彼と別れたばかりなのですが、警戒されているような気がします。具体的には何度か連絡は取っているけど、彼は仕方なく返信をしているような感じです。
ただ、返信が来ないこともあります。
このような場合はどう対応するのがベストなのでしょうか?
このような相談を受けました。
別れたあとは警戒されることがあります。
- 別れ話をしているときや別れたあとにしつこく縋(すが)った
- 別れたあとに何度も復縁を迫った
- 復縁を望んでいるのが伝わっている
こんな場合は相手の警戒心が強くなります。「別れたくない」と一度言っただけで警戒されることもあります。
そして警戒されると、連絡すら取れなくなることもあります。
復縁したい場合は、どうにかしてその状況を変えないといけません。
では、警戒されている場合はどうすればいいのか?
復縁したいときの対応の仕方について解説しています。
警戒されている状況とは?警戒されているかどうかの判断基準
警戒されている状況とは、どんな状況なのか?
まずは、警戒されているかどうかの判断基準について解説します。
連絡をしても無視される
連絡をしても無視されている状況なら、確実に警戒されていると判断できます。
- 連絡を取るのも抵抗があるくらい悪く思われている
- 連絡を取っているといつ復縁話をしてくるか分からないと警戒されている
- 返信をすればめんどくさいことになりそうだと思われている
- 中途半端に連絡を取っていると勘違いさせるかもしれないと思っている
- もう連絡はしないでほしいと思っているから、それを分からせるために無視している
このような可能性が考えられます。
「連絡はしてこないで」と言われた
そこまではっきりと拒絶された場合は、かなり強く警戒されています。
しつこく復縁を迫った場合や、別れを選んだ相手の気持ちを理解しようとしなかった場合は、こんな風に言われることがあります。
早く忘れたい、別れたあとに警戒しながら過ごしたくない、という人は、「連絡はしてこないで」と言ってまで関係を断とうとします。
連絡をしても返信が来ないことがある
完全に無視されているわけではないけど、連絡をしても返信が来ないことがある場合も、警戒されている可能性が高いです。
- でも、完全に無視をするのは気が引ける。
- 罪悪感があり、性格的にそこまではできない。
そんな人は、必要最低限の返信をするだけにすることで、これまで通りに連絡を取る気はないことを分かってもらおうとします。
連絡をしても返信が遅い
別れる前と比べて明らかに返信が遅いのも、警戒しているときに見られる反応です。
- 連絡を取ることに抵抗があるけど、無視はできないから、仕方なく返信をしている
- 返信をするのがめんどくさいと感じている
- わざと返信を遅くすることで、連絡を取るのが嫌なことを分からせようとしている
相手の心境としては、このどれかが当てはまると思います。
相手のほうから連絡が来ることがない
警戒されていると、相手のほうから連絡が来ることはほとんどありません。
その一番の理由は、勘違いさせたくないからです。
別れたあとも友達でいたいと思っている人でも、「自分から連絡をして、復縁できるかもしれないと思われたら嫌だな」と警戒し、連絡はしないようにする人もいます。
会ったときに相手が素っ気ない
会ったときに相手が素っ気ない場合も、警戒されていることが考えられます。
特に別れた直後で、自分が会いたくて会ったわけではなく、事情があって会うしかなかった場合や誘われて断れなかった場合は、冷たくされることがあります。
単純に楽しくないことや気まずいことが理由として挙げられますが、警戒心があると、あえて冷たくする人もいます。やり直す気がないことを分からせるためです。
会ったときに相手が一番警戒するのは、復縁話になることです。
そうなるのを避けるために素っ気ない態度を取る人も少なくありません。
元彼や元カノに警戒されている場合の対応の仕方を状況別に解説
元彼や元カノに警戒されている場合は、どの程度警戒されているか、その度合いによって対応の仕方が変わってきます。
【ケース1】一切連絡が取れない場合
まずは一番警戒の度合いが強いケースから。
- 別れた直後から一切連絡が取れない
- 最初のうちは連絡が取れていたけど、しつこく復縁を迫ったせいで無視をされるようになった
このようなケースがあります。
この場合、完全に嫌われたと思う方が多いのですが、そうではありません。
実際にこの状態から多くの方が復縁を成功させています。
連絡が取れない4つの理由
連絡が取れない理由として考えられるのは、以下の4つです。
- 別れの原因となったことやその後のあなたの対応に対して怒っている
- 別れを選んだ自分の気持ちを分かってもらえなくて何もかも嫌になっている
- しつこくてウンザリしている
- また復縁を迫られるのが分かっていて、何度も断るのがつらいから、それを避けるために無視をしている
こういったことが主な理由だと思います。
そして無視をしているということは、「今は連絡を取るつもりはないから、もうLINEもメールも電話もしないでくれ」という相手の意思表示でもあります。
時間を置くのがベストな対応
この場合のベストな対応というのは、もう連絡はせずにしばらく時間を置くことです。それしかありません。
もし別れの原因に対して怒っていたとしても、時間が経てばその怒りは収まってきます。そして「もう別れを受け入れた」というのが伝われば、それだけで相手の警戒心はなくなっていきます。
2か月以上は連絡をせずに待ったほうがいいでしょう。
警戒心の強さを考えると、最低でもそのくらいはかかると思ってください。
どうしても連絡を取る必要があるときやその間に相手から連絡が来たときの対応の仕方に関しては、「別れたあとは連絡しないほうが復縁できる理由とは?連絡をするタイミングも紹介」という記事で詳しく解説しています。
【ケース2】連絡は取れるけど、相手の対応が素っ気ない場合
ご質問をいただいた方はこのような状況でした。
この場合、自分の都合で進めてしまうと状況が悪化し、連絡が取れなくなることがあるため、注意が必要です。
素っ気ない対応を取る4つの理由
相手の対応が素っ気ない理由としては、以下の4つが考えられます。
- 友達としては連絡を取るけど、よりを戻すつもりはないことを分からせたい
- 復縁話を切り出しにくい雰囲気を出して、予防線を張っている
- 無視をすることに対して罪悪感があって、仕方なく返信をしている
- 多少未練があるけど、考える時間がほしいと思っている
基本的には「復縁の意思はない」は考えていいと思います。
ただ、連絡が取れる場合は、そこまで警戒心が強いわけではないかもしれません。
適度な距離感を保ちながら連絡を取るのがポイント
このときに気になるのは、このまま連絡を取り続けていいのか、どうやって警戒心を解いていくのか、ということだと思います。
まず連絡を取ることに関しては、このまま続けても構いません。
重要なのは、頻度を減らすことです。
目安としては、自分から連絡をする場合は週に1~2回程度にとどめるようにしてください。
それ以上のペースで連絡をすると、確実に警戒心が強くなります。どれだけ気をつけていても、別れたあとも頻繁に連絡していれば、まだ未練があると相手は受け取りますからね。
あとは、連絡をした目的がはっきりと分かる内容のLINEやメールを送ることも重要です。
無理に距離を縮めようとはしない
無理に距離を縮めるような接し方もしないようにしてください。
素っ気ない相手に対してグイグイいってしまうと、相手との温度差が大きくなり、一歩も二歩も引いてしまう可能性があるからです。
そうすると、「これ以上この関係を続けるのはやめておこう」と思うようになることがあります。
気に入られようとするのもNG
やたら優しくしたり気遣いをアピールしたり、相手に気に入られようとするのもNGです。
相手に合わせてあなたまでもが素っ気ない対応をする必要はありませんが、まだ復縁の意思はないと思うので、この段階では友達として対応をするようにしてください。
連絡をするのをやめてみるのも効果的
思い切って連絡をするのをやめてみるのも効果的です。
特に用件がない場合や相手の素っ気なさがひどくなった場合などは、2週間くらい時間を置いてみるといいでしょう。
あなたの気持ちに変化があったと感じさせることができるので、相手の反応も変わるかもしれません。
【ケース3】別れたあとも2人で会っているけど、相手の接し方に違和感がある場合
別れたあとも2人で会えている状況なら、上手くやれば復縁できることもあります。
でも、相手の接し方に違和感がある場合は、慎重に進める必要があります。
間違った行動を取ると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
会っていても相手の接し方に違和感がある3つの理由
2人で会っているのに相手の接し方に違和感がある理由としては、以下の3つが考えられます。
- 復縁話になるのを警戒している
- 勘違いをさせないように「やり直すつもりはない」ということをアピールしている
- 友達として会っているけど、これまで通りの接し方だとおかしいし、どう接したらいいか迷っている
別れた直後で、明らかに相手が素っ気ない場合は、警戒心が強い状態だと考えられます。
でも、何度も会えている場合は、接し方に迷いがある可能性があります。
別れた直後ならしばらく距離を置く
別れた直後で、会ったときに明らかに相手が素っ気ない場合は、会い続けようとするさらに警戒され、状況が悪化してしまいます。
警戒心がなくなるまで2か月以上は距離を置くようにしてください。
何度も会えている場合は安心できる関係と落ち着ける空間を作ってあげる
相手の警戒心が強い場合や嫌われている場合は、そんなに会えるものではありません。
何度も会えているのであれば、それほど警戒されているわけではないと思います。
ただ、相手の接し方に違和感があるのであれば、気まずさがあり、どう接したらいいか迷っている可能性が高いです。
この場合に意識してほしいのは、一緒にいるときは楽しい時間を過ごし、安心できる関係と落ち着ける空間を作ってあげること。
相手の接し方を気にする必要はありません。あなたが接し方を変える必要もありません。
- 一緒にいると楽しい
- 気を遣わなくていいから楽
- 安心できる
- 落ち着く
こんな風に思ってもらえたら、付き合っていた頃のように接してくれるようになるはずです。
強引に気持ちを変えようとすると失敗するリスクが高くなるので、余計なことは考えないようにしてください。
警戒されている状態から復縁する方法
警戒されている状態から復縁をするためには、以下のようなステップで進めていきます。
2~3か月くらい距離を置く
まずは2~3か月くらい距離を置くようにしてください。
警戒心を解くには、しばらく関係を断つのが一番効果的です。
連絡をせず、会おうともせずに距離を置けば、警戒をする理由がなくなります。そして、時間とともに警戒心は薄れていきます。
そうなったら、友達として連絡を取ることや会うことができるようになります。
- 別れたあとも連絡が取れている場合は2か月
- 完全に無視をされている場合は3か月
これを目安にしてください。
ただし、すでに何度も会えている場合は、そのまま会い続けても構いません。
友達として連絡をする
2~3か月くらい経ったら、友達として連絡をしてみてください。
久しぶりに友達に連絡をする感覚でLINEかメールを送ってみましょう。
- 自然体で気さくに接すること
- 気まずさを感じさせないこと
- 返信が来る確率を高めるために、何か質問をする内容を送ること
こういったことを意識してみてください。
そして返信が来て、相手も普通に応じてくれていたら、自然な流れでやり取りを行いましょう。
でも、ここでも無視されたり、返信内容が素っ気なかったりした場合は、さらに1か月以上は距離を置くようにしてください。
会えそうな雰囲気になったら食事に誘う
何度かやり取りを行い、会えそうな雰囲気になったら、食事に誘ってみてください。
「久しぶりにご飯でも食べに行かない?」という感じで、さらっと誘えば大丈夫です。
ただ、特に食事にこだわる必要はないので、映画や買い物、カラオケなど、他に誘えるものがあれば何でも構いません。
でも、食事が一番誘いやすく、「食事くらいなら」と、相手も誘いに応じやすいと思います。
会ったときには楽しい時間を過ごすことを意識する
会ったときには難しいことは考えず、楽しい時間を過ごすことだけを意識してください。
- 明るく、そして自然体で接する
- よそよそしい態度は取らない
- ポジティブな内容の会話をすることを心がける
- ダラダラした時間を過ごすことがないように、長時間一緒に過ごすのは控える
- 少し物足りなさを感じさせるように、盛り上がっているタイミングで帰るようにする
こういったことを意識すると、「楽しい」「また会いたい」と思ってもらえるはずです。
会ったときに良い印象を与えることができたら、復縁成功は一気に近づきます。
何度か会って距離を縮める
別れてから時間が経ったことで、相手の警戒心はほとんどなくなっています。
でも、完全になくなったわけではありません。
久しぶりに連絡が来て、食事に誘われたら、誰でも少しは警戒をすると思います。
その警戒心がなくなるのは、実際に会い、一緒に過ごしたときです。
一度会ったときに「楽しい」と思ってもらえたら、警戒心は完全になくなり、「また会いたい」と思ってもらえます。
そして何度も会っていれば、自然と距離が縮まり、以前のような関係に戻れます。
一緒にいるのが当たり前になると、付き合っていたときの感覚を思い出し、相手が復縁を意識するようになります。
焦らずに何度か会い、少しずつ距離を縮めていってください。
手応えを感じたら復縁したいことを伝える
最後に、復縁したいことを伝えます。
重要なのは、手応えを感じたタイミングで復縁を申し込むことです。
復縁できる状況になれば、相手が好意を持ってくれているのも伝わってきます。
- 相手から頻繁に連絡が来るようになった
- 付き合っていた頃のようにやり取りができるようになった
- 相手から誘われるようになった
- 会ったときに相手が楽しそうにしている
- 相手の口から好意的な言葉が出た
このようなサインを目安にしてください。
手応えを感じたタイミングは、相手も復縁を考えてくれているタイミングの可能性が高いです。
そんなときに復縁したいことを伝えれば、やり直すことができると思います。
正しく対応をして早めに警戒心を解こう
相手の警戒の度合いによって変わる対応の仕方について解説しました。ここでは大きく分けて3つのパターンについて書きましたが、多少状況が違っても応用が利くと思います。
別れたあと、最初はどうしても警戒されることが多いです。
でも、よほどひどいことをしない限り、それがいつまでも続くことはありません。正しく対応をすれば、すぐに警戒心を解くことができます。
そして警戒心さえなくなれば、その後のアプローチもスムーズに進みます。
拒絶されているように感じてつらいと思いますが、そんなときこそ冷静に対応をしてほしいなと思います。