別れたにもかかわらず、元彼と体の関係を持ったり、セフレのような関係が続いている人も少なくありません。
まだそういった関係にはなっていなくても、そういうシチュエーションになったときにどう対応すればいいのか、という相談をいただくこともあります。
彼の家に行くことになったとか、自分の家に彼が来ることになったとか、食事のあと家に誘われて対応に困ったとか、キスをされそうになったり体を求められたとか。
ここでは、その彼との復縁を望んでいる場合、そういった関係はプラスに働くのか、それとも状況を悪化させてしまうのか、ということについて解説したいと思います。
復縁したい元彼と体の関係を持ってもいいのか?
- 別れたのに体を求める
- 自分から振っておいて体の関係だけは続けようとする
そういう男性、結構います。
別れると同時に完全にけじめをつけ、連絡すらしなくなる人もいれば、やり直す気はないのに恋人感覚で接し、勘違いさせるような行動を取る人もいるんですよね。
前者のほうが復縁が難しそうに感じるかもしれませんが、実は逆なんです。後者のほうが苦戦することが多いです。
前者は、一度関係をリセットさせることで恋人のいない日々を実感させることができるのに対し、後者は中途半端な関係を続けることになるので、恋人に戻るきっかけやタイミングを見失ってしまうわけです。
変化や大切さに気付いてもらえやすいのも、前者です。
特に関係性が変わらないまま、友達なのか恋人なのかはっきりしない状態でダラダラと関係を続ける後者では、都合のいい存在になり、恋愛対象として見られなくなる可能性があります。
と、ここまで言えば分かっていただけたと思いますが…
別れた人と体の関係を持つことには何一つメリットがありません。
そういう関係を続けていれば、復縁できる可能性も低くなります。
本気で復縁を目指すなら、体の関係を持つことは避けるべきです。
復縁したいなら元彼と肉体関係を持たないほうがいい4つの理由
肉体関係を避けるべき理由は、主に4つあります。
- 彼に別れたことを実感させることができない
- 都合のいい存在になる
- あなたを失う恐怖を感じない
- 復縁をする理由がなくなる
彼に別れたことを実感させることができない
別れたあとに肉体関係を持つと、彼に別れたことを実感させることができません。
まだ恋人関係が続いているような錯覚に陥るため、彼自身が別れと真剣に向き合うこともなければ、あなたのことを考えたりこれまでの出来事を思い出したりすることもありません。
それでは、別れを選んだことを後悔することも、あなたの大切さに気付く可能性も低いです。
都合のいい存在になる
- もう恋人ではないけど、連絡を取りたいときに連絡をすれば、いつでも相手をしてくれる
- 会いたいときに誘えば、いつでも会える
- 体を求めれば、いつでも許してくれる
彼にとって、これほど楽な関係ってないですよね。
誰がどう見ても都合のいい存在です。
そして一度そんな存在になってしまうと、なかなか抜け出せなくなります。
あとはその関係を続けるか、険悪な雰囲気になるのを覚悟で自分から切り出し、完全に関係を終わらせるか、の二択です。
今は都合のいい存在でも、それを続けていればそのうちよりを戻せるかもしれない、という期待は捨てたほうがいいです。その状態から「やっぱり自分にはこの人が必要だ」と思ってもらうのは、かなり難しいです。
自分が手放した相手がまたいつでも簡単に手に入る存在だと思わせてしまうと、再び恋愛感情が芽生えることなんてありませんから。
あなたを失う怖さを感じない
喪失感を覚えることもありません。
元カノに対して体を求めるということは、別れたあとも「自分のもの」という感覚を持っている証拠です。
まだ自分に対して未練があるのを分かった上で、思い通りになるという確信をもってそういう行動に出ています。立場的には彼のほうが圧倒的に上という状態です。
そんな状態では、あなたを失う怖さも感じません。
- このままだと本当にこの人を失ってしまうかもしれない…。
- 他に良い人ができるかもしれない…。
あなたが今そう思って不安や焦りを感じているのと同じように、彼にもそう思ってもらわないと復縁という決断をしてもらえないわけです。
「彼に別れたことを実感させることができない」にも繋がる部分ですね。
復縁をする理由がなくなる
付き合っていたときと特に変わらない関係を続けていると、彼はその関係に満足してしまいます。
それでは復縁をする理由もなくなります。
気を遣わなくていいし、付き合っていた頃のように相手に何かを期待することもないし、エッチもできるし、今のほうが気楽で楽しい。
こんな風に思われると、わざわざ恋人関係に戻ろうという気持ちにはならなくなるんですよね。
もし他に気になる人ができれば、そちらを選ぶと思います。それまでのキープになる可能性も否定できません。
体を許したほうが復縁できそうな気がする方へ
体を許したほうが復縁できそう、という方も多いです。
でも、よく考えてみてください。
もし体の関係を持ち続けて復縁できたとして、その後もうまくいくと思いますか?
そこに恋愛感情はあると思いますか?
そんなことで、本当にあなたを必要として戻ってきてくれるでしょうか?
人肌恋しくて、快感が得られてそれが忘れられなくて、結局はそういう行為が目当てで戻ってくることがほとんどです。
あなたのことが嫌になって別れたのに、体の関係を持つだけで大切さに気付くなんて、そんな都合のいいことがあるわけないじゃないですか。
もちろん、体を許してしまう気持ちも分かります。
好きな人から求められたら、どんな形であれ、自分のことを必要としてくれているんだと感じると思います。
そのときだけでも幸せを感じられるのならそれでもいい。
そう思う人もいるでしょう。
- 「未練があるのかな?」
- 「もしかしたら、よりを戻せるかもしれない」
心の中ではそれを期待しているはずです。
でも、そんなことをしなくても復縁はできるんです。
というか、体の関係を持たないほうが、もう一度やり直せる確率も高くなるんです。
体ではなく、あなたという人間で勝負してください。
体を求めるのは未練がある証拠?
あなたに対して未練がある可能性もゼロではありません。
しかし、本当に未練が残っているのであれば、体の関係を持たなくても自分から戻ってきてくれるはずです。
もしエッチありきで復縁をするかどうかを判断する人がいるとしたら、人としてどうかしていると思います。そこにあるのは未練でも愛でもなく、ただの下心です。
そのことを覚えておいてください。
体を求められるシチュエーションを作らなければいいだけ
体を求められたら断れそうにない、断るのが怖い、という方もいると思います。
でも、そんなことを気にする必要はありません。
そもそも彼から体を求められるシチュエーションを作らなければいいだけなんですから。
- 彼の家に行かないようにする
- 自分の部屋に上げないようにする
- 会ったときも早めに帰るようにする
このようなことに気を付けていれば、断らなければいけない状況になることも、断って気まずくなることもないはずです。難しいことではないと思います。
すでに体の関係を持っている場合はどうすればいいのか?
別れたあとに体の関係を持った人や今もその関係が続いている人は、今後そういう関係は持たないようにしてください。
そして、別れたんだということを彼に実感させてください。「もうあなたのものではないよ」ということを。
これまでの流れで家に誘われることもあるかもしれませんが、絶対に断るようにしましょう。
ただし、彼を突き放したり、角が立つような断り方はやめたほうがいいです。
「そういう関係は良くないから、もうやめよう」とか、「もう別れたのに、こんなのおかしいよね」とか、そんな風にはっきり言ってしまうと、関係が悪化してしまう可能性があります。
男は子供っぽいところがあるので、そう言われると、いじけてしまうことがあるんですね。「じゃあ、もう会うのも連絡を取るのもやめたほうがいいよね」と言い出したり、極端な対応を取るようになることが多いんです。
「明日朝早いから、今日はもう帰るね」とか、適当な理由をつけて、遠回しに断るようにするといいでしょう。そんな雰囲気になる前に自分から言うのがポイントです。
寂しさを埋めることではなく、幸せを手に入れるための選択をすること
体の関係を持つことで復縁できる可能性が高くなることはありません。
復縁を目指すなら、このことを頭に入れておいてください。
とはいえ、すでに肉体関係を持ったからといって復縁が不可能になることもありません。
少しでも早い段階で、しかも角を立てずにそういった関係を終わらせれば、復縁は可能です。
そのときだけ、ほんの一瞬しか寂しさを埋めることができない行為ではなく、これから先、本当に好きな人とずっと一緒にいられる幸せを手に入れるための選択をしてほしいなと思います。