「元彼(元カノ)と復縁したいけど、そっけなくするのって効果があるのか?」
よくこんな相談を受けます。
そっけない態度を取るというのは、恋愛の駆け引きをするときの手段として定番のものですよね。
復縁でも効果があるんじゃないか、と考えるのは当然のことだと思います。
では、実際のところはどうなのでしょうか?
復縁をするためにそっけなくするのはやめたほうがいい
まずは結論からお伝えします。
復縁をするためにそっけなくするのはやめたほうがいいです。
理由は単純です。
そっけなくしたくらいで復縁できることはないから。
それどころか、そのせいで復縁に失敗する可能性のほうが高いくらいです。
考えてみてください。
別れたくて恋人を振り、別れることができてせいせいしている人にそっけなくしたところで、何か効果があると思いますか?
何とも思わないはずです。
- 「怒ってるのかな」
- 「拗ねてるのかな」
- 「振られたことを根に持ってるんだろうな」
そう思われるだけです。
そんな人の相手をするのはめんどくさいので、多くの人は距離を置こうとするでしょう。
また、相手によりを戻す気がなければ、そっけなくされて感じるのは、申し訳なさです。
振って悲しませ、復縁をお願いされても断ったから、自分への当てつけでそんな態度をとっているんだろう、と考えます。同時に、自分が責められているようでつらくなります。
そして、もう完全に関係を断ったほうがいいのかもしれない、と思うようになります。
実際に、そっけなくしたことで連絡が取れなくなったケースもたくさん見てきました。
復縁をするための駆け引きのつもりが、逆に状況を悪化させてしまうことがあるわけです。
安易にそっけなくしようとするのはおすすめしません。
喧嘩別れの場合は絶対にそっけなくしたらダメ
特に気をつけてほしいのは、喧嘩別れをした場合です。
喧嘩別れをしたのにそっけなくしたら、まったく反省をしていないように受け取られます。逆ギレをしているように思われるかもしれません。
それでは相手の怒りも増します。
喧嘩別れをしたのなら、とにかく謝ることが重要です。自分に非があるのならそれを認め、すぐにでも謝るようにしてください。
その後もそっけない態度を取ってはいけません。
そっけなくして効果があるのは相手に未練が残っている場合
そっけなくすることで復縁に効果があるのは、相手に未練が残っている場合です。
まだ好きな気持ちがあって、本当に別れるべきか迷っているとき、復縁したいという気持ちになっているときにそっけなくすれば、もうあなたの気持ちが離れ始めていると感じ、焦り始めます。そして、復縁を決意します。
でも、未練が残っている場合は、あえてそっけなくしなくても復縁できる状況です。
別れたあとも相手から連絡が来るはずですし、会うこともできるはずです。余計なことをしなくても、普通にやり取りをしたり会ったりしていれば戻ってきてくれます。
つまり、復縁したいからといって意図的にそっけなくするのにはそれほどメリットがないわけです。
そもそも、相手に未練が残っているかどうかなんて分からないと思います。
相手から連絡が来るのも、会おうと誘われるのも、もう完全にあなたのことを友達として見ているからかもしれません。
相手がより戻すことを考えている場合は効果が期待できますが、そうでなければ逆効果になってしまいます。
そっけなくするよりも友達として自然体で接したほうが復縁の可能性が高くなる
そっけなくすると、すれ違いや気まずさが生じます。
それでは一向に距離が縮まりません。関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。
復縁をするためには、まずは友達に戻り、その関係を続けることが重要です。友達として連絡を取ったり会ったりしていると、相手の気持ちや2人の関係性が少しずつ変わってくるからです。
そして友達関係を続けるためには、あなたが友達として自然体で接することが重要になってきます。
そうすることで相手に余計なことを考えさせずに、純粋に友達としてやり取りを行うことや会うことを楽しんでもらえるようになります。
そして、そんな時間を「楽しい」と思ってもらえたら、相手は復縁を意識するようになります。
そっけなくするよりも、友達として自然体で接したほうが復縁の可能性は何倍も高くなります。
そっけなくするのがおすすめのシチュエーション
じゃあ、そっけなくするのは全く意味がないのか、というと、そういうわけではありません。
そっけなくするのがおすすめのシチュエーションもあります。
それが、いい感じになってきたけど、それ以上関係が進展せず、なかなか相手から復縁を申し込んでもらえないときです。
復縁成功まであと一歩の状態から進まないこともあります。
それには以下の理由が考えられます。
- 相手が最後の最後で迷っている
- 今の関係性が心地いいと感じている
- 焦って復縁をする必要はないと思っている
- 復縁を申し込む勇気がない
- 自分から振っておいて、都合よく「よりを戻したい」は言えないと思っている
この状況を打開するためには、何かきっかけが必要です。
そのきっかけとして有効なのが、そっけなくすることなんです。
いい感じになっているときに急にあなたがそっけなくなると、「あれ?どうしたんだろう?何かしたかな?」と相手は不安になります。
そして、「もしかしたら、もう自分からは気持ちが離れて次に進もうとしているのかもしれない」と感じるようになります。
すると、このままだと手遅れになると思い始め、相手が復縁を決意するようになるわけです。
- 友達以上恋人未満の状態から進まない
- 復縁できそうな感じはするけど、そこから何をしたらいいか分からない
そんな人は、そっけなくしてみると関係が進展すると思います。
そっけなくするときに意識してほしいポイント
そっけなくするときには以下の点を意識してください。
相手がほんの少し違和感を覚えるくらいのそっけなさを意識する
まず意識してほしいのが、相手がほんの少し違和感を覚えるくらいのそっけなさで接することです。
はっきり分かるようなわざとらしいそっけなさではなく、「どうしたんだろう?いつもとちょっと違う気がする」と感じさせる程度のそっけなさを意識してください。
連絡を取るときに返信を遅らせて、返信内容もちょっとだけそっけなくするくらいでちょうどいいと思います。
顔が見えない分、それだけでも相手は不安を感じるようになります。
注意してほしいのは、会ったときにそっけなくすること。一時的にそっけなくするつもりでも、どうしても気まずい雰囲気なり、その日のデートが台無しになってしまうからです。
ただ機嫌が悪いだけのように受け取られることもあります。相手も機嫌が悪くなったり、一緒にいてつまらないと感じたりして、今後の関係に影響が出てくる可能性もあります。
会ったときには楽しく過ごすようにしてください。
やりすぎは失敗の原因になるから注意が必要
そっけなくしようとして復縁に失敗する人の多くは、やりすぎているのが一番の原因です。そっけなくし過ぎているんですね。
あまりに対応の仕方が変わると、「なんなのこの人?」「何考えてるか分からない」と思われ、反感を買ってしまうことがあります。
そんなのに振り回されたくないから、相手もそっけない対応になります。
その後、また前みたいに接してくるようになっても、対応の仕方がころころ変わるのが理解できずに、意地になって突き放すような態度を取り続ける人もいます。
それで関係性が崩れてしまうことも少なくありません。
そっけなくする場合も、前述のように、相手から連絡が来たときにちょっとそっけない対応をする程度にしてください。
一度そっけなくするだけで十分
何度もそっけなくしていると、相手は「またか」と感じ、あなたに振り回されるのにウンザリしてきます。
考えてみてください。
頻繁にそっけなくなる友達がいたら、どう思いますか?
「今度は何だよ」「めんどくさいなぁ」と感じると思いませんか?
相手にそう思われるのは避けたいですよね。
そっけなくするにしても、基本的には一度やるだけで十分です。
連絡を取っているときなら、その日のやり取りは一貫してそっけない感じを出して、翌日以降は普段どおりに接するようにするといいでしょう。
簡単な駆け引きをするのも効果的
そっけなくするのとは意味が変わってきますが、かなり距離が縮まっているのであれば、簡単な駆け引きをするのも効果的です。
- 返信を何時間も遅らせる(返信をするときには遅れた理由を伝える)
- 数日連絡をしないようにする
- デートに誘われても「他に予定がある」と言って断る
- 会ったときも「このあと予定があるから」と言って早めに帰る
このような駆け引きをすると、相手の気持ちを揺さぶることができます。
ただ、これもやりすぎは逆効果になるので気をつけてください。
とりあえず一度やってみる、というくらいの感覚でやればいいでしょう。
まとめ
復縁をするために何も考えずにそっけなくするのはおすすめしません。その理由はここでお伝えしたとおりです。
復縁できそうな雰囲気になったらやってみる価値はありますが、まずは気軽に連絡を取ることや会うことができる友達関係を作り、その関係を続けることを一番に考えるべきです。
そのためには以下の記事が参考になると思います。
友達に戻るための意識してほしいことや友達状態から復縁する方法について書いています。