振られたとき、別れたくなくて彼や彼女を説得した人は多いと思います。
別れたあとも、復縁を受け入れてもらうために説得を試みた人もいるでしょう。
別れたくなかったら、どうにかしてやり直せないかとお願いをしたくなる気持ちは理解できます。
でも、説得をして復縁できることはほとんどありません。印象が悪くなることのほうが多いです。
復縁したかったら、これ以上説得しようとするのはやめたほうがいいです。
その理由と、別れたあとの対応の仕方について解説します。
復縁したくても彼や彼女を説得してはいけない5つの理由
復縁したくても彼や彼女を説得してはいけない理由は、以下のとおりです。
説得するのはあなたの気持ちを押しつける行為だから
別れたいと思っている人を説得するのは、あなたの気持ちを押しつける行為です。別れを選んだ相手の気持ちを無視しています。
- 「こっちの気持ちを理解してくれない」
- 「この人は自分のことしか考えていない」
相手からすると、こう感じるわけです。
別れを受け入れようとせずに復縁を迫れば、どうしてもあなたの印象は悪くなります。「いい加減にしてほしい」と思われ、相手が怒ってしまうこともあります。
もちろん、「自分の気持ちを理解してほしい」と思っているのは、あなたも同じだと思います。勝手に別れを決めたことに納得がいかないかもしれません。
でも、この場合は、別れを決意した人の気持ちを優先するしかありません。それだけの理由があったはずですから。
何か理由があって別れを決意し、これ以上付き合っているのが嫌になったわけなので、その気持ちを理解し、別れを受け入れるしかありません。
すれ違いが大きくなるから
別れたい人を説得するということは、別れたい人と別れたくない人の気持ちがぶつかり合うということです。
お互いが自分の気持ちを理解してもらおうとします。
すると、さらにすれ違いが大きくなります。
- 「あんなに一緒にいたのに、こうも気持ちが通じ合わないんだな」
- 「やっぱりこの人とは合わないんだな」
こんな風に思われてしまうわけです。
相手にやり直す気がなければ、その説得は一方通行でしかありません。
すでにすれ違いが生じているのに、別れたときにさらにすれ違いが大きくなれば、距離を縮めるのも大変になります。
「説得できる立場じゃないだろ」と思われるから
別れに発展するときには、振られた側に非があることがほとんどです。
もしあなたに嫌なところがあったのが原因だとしたら、説得すると、さらに印象が悪くなります。
なぜなら、「説得できる立場じゃないだろ」と思われるからです。
- 「そっちに問題があったから別れを考えるようになったのに、別れたくないなんてよく言えるね。都合がよすぎる」
- 「じゃあ、どうしてこれまで変わろうとしなかったの?」
こんな風に思われることがあるわけです。
自分に非があるのに、いざ別れるとなったときに口先だけで説得しようとするのは、反感を買う可能性があります。
説得されるほど頑固になるから
別れを決意した気持ちを理解してもらえないと、彼や彼女は、「どうして分かってくれないんだろう」と思うはずです。
その気持ちが相手を頑固にさせる可能性があります。
あなたにも経験がありませんか?
自分が決意したことを、周りが説得してやめさせようとして、意固地になったことが。
それと同じです。
自分が決めたことをあなたが無理やり変えようとしてきたら、相手は頑なに復縁を拒否するようになります。
未練があっても、「復縁は絶対にしない」と思うかもしれません。
何も変わらない、復縁しても上手くいかないと思われるから
別れ話をしているときや別れた直後に説得をしても、相手は別れることしか考えられなくなっている状態です。復縁したいと思ってもらうのは困難です。
また、何も変わらない、復縁しても上手くいかない、と思われることも大きく関係しています。
どんなに謝っても、どんなに反省を示して変わることを誓っても、素直に信じてもらえる状況ではありません。
信用を失っていると、「どうせ口だけで何も変わらない」と思われ、何を言っても信じてもらえません。「上手くいくわけがない」と思われても仕方がないわけです。
説得して無理やり引き止めても、相手のなかで別れたい気持ちが完全になくなることもありません。
実際に、振られた側から復縁をお願いしてよりを戻しても、またすぐに別れるケースが圧倒的に多いです。
振られたときに説得をするのは問題ない
「説得をしてはいけない」と言われても、復縁したかったら自然とやってしまうことだと思います。すでに説得を試みた人もいるでしょう。
大丈夫です。
振られたときに説得をするのは問題ありません。
「別れよう」と言われて「分かった」と答えることなんかできるわけがないんですから。
別れたくなかったら「別れたくない」と言うのが普通です。
相手の本心も本気度も分からないので、ちゃんと自分の気持ちを伝えることも重要です。それでもう一度チャンスがもらえることもあります。
いったんは別れを受け入れたものの、どうしても諦めきれなくて、少し経ってから復縁をお願いするのも仕方のないことだと思います。
問題なのは、一度でもはっきり断られたのに、また説得しようとすること。
しつこいと思われ、さらに気持ちが離れていきます。そして警戒され、避けられるようになります。
- 振られたときに別れたくないことを伝えたけど、すでに相手の気持ちは固まっていた
- もう一度復縁をお願いしてみたけど、はっきりと断られた
このような場合は、もう説得しようとは考えないでください。
これから説得をしてもいい人と復縁したいことを伝えるときのポイント
ただ、これから説得をしてもいい人もいます。
- まだ正式には別れていない
- 振られたときに素直に別れを受け入れた
- 「別れたくない」「やり直したい」と伝えたときに相手の返事が曖昧だった
- まだ別れて1週間以内で、その間に一度も復縁を迫っていない
このどれかに当てはまる場合は、説得を試みても大丈夫です。
復縁したいことを伝えるときには、以下のポイントを意識してください。
説得しようという意識は捨てる
まず意識してほしいのは、説得しようという意識は捨てることです。
説得して無理やり気持ちを変えようとすると、相手は反射的に復縁を拒むようになります。
余計なことは考えず、自分の気持ちをストレートに伝えるようにしてください。
冷静に相手の話を聞く
復縁したいことを伝えると、相手も自分の気持ちや別れを選んだ理由などを話してくれると思います。
このときにまともに話を聞かずに何度も復縁を迫ってしまうと、こっちの気持ちを押しつける形になり、自分のことしか考えていないという印象を持たれてしまいます。
相手が話をしてくれたら、その話を聞くことを優先させるべきです。
最後まで冷静に話を聞くようにしてください。
相手が言うことを否定しない、反論しない
相手の話を聞いていると、言い返したいこともでてくると思います。「そっちだって悪いじゃん」と、相手にも非があったと感じることもあるでしょう。
でも、それが別れを決意した相手の言い分です。すべて受け入れ、その気持ちを理解しようとすることが大事です。
相手が言うことは否定しないように、反論もしないようにしてください。
反論するのは、明らかに勘違いされていることがあるときだけにしてください。
別れの原因となったことに触れ、謝る
なぜ振られたのか?
それが分かっているのであれば、別れの原因となったことに触れ、謝ることも欠かせません。
- 自分のダメだったところ
- そのせいで相手に迷惑をかけたこと、つらい思いをさせたこと
- 相手の気持ちに気づけなかったこと
- 変われなかったこと
こういったことに触れ、反省していることを伝えるようにしてください。
別れの原因を理解できていて、心から反省していることが伝われば、「今度こそ変わってくれるかも」と思ってもらえることがあります。
本気で変わること、変わる努力をすることを伝える
同時に、本気で変わること、変わる努力をすることも伝えてください。
口で言うだけでは信じてもらえないかもしれませんが、自分の問題点を自覚できていて、変わろうとしていることが伝われば、もう一度チャンスがもらえることがあります。
説得するよりも距離を置いたほうが復縁できる可能性が高くなる
別れたあとは説得するよりも距離を置いたほうが復縁できる可能性が高くなります。
別れを決意した人は、その時点では別れることしか考えられなくなっています。感情的になりやすいときでもあります。そんな状態のときには何を言っても無駄です。
でも、距離を置けば相手の気持ちが落ち着き、以下のような効果も期待できます。
- 今以上にすれ違いが大きくなるのを避けることができる
- あなたが別れを受け入れたことが伝わり、警戒心がなくなる
- あなたの嫌なところの印象が薄れ、悪いイメージがなくなる
- あなたのことが気になってくることがある
- 一人になった寂しさを感じることがある
- あなたの大切さに気づくことがある
距離を置いただけで相手の気持ちが変わることも少なくありません。
振られたときには想いを伝えるべきですが、無理そうだと感じたら3か月くらいは距離を置くようにしてください。
ただ、別れたあとも相手から連絡が来る場合は2か月くらいでも大丈夫です。
相手に復縁したいと思ってもらうことが大事
振られた側が復縁をするためには、説得をするのではなく、相手に「復縁したい」と思ってもらうことが大事です。
相手に自分の意思で戻ってきてもらったときに初めて、お互いを求め合ってやり直すことができます。
そのためには、大切さに気づいてもらう必要があります。
その方法については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。