていきます。

そのどこかのタイミングで謝罪や反省の気持ちを伝えるのもおすすめです。

  • 友達として連絡が取れるようになったとき
  • 久しぶりに会ったときや何度か会ったとき
  • 相手が好意を持ってくれているのが伝わってきたとき

こんなタイミングで、「あのときはごめんね」という感じで謝ると、相手も冷静に謝罪を受け入れてくれます。

時間が経ったからこそ分かることもあると思います。

あのときは自分のことしか考えていなくて、こういう気持ちであんなことをやってしまったけど、今考えたら本当に自分勝手だったなって思う。

こんな風に伝えたら、あなたが反省していることと成長したことが同時に伝わります。「変わったんだな」と思ってもらえて、それだけで相手が復縁を考えるようになることもあります。

別れた直後に反省していることを伝え、冷却期間後にも改めて当時のことを謝ると、さらに効果的です。

復縁するための反省の伝え方のポイントと注意点

復縁できるかどうかは、反省の伝え方でも変わってきます。

ここからは、反省の伝え方のポイントと注意点について解説します。

別れの原因となったことと別れたときの言動についての反省を伝える

反省していることを伝えるときには、以下の2つのことに触れるようにしてください。

別れの原因となったことについての反省

まず伝えないといけないのは、別れの原因となったことについての反省です。

相手が別れを決意したのには必ず理由があります。そしてその原因となったことには、あなたの言動が関係しているはずです。

復縁を望んでいるのなら、そのことについての謝罪や反省していることを伝えるのは必須です。

  • 自分が言ったことややったことを反省していること
  • 相手の気持ちを考えていなかったこと
  • 自分の問題点を自覚しながらも変われなかったこと

こういったことを伝えるようにしてください。

別れたときの言動についての反省

別れるとき、冷静に話し合いをして、すんなりと別れを受け入れることができた人は少ないと思います。

たぶんあなたも、しつこくすがったり、何度も復縁を迫ったり、言い合いになったりしたのではないでしょうか?

だとしたら、別れたときの言動についても反省していることを伝えるべきです。

別れたときの言動のせいでさらに嫌われた可能性もあります。

でも、ちゃんと謝れば、あなたが言ったことややったことを許してもらえると思います。

その謝罪をすぐには受け入れてもらえなくても、反省していることが伝わっていたら、時間とともにあなたへの悪いイメージもなくなっていくはずです。

反省していることをストレートに伝える

反省していることを伝えるときには、余計なことを考える必要はありません。

反省していることをストレートに伝えてください。

  • どういうところを反省しているのか
  • 自分のどんな言動について謝っているのか

それがはっきり伝われば大丈夫です。

いろいろ考えるよりも、自分の言葉で、自分が本当に悪かったと思っていることを伝えるのが一番です。

相手の気持ちに理解を示す

ただ反省していることを伝えるだけでなく、相手の気持ちに理解を示すことも重要です。

自分の言動のせいで相手にどんな思いをさせていたのか?

まずはそれを考え、相手の気持ちを理解しようとしてください。

  • 「あんなことを言ってしまって、あのとき○○はこう感じただろうな」
  • 「自分勝手なことをしてしまったけど、本当はこうしてほしいと思っていたんだろうな」

こんな風に、相手の気持ちを理解できる部分も出てくると思います。

反省していることを伝えるときには、そのことにも触れるようにしてください。

あんなことをして(言って)本当にごめん。自分のことしか考えていなくて、○○にはこんな思いをさせたよね。

こうなってほしいって○○は思っていたはずなのに、別れるまでそれに気付けなくて(変われなくて)、いっぱい我慢をさせたと思う。

こういう伝え方ができたら、「やっと分かってくれたんだな」と思ってもらえます。

心が通じ合えたように感じ、それで復縁を決意する人も多いです。

冷静に伝える

冷静に伝えるということも絶対に守ってください。

別れた直後に反省していることを伝え、謝罪をしようとすると、どうしても感情的になってしまう人が多いです。

何を言っているのか分からなくなったり、「どうして分かってくれないの?」と相手を責めるようなことを言ったり、「○○にもこんなところがあったじゃん」「こっちだって我慢してたんだよ」と相手にも非があるようなことを言ったりする人もいます。

これでは「本当に反省しているの?」と思われ、確実に印象が悪くなります。

たとえ謝罪や自分の気持ちを受け入れてもらえなかったとしても、最後まで冷静さを保つようにしてください。

反省しているのを伝えるのは一度だけにする

心から反省していたとしても、何度もそのことを伝えられると鬱陶しくなるものです。言えば言うほどその言葉が薄っぺらく聞こえることもあります。

反省しているのを伝えるのは一度だけにしてください。一度伝えて何も変わらなかったとしても、何度も繰り返すのは逆効果になります。

ただ、別れた直後に一度謝り、冷却期間後に「あのときはごめんね」と改めて反省していることを伝えるのはありです。

謝罪を受け入れてもらえなかったらすぐに引き下がる

反省していることを伝えても、相手がそれを受け入れることができないこともあります。

  • 何を言っても相手にされない
  • 聞く耳を持ってもらえない
  • 許してもらえない
  • 相手の反応がそっけない
  • 気まずくなって無言の状態が続く

こんな場合はしつこく謝罪をして何かが変わる状況ではありません。お互い感情的になるだけです。

無理だと思ったら、すぐに引き下がるようにしてください。

復縁を受け入れてもらおうとは考えないこと

あなたが今、反省していることを伝えようと考えているのは、復縁を望んでいるからだと思います。

復縁できる反省の伝え方を知りたくてここを読んでいると思いますし、もちろん私もそのことについて書いています。

ここでお伝えしたことを参考にしていただければ、復縁できる可能性は高くなります。

ただ、「何を言われてもよりを戻すつもりはない」と思っている人の気持ちを変えることはできません。

そもそも反省していることを伝えるのは、自分の言動を心から反省し、申し訳ないことをしたという気持ちがある人がそれを謝るのが本来の目的です。

その謝罪を受けて復縁するかどうかを決めるのは、相手です。

それなのに多くの人は、反省していることを伝え、その流れで復縁を申し込んでいます。

相手が感じるのは、「結局復縁が目的なんだな」ということ。復縁したいから謝っているだけ、という印象を持たれてしまうんです。それでは、心から反省しているようには受け取ってもらえません。

復縁に繋げるために重要なのは、復縁を受け入れてもらおうとは考えないことです。

復縁についての話はせずに、ただ反省していることを伝え、謝るんです。

それで気持ちが変われば、相手のほうから復縁話を持ちかけてくれます。

すぐには無理でも、ちゃんと反省していることが伝われば、良い印象を持ってもらえます。友達に戻れて、復縁できる可能性も高くなります。

復縁を望んでいたとしても、反省していることを伝える本来の目的を忘れないようにしてください。

何度も同じことを繰り返した場合は相手にされない可能性がある

前述のとおり、復縁するかどうかを決めるのは、相手です。

心から反省していることが伝われば、それだけで復縁できる人はたくさんいます。

でも、その反省自体を信用してもらえないこともあります。

特に、何度も同じことを繰り返した場合は、反省していると伝えても相手にされないことが多いです。

「これまで何度も変わるチャンスがあったはずなのに、全然変わらなかった。今回も結局口だけでしょ」と。

もちろん、反省していることはちゃんと伝えるべきです。

でも、何を言っても信用してもらえない可能性があることだけは頭に入れておいてください。

その場合は反省していることを分かってもらおうとしても絶対に無理なので、すぐに諦め、距離を置くようにしてください。