冷却期間後、元彼・元カノと一度会っただけで復縁できることはほとんどありません。
最初は「警戒心を解くこと」と「良い印象を与えること」が重要で、また会える状況を作ることが目的です。
復縁をするためには、何度か会って、少しずつ相手の恋愛感情を取り戻す必要があります。
ここでは主に、2回目以降のデートで意識してほしいポイントについて解説したいと思います。
別れたあとの最初のデートのポイントについては、「復縁デートを成功させるための10のポイント」という記事で詳しく解説しています。
元彼・元カノとの2回目以降のデートで意識してほしい5つのポイント
2回目以降は、以下の5つのポイントを意識して、少しずつ距離を縮めていきましょう。
- 付き合っていたときの感じを少しだけ出す
- 付き合っていたときに呼んでいた呼び方をしてみる
- 感情を出す、感情表現をする
- 何か軽めの相談をしてみる
- 軽くボディタッチをするのは効果的だけど、あまり意識する必要はない
1.付き合っていたときの距離感で接する
「好きになってもらおうとする意識は必要はない」ということをお伝えしましたが、デートをするときには、懐かしさや安心感を与え、付き合っていた頃を思い出させることだけは常に意識しなければなりません。
恋人だったときの感覚や雰囲気を味わわせることで、相手が復縁を意識しやすくなるし、復縁後のこともイメージさせることができるんですね。
では、どうすれば付き合っていた頃を思い出させることができるのか?
一番簡単で効果的なのが、付き合っていたときの距離感で接することです。
接し方、言葉遣い、リアクションなど、付き合っていたときと同じような態度を取ってみてください。
2人の関係性を再現してみるのもおすすめです。
例えば、相手がいじられキャラで、あなたがよくふざけていじっていたのなら、同じように接して、当時の関係性を再現してみるということです。
最初のうちは様子を見ながら恐るおそる接する人が多いと思うのですが、2回目以降のデートでは、そうやって距離を詰めることも意識してみてください。
ただし、最初から最後までその距離感で接していると警戒される可能性も出てきます。友達の距離感で接しながら、たまに恋人感覚を意識させるくらいにしておいて、メリハリをつけるようにしましょう。
2.付き合っていたときに呼んでいた呼び方をしてみる
同じように、付き合っていたときに呼んでいた呼び方をするのも効果的です。
基本的に、別れたからといって呼び方を変える必要はありません。
わざとらしく名字で呼んだり、下の名前を呼び捨てにしていたのに、くん付け、さん付け、ちゃん付けで読んだりする人もいるのですが、これは絶対にダメです。相手のことを意識しまくっているのが伝わりますし、自分を振った相手への嫌味にも聞こえますからね。
普通に名前で呼んでいた人は、そのままの呼び方をしてください。
でも、名前の原型をとどめないような特別な呼び方をしていた人や、人前では恥ずかしくて言えないような呼び方をしていた人もいると思います。
そんな人は、別れたあとは基本的に下の名前で呼びながら、2回目以降のデートでは、つい言っちゃったという感じで、あなただけの呼び方をしてみてください。
忘れかけていた付き合っていた頃のことが蘇ってくるはずです。
名前の呼び方については以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事元彼や元カノの名前、別れたあとは何と呼べばいい?復縁に繋がる呼び方は?
3.感情を出す、感情表現をする
2回目以降のデートでは、感情を出すこと、感情表現をすることも忘れてはいけません。
「楽しい」「嬉しい」「落ち着く」などの感情を、言葉や表情、身振り、仕草で表現するようにしてください。
- 面白いことがあったら思いっきり笑ったり、
- 思わず口に出してしまったという感じで、「やっぱり〇〇といると落ち着くなぁ」とポロッと言ってみたり、
- バイバイをするときに「今日は楽しかった」と伝えたり、
そうやってちゃんと感情表現をしないと、たとえ相手が好意を持ち始めていたとしても、あなたがどう思っているのかが分からずに不安になるんです。
警戒されないようにいつまでもよそよそしい態度を取っていると、今度は相手が「一緒にいてもつまらないのかな」「もう気持ちが離れちゃったのかな」と思い始めるんですね。そして、動き始めた気持ちにブレーキをかけるようになるわけです。
不安にさせる駆け引きをするにはまだタイミングが早い
立場が逆転するので、有利になると思う人もいるかもしれません。
しかしまだこの段階では、相手の感情がほんの少し揺れ動いただけの状態です。「別れ」と「復縁」を天秤にかければ、圧倒的に「別れ」が上回っています。
そこからもう一度好きになってもらうには、少しずつ相手の気持ちを高めていかないといけません。
それなのにそこで不安にさせてしまうと、一気に気持ちが冷めたり、「もう会わないほうがいいのかな」と思わせてしまうので、注意が必要です。
わざと不安にさせて、相手に追いかけさせるような駆け引きが必要になることもあるのですが、それが効果を発揮するのは復縁間近のタイミングです。
- 相手が好意を持ってくれているのは伝わってくるけど、態度が煮え切らない
- なかなか関係が進展しない
そんなときに、最後の一押しをするために駆け引きをして相手を不安にさせることで、あなたの大切さに気付かせることができるんですね。少し冷たくする、パタッと連絡をやめる、などの定番のやつです。
この段階で駆け引きをするのは逆効果になります。
何度も会えている場合は好意を見せることも必要
「好意を見せてはいけない」
いろんなサイトを見ると、こう書かれていることが多いと思います。
確かにそれは事実です。別れた直後や冷却期間中は、ほとんどのケースにおいて未練や好意を見せるのはNGです。
しかし、連絡が取れて、2人で食事にも行けて、その後もまた会えるようになった段階では、少しは好意を見せないと相手との距離が縮まらないんです。
すでに何度も会えているのなら、もう警戒心はほとんどなくなっているはずです。相手も多少は好意を持ってくれていると言っていいでしょう。
そこまで来たら次のステップに進めるためにも、好意をアピールする最低限の感情表現が必要です。あまり恐れずに、自然体で、そのときの感情を表してみてください。
4.何か軽めの相談をしてみる
何か相談に乗ってもらうことで、あなたのことを考えさせることができます。
別れたとはいえ、好きだった人から相談をされると頼られていると感じ、「この人の力になってあげたい」と思うものなんです。その結果、再び恋愛感情が芽生えてくることも少なくありません。
ただし、重い相談は相手を困らせてしまうのでやめておいたほうがいいでしょう。何か少し悩んでいることなどがあれば、軽めの相談をしてみてください。
そして相手がアドバイスをくれたら、それに共感をして、素直に受け入れるようにしてください。
たまに自分から相談をしておきながら、「いや、でも…」とか、「そういうことじゃなくて…」「そんなことをしても…」など、せっかくのアドバイスを頭ごなしに否定する人がいるのですが、こんなことをしたら相手の気持ちは一気に冷めてしまいます。
だって、かわいくないじゃないですか?
「じゃぁもう知らねーよ!」「自分でどうにかして!」って思う人だっていると思います。
自分は必要とされていないんだな、この人の役には立てないんだな、と思わせてしまうので、よほど変なことを言われない限りはアドバイスを素直に受け入れ、「ありがとう」と感謝を伝えるようにしてください。
5.軽くボディタッチをするのは効果的だけど、あまり意識する必要はない
ボディタッチはそれほど重要ではないのですが、余裕があれば、そしてさり気なくできるシチュエーションがあれば、軽くやってみてください。2人の距離を縮めることができると思います。
ただし、やり過ぎや不自然なものは逆効果になるので、注意が必要です。
やたら意識してボディタッチをする人もいるのですが、この段階では、相手はまだ一線を引いている状態である可能性が高いです。別れた人からのボディタッチに違和感を覚える人もいるので、あまり意識し過ぎないほうがいいでしょう。
付き合っていた人に軽くボディタッチをしたくらいでは、それほど大きなときめきを与えることはできませんからね。
もちろん効果はあるのですが、ボディタッチに過度な期待は抱かないほうがいいと思います。無理をしてやる必要もありません。
元々ボディタッチをしていなかった人はやめておいたほうがいい
あと、付き合っていたときによくボディタッチをしていたかどうかも考慮すべきです。
よくボディタッチをしていた人であれば、相手も違和感を覚えることはないと思います。「ついしちゃった」という感じでやっちゃえばいいでしょう。そういう人は何の問題もありませんし、懐かしさや親近感を与えることができるはずです。
反対に、あまりボディタッチをしなかった人の場合、無理にやろうとすると不自然になるだけです。
警戒される原因になるので、そういう人はやめておいたほうがいいと思います。
2回目以降はどんなデートでも構わない
「どんなデートをしたらいいんですか?」
よく聞かれるのですが、どんなデートでも構いません。
基本的に、最初のデートでは食事に行くのをお勧めしています。
気軽に誘いやすく、相手も抵抗なくOKをしやすいからです。
でも2回目以降は、ドライブに行こうが、映画を見に行こうが、カラオケに行こうが、ゲームセンターに行こうが、誰かのライブに行こうが、買い物をしようが、何でもOKです。
誘いやすいものを選んでもいいですし、会話の流れで「今度映画を見に行こう」ということになれば映画を見に行けばいいだけの話です。
どんなデートをするか、ということよりも、どんな時間を過ごすか、どう接するか、ということのほうが大事なので、そこを勘違いしないようにしてください。
一日中一緒に過ごすのはやめたほうがいいですし、体の関係を持つのだけはダメですが、それ以外なら特に問題はありません。
不安なら、食事に行くデートを続けていればいいと思います。食事に行くだけでも復縁できるので、安心してください。
好きになってもらおうとする意識は捨てること
復縁を望んでいる元彼・元カノとデートをするのは、もう一度好きになってもらうためです。
しかし、気に入られよう、好きになってもらおう、という意識を持つ必要はありません。
ここを勘違いしている人が多いのですが、元々あなたのことが好きで、恋人関係にあった人が相手です。
好きだったけど、それ以上に嫌なところがあったから別れを選んだ。
それだけのことです。よほどのことがない限り、憎しみを抱くほど嫌いになっているわけではありません。
顔も見たくない、声も聞きたくない、今後一切関わりを持ちたくない、と思っている人はほとんどいないと思います。
つまり、復縁を妨げている障害(別れの原因)さえ取り除くことができれば、もう一度好きになってもらえるわけです。
そのために必要なのは、変化を感じさせることです。
別れの原因をもとに変化をアピールし、その原因やあなたの悪い印象を払拭できれば、気に入られようとしなくても相手の気持ちを取り戻すことは可能です。
好きになってもらおうとする意識が強いと、必ず復縁デートに失敗します。そのことは頭に入れておいてください。
参考記事復縁デートに失敗した場合の対処法|次はいつ誘えばいいのか?
正しくデートを重ねて確実に復縁を成功させよう!
「最初のデートでは良い印象を与えられたけど、次のデートで失敗した」
「何度かデートを重ねたけど、あるときから会えなくなった」
こんな人、結構多いです。
そして一度上手くいかなくなると、そこから挽回するのはかなり難しくなります。
しかし、ここでお伝えしたことを意識していただければ、関係は良い方向に進展していくと思います。
あなた自身が楽しむこと、相手にも「楽しい」と思ってもらうことが何よりも重要ですが、それ以外のポイントも意識していただくことで、より確実に復縁成功を近づけることができるはずです。
ぜひ参考にしていただければと思います。