彼女に振られたばかりの男性から、以下のようなご相談をいただきました。
二日前に彼女に振られました。原因はすべて自分にあり、言い訳もできない状況です。その場で謝ったものの、「よりを戻すつもりはない」の一点張りで、許してもらえませんでした。
謝り方が悪かったのでしょうか?
また、こういう場合は許してもらえるまで謝り続けたほうがいいのでしょうか?
「謝りたいけど、どう謝ったらいいか教えてほしい」と聞かれることもよくあります。
そこでここでは、復縁したいときの正しい謝り方や謝罪の必要性、謝るタイミング、注意点などについて解説したいと思います。
自分に原因があるのならすぐに謝ること
振られたときには謝ったほうがいいのか?
自分に非があり、原因がはっきりしているのなら、必ず謝るべきです。
ちゃんと謝り、変わることを宣言するだけで、もう一度チャンスがもらえることもあります。
自分に問題があったのなら、素直にそれを認め、謝るようにしましょう。
復縁したいときの正しい謝り方と謝るときのポイント
謝るときに重要なのが、何に対して謝っているのかが伝わるようにすることです。
「ごめん。もう同じことはしないように気をつけるから、考え直してほしい」とか、「あれもこれも自分が悪かった」と、とりあえずすべて自分に非があったように言う人がいるのですが、それではダメなんですね。
復縁したい場合は、以下の点を意識するようにしてください。
自分のダメだったところに触れながら謝る
まず意識してほしいのが、自分のダメだったところに触れながら謝ることです。
そうすることで、あなたが別れの原因や自分の問題点を自覚できているのが伝わります。
別れの原因を自覚できているのが伝われば、「これを機に変わってくれるかも」「チャンスをあげてもいいかな」と思ってもらえることがあります。
別れを選んだ相手の気持ちに理解を示す
別れを選んだ相手の気持ちに理解を示すことも大事なポイントです。
- 自分のせいで相手にどんな想いをさせていたのか?
- 相手は自分にどうなってほしいと思っていたのか?
そこまで考え、そのことを謝罪をするときに伝えるようにしてください。
「わがままばかり言っていて、思いやりがなかったのが嫌だったよね。もっとこっちの気持ちも考えてほしいと思っていたことに気付けなくて、本当にごめん」
こんな風に相手の気持ちにも理解を示すことができたら、ただ謝るだけだった場合と比べ、相手が謝罪を受け入れてくれる可能性が高くなります。
別れの原因に対して謝るのは誰でもやっていることですが、これができている人はほとんどいません。
相手の気持ちに気付けなかったことに対して反省していることや後悔していることを伝える
相手の気持ちに理解を示したあとは、相手の気持ちに気付けなかったことに対して反省していることや後悔していることも伝えてください。
- 振られるまで相手の気持ちに気付けなかったこと
- 嫌そうにしていたことには気づいていたけど、軽く考えていたこと
- 変わらないといけないとは思いながらも変わろうとしなかったこと
こういったことにも触れながら謝ると、反省していることや後悔していることが伝わります。
これから変わることを伝える
謝ったあとは、これから変わることも伝えてください。
- 「こういうことに気を付ける」
- 「こうなれるように変わる」
自分のダメだったところを自覚できていることや反省していることを分かってもらったうえで変わることを伝えると、「今度こそ本当に変わってくれるかもしれない」という期待感を抱かせることができます。
それで考え直してくれるかどうかは相手次第ですが、復縁できる可能性が高くなるのは間違いありません。
謝罪をするときの注意点
謝罪をするときには、以下の点に注意をしてください。
相手の気持ちが変わらなかった場合は諦める
別れ話をしているときに謝ったけど、相手の決意は固く、気持ちが変わることはなかった。
その場合は、もう謝るのはやめてください。
口先だけの謝罪では信じてもらえない、ということです。
謝れば謝るほど軽く聞こえ、印象が悪くなるばかりか、復縁が難しくなる可能性もあるので、注意が必要です。
その場合は行動で示すしかありません。
冷却期間中に自分磨きや変わる努力をして、会ったときにそれをアピールしていきましょう。
何度も謝ると復縁が難しくなる理由
謝ってばかりいると、2人の間に上下関係ができます。対等な関係性が失われるわけです。常に相手が上、あなたが下、つまり主従関係が自然と作られるんです。
それでは、男として、女としては、見られなくなります。
当然、これから復縁に向けて関係を築いていく上で不利になるのは言うまでもありません。
浮気をした場合は繰り返し謝ったほうがいい
あなたの浮気が原因で別れたのなら、繰り返し謝ったほうがいいです。というか、まずは誠心誠意謝るしかありません。
詳しくは「あなたの浮気が原因で別れた場合の復縁の可能性と許してもらうための方法」を参考にしてみてください。
原因がはっきりしない場合は中途半端に謝らないほうがいい
別れの原因がはっきりしない場合は中途半端に謝らないほうがいいです。
自分が思う“自分の悪いところ”に触れたとしても、それが相手が別れを選んだ理由と全く関係ない可能性があるからです。
「そうじゃないんだよ。そんなことで別れを決めたわけじゃないんだよ。結局何も分かってないんだな…」と思われる可能性があるわけです。それでは相手をウンザリさせてしまいます。
「何がいけなかったのか教えて」と、別れの原因を相手に問いただすのもやめたほうがいいと思います。上と同じ理由です。
そもそも聞いたところで本当のことを教えてくれる人はほとんどいません。「本当に分からないの?」とガッカリして、言う気も失せると思います。
別れの原因が分からない場合は意味もなく謝るのはやめて、すぐに冷却期間に入るようにしてください。
そして、まずは別れの原因を見極めることから始めてください。
原因が分かったらすぐに謝るべき?
冷却期間中に別れの原因がはっきりと分かったら、すぐに謝ったほうがいいのか?
それはタイミングによって変わってきます。
別れてから一週間以内に原因が見えてきた場合は、すぐに謝ったほうがいいです。
「ずっと考えてたんだけど、自分のこんなところがダメだったよね。今までそれに気付かなかったこと、そのせいで○○にこんな想いをさせていたこと、本当にごめん」という感じで。
ただし、それは謝ることだけを目的とした連絡です。絶対に復縁を迫ってはいけません。
結局は自己満足でしかありませんが、そこでちゃんと謝っておくことで、「ちゃんと分かってくれたんだな」と思ってもらえるようになります。それは確実に復縁に繋がる行為です。
では、一週間以上経っている場合はどうしたらいいのか?
その場合は、わざわざ連絡をしてまで謝るのはやめたほうがいいです。「今さら謝られても…」という感情が大きくなるだけで、何一つメリットがありません。
冷却期間後、連絡を取り始めたタイミングで謝るのも、せっかく時間が経って忘れかけている当時の嫌な記憶をよみがえられるだけです。
謝るのにベストなタイミングは?
謝るのにベストなタイミングは、3回あります。
別れた直後
最初のタイミングは、別れた直後です。
もしあなたが別れたばかりで、原因も分かっているのなら、まずはこのタイミングで謝るようにしてください。
前述したとおり、冷却期間に入って一週間以内に別れの原因が分かった場合も、一度謝っておきましょう。
2人の距離が縮まった頃
- 振られたときや別れ話をしているときに謝らなかった
- 別れの原因が分かっていなくて、何に対して謝っているか分からないような形だけの謝罪しかできなかった
- 別れの原因を勘違いしていて、的外れな謝罪をしていた
このような場合は、会えるようになり、2人の距離が縮まった頃に謝るのもおすすめです。
あなたへの悪い印象はなくなっているタイミングです。別れの原因に関しても、もうほとんど気にしていないと思っていいでしょう。
このタイミングなら、謝っても嫌な記憶をよみがえらせることがありません。
あなたからの謝罪を相手が好意的に受け止めてくれるので、さらに距離が縮まり、相手が復縁を考えてくれるようになる可能性があります。
復縁を申し込むとき
復縁を申し込むときにも改めて謝ると、相手が復縁を受け入れてくれる可能性が高くなります。
別れてからしばらく経っているこのタイミングで謝ると、あなたがそれだけ別れを真剣に受け止めていたことが伝わります。「本当に反省しているんだな」という風にも思ってもらえます。
そして謝罪をしたうえで、別れてから変わろうとしていたことや同じことは繰り返さないことなどを伝えれば、やり直すことを選んでくれると思います。
別れた直後に謝っても相手の気持ちが変わらなかった場合は冷却期間を置く
別れた直後に正しく謝ることができたら、すぐによりを戻せることがあります。「変わってくれるかもしれない」と思ってもらえて、もう一度チャンスをくれるからです。
でも、何度も同じことを繰り返した場合や、変わることを信じてもらえなかった場合は、復縁したいことを伝えても断られることがほとんどです。
それ以上何を言っても相手が復縁を考えてくれることはないと思います。しつこく復縁を迫れば、さらに嫌われてしまう可能性もあります。
この場合はしばらく時間が必要です。
別れた直後に謝っても相手の気持ちが変わらなかった場合は、2~3か月くらい冷却期間を置くようにしてください。
そのくらい距離を置くことで、あなたに対する警戒心やネガティブな感情がなくなります。別れの原因となった言動や出来事に対する印象も薄れます。
そうなったら、友達に戻ることも、もう一度好きになってもらうこともできる状況になります。
その後、復縁を申し込むときに改めて謝罪をするようにしてください。
謝ったときに無視された場合はそのまま冷却期間に入る
別れた直後に謝っても、その謝罪を無視されることがあります。
謝ったときに無視された場合はそのまま冷却期間に入るようにしてください。
無視をするということは、その謝罪を受け入れるつもりはないということです。
「今さら謝っても遅い」「何を言われても自分の気持ちは変わらない」ということを間接的に伝えているわけです。
そこで何度も謝罪をしたり、返信を求めたりすると、「うざい」「しつこい」と思われてしまいます。
返信をしないことが相手の答えなので、無視された場合は謝っても無駄だと判断し、そのまま引き下がるようにしましょう。
冷却期間後に連絡が取れない場合はもう少し距離を置く
冷却期間が終わったら、連絡をして、会って、少しずつ距離を縮めていきます。
でも、冷却期間後に連絡をしても返信が来ないこともあります。
冷却期間後に連絡が取れない場合はもう少し距離を置くようにしてください。
返信がないのは、まだ警戒心や悪いイメージが残っているからです。
別れた後に泣きながらすがったり、しつこく復縁を迫った場合は、その分相手の警戒心も強くなっています。時間を置いたとしても、久しぶりにあなたから連絡が来れば、ドキッとして身構えてしまうと思います。
「また復縁話かな…」
メールやLINEを開く前、または着信がきたときには、一瞬でもそう考えるはずです。
もし内容を確認して、それが当たり障りのないものだったとしても、「これで返信をしたら、その流れで復縁話になるかもしれない」という警戒心も働きます。
そういうときにはもう少し時間を置くしかありません。
さらに1か月以上は待つようにしてください。
正しいタイミングで正しく謝れば復縁に繋がる
正直、謝るだけで復縁できることは少ないです。
別れるかまだ迷っているくらいの未練が残っている状況でなければ、口先だけの謝罪ではチャンスはもらえないと思います。
でも、正しいタイミングで正しく謝ることができれば、それだけで反省をしていることや後悔をしていることが伝わります。それが復縁に繋がるのは間違いありません。
この記事が、謝るべきか迷っている方、いつ、どんなタイミングで、どんな風に謝ればいいのかを知りたい方の参考になれば幸いです。
また、自分から謝り、冷静に話し合いをすることで、別れを回避できるケースもあります。
以下の記事では、別れずに済むケースや、話し合いで復縁を可能にするための9つのポイントについて解説しています。
こちらも参考にしてみてください。