「やり直したい」
ただそう伝えても良い返事はもらえないことが多いです。
少しでも迷いがある状態の人に復縁を受け入れてもらうためには、復縁を申し込むときの話し合いの仕方が重要になってきます。
以前、「振られたけど別れたくないときの話し合いの仕方」について解説しましたが、ここでは、しばらく時間を置いてから復縁を申し込むときの話し合いの仕方について解説します。
話し合いをする前に確認してほしいこと
復縁を受け入れてもらうためには、まず話し合いをする前に確認してほしいことがあります。
相手が別れたいと思った理由は何なのか?
相手が別れを選んだのには、必ず理由があります。
復縁を受け入れてもらうためには、話し合いのときにその理由に触れることが必須です。
- ちゃんと別れと向き合っていること
- 自分の何がいけなかったのかを自覚できていること
- 反省していること
- 後悔していること
別れの原因に触れることでこういったことが伝わるからです。
でもそのためには、相手が別れたいと思った理由を理解しないといけません。
なぜ別れることになったのか?
あなたは、その理由が分かっていますか?
確信が持てている人はここは飛ばして構いません。
でも、原因が分からない、思い当たることがいくつもある、という人は、付き合っていたときのことを振り返ってみてください。
- 相手から注意されていたことはなかったか?
- どんなことで喧嘩になったか?
- どんなときに相手の機嫌が悪くなったか?
こういうことを思い出してみると、必ず答えが見えてくると思います。
別に一つに絞る必要はありませんが、あれもこれも考えられる、という状態では、話し合いのときに何を話しているのが曖昧になってしまいます。
いくつか考えられる場合は、一番可能性が高いものを中心に進めていくといいでしょう。
相手にどんな思いをさせていたのか?
別れの原因となった自分の言動や出来事のせいで、相手にどんな思いされていたのか?
一度相手の立場になって考えてみてください。
- 「あんなことを言われて相手はショックを受けただろうな」
- 「自分の気持ちを理解してもらえなくて悲しかっただろうな」
- 「もう自分のことなんかどうでもいいんだなって思わせたかも」
こういうところまで考えられると、相手の気持ちに理解を示すことができるようになります。
「こっちの気持ちを分かってくれたんだ」
そう思ってもらえたら、相手が復縁を受け入れてくれる確率はグッと上がります。
自分にどうなってほしいと思っていたのか?
- 相手はあなたにどうなってほしいと思っていたのか?
- どうなっていたら別れることはなかったのか?
そのことについても考えてみてください。
あなたに求めていたことが分かれば、それに応えるために必要なことも分かると思います。
- 変化をアピールすること
- これからどんなことに気をつけるかを伝えること
- 「こうなれるように努力する」と伝えること
これができたら、復縁を考えてもらえるようになると思います。
相手はどんな関係性や未来を望んでいたのか?
相手には、恋人との理想の関係性や望んでいた未来があったはずです。
それが叶わなかったから、もしくはこのまま付き合い続けても叶いそうになかったから、別れを決意した可能性があります。
あなたは、相手はどんな関係性や未来を望んでいたのかが分かりますか?
- もっとお互いを思いやり、尊重し合える関係性
- どんなに小さな日々の出来事でも報告し合い、悩みも話せる、隠しごとのない関係性
- いくつになっても笑顔でいられる未来
このように相手が望んでいた関係性や未来が分かれば、話し合いのときにそのことに触れることができます。
実際にそれに応えられるかどうかはあなた次第です。
でも、あなたも同じ方向を向いているのが伝われば、相手に希望を持ってもらえるはずです。
話し合いをする前に意識してほしいこと
ここからは、話し合いをする前に意識してほしいことについて解説します。
話し合いをするまでに1か月以上は冷却期間を置く
別れた直後は、お互いが冷静さを失い、感情的になりやすい時期です。
別れたときに何度も復縁を迫ったのなら尚更です。まともに話もできないと思います。
すでに一度でも復縁を断られたのなら、その後すぐに話し合いをしても結果は変わりません。
別れてすぐ復縁できるケースはそれほど多くありません。
まずは冷静になるためにも、前述のように別れと向き合うためにも、1か月以上は冷却期間を置くようにしてください。
- 別れたあとも相手から連絡が来て、以前のようにやり取りができているのなら、冷却期間は1か月
- 何度も復縁を迫った、相手から連絡が来ることはほとんどないけど、連絡をしたら返信は来る、という場合は2か月
- 何度も復縁を迫った、連絡をしても無視されることがある、完全に避けられている、という場合は3か月
これを目安にしてください。
その間は、自分から連絡をすることや会おうとすることは控えるようにしましょう。
- 別れの原因となった自分のダメだったところを改善すること
- より魅力的になるための自分磨きをすること
この2つも意識して行ってください。
久しぶりに会ったときに変化が伝わり、「前よりも可愛くなった(かっこよくなった)」という印象も持ってもらえたら、復縁できる可能性が高くなります。
まずは友達として連絡が取れる関係、会える関係を作る
冷却期間後、数か月ぶりにいきなり話し合いをしようとしても、確実に失敗します。
まずは友達として連絡が取れる関係、会える関係を作ることが重要です。話を聞いてもらえる関係や話し合いができる雰囲気を作ることを考えないといけないんですね。
そのためには何度か会う必要があります。
食事に行くだけでいいんです。
とにかく顔を合わせ、一緒の時間を過ごしていれば、自然と距離が縮まります。
あなたの変化や自分磨きをした成果が伝わったり、「一緒にいて楽しい」と思ってもらえたりしたら、その時点で相手は復縁したい気持ちになるはずです。
復縁を成功させるためには、決して焦らず、会える関係を作ることを優先させてください。
話し合いで復縁を成功させるためのポイント
話し合いで復縁を成功させるためには、以下のポイントを意識するようにしてください。
思い出話をしておく
まず、話し合いに持っていく前に少しだけ意識してほしいことがあります。
それが、直前に思い出話をしておくことです。
付き合っていたときの特に楽しかった思い出を話題にすることで、当時の記憶がよみがえり、「あの頃は楽しかったな」と思ってもらえるようになるからです。
「あの頃に戻りたい」という感情が芽生えることもあります。
それで少しでも復縁を意識させることができたら、そのあとの話し合いでも良い返事がもらえる可能性が高くなります。
復縁を切り出す前には、会話が盛り上がるような思い出話をしておくのがおすすめです。
感情的にならずに冷静に話す
復縁話を切り出すときには、不安や緊張で冷静さを失いそうになるかもしれません。
でも、感情的になったら終わりです。冷静な話し合いができなくなります。相手も引いてしまうと思います。
- 「お願いだから」
- 「どうして分かってくれないの?」
- 「どうしたら復縁してくれる?」
- 「絶対に変わるから」
- 「絶対に幸せにするから」
相手に訴えかけるようなこんな言葉も絶対に言わないようにしてください。
最後まで感情的にならずに冷静に話すように心がけましょう。
話があること、話を聞いてほしいことを最初に伝える
話をしていて、いきなり復縁話を切り出すのは不自然です。
「上手く話し合いに持っていくにはどうしたらいいんだろう?」と悩んでいる人もいると思います。
でも、そんなことは考えなくて大丈夫です。
復縁話を切り出すときには、話があること、話を聞いてほしいことをはっきり伝えればいいんです。「話があるんだけど、聞いてくれる?」という感じで。
そのほうが相手も心の準備ができます。不意打ちで復縁話をされても戸惑うだけです。
話の入り方で結果が変わることはないので、話があることを最初に伝えてから復縁話を切り出したほうがいいと思います。
素直な想いを伝える
想いを伝えるときも余計なことを考える必要はありません。
素直な想いを、自分の言葉で包み隠さずに伝えてください。
- 相手への想い
- 復縁したい理由
- その人じゃないとダメな理由
こういったことを正直に伝えればいいと思います。
上手く喋れなくても大丈夫です。
あなたの本心を伝えれば相手の心に響くはずです。
別れの原因に触れ、謝り、反省していることを伝える
「話し合いをする前に確認してほしいこと」の中でお伝えしましたが、以下の点も同時に伝えることを忘れてはいけません。
- 別れの原因に触れ、謝り、反省していることを伝える
- 相手にどんな思いをさせていたのか、ということに触れ、相手の気持ちに理解を示す
例えば、こんな感じです。
自分のこういうところがダメだったよね。
それを自覚しながらもずっと変わらなくて、○○の気持ちを全然考えていなかった。本当はこうなってほしいと思っていたよね。
それなのに真剣に受け止めていなくて、このままでも大丈夫だろうと軽く考えていたこと、すごく反省している。ごめんね。
このように別れの原因や相手にどんな思いをさせていたのか、ということについて触れ、謝罪の気持ちや反省していることを伝えるようにしてください。
上記のように話せば、別れの原因を自覚できていることも、何に対して謝っているのかも、相手の気持ちを理解できたことも、心から反省していることも伝わります。
相手は、これで心が通じ合えたように感じると思います。
これからどうするかを伝える
- 自分にどうなってほしいと思っていたのか?
- 相手はどんな関係性や未来を望んでいたのか?
こう自問自答をして見えてきたことも伝えてください。
- これからこんなことに気をつける
- こんな風になれるように努力する
- これからこんな関係を築いていきたい
こういったことを伝えると、相手に復縁後のことをイメージさせることができます。
そこで伝えたことが、相手があなたに求めていたことや望んでいた関係性と一致すれば、ほぼ確実に復縁を受け入れてくれると思います。
復縁を申し込む
あとは復縁を申し込むだけです。
「もう一度やり直せないかな?」
このようなセリフは一通り想いを伝えたら自然と出てくる言葉だと思うので、流れに任せていれば大丈夫です。
どんなセリフでも構いません。
一応、形として最後に伝えるイメージです。
復縁を申し込んだあとの注意点
復縁を申し込んだあとに注意してほしいこともあります。
相手から言われたことに反論しない、相手の言葉を否定しない
話し合いの中で、あなたが言ったことを相手から否定されることもあるかもしれません。
「なんであのときあんなことをしたの?」と付き合っていたときのことを責められたり、「どうせ変われないでしょ」と言われたり。
「そっちにも少しは非があるじゃん」と言いたくなることもあるかもしれません。
でも、相手から言われたことに反論したり、相手の言葉を否定したりはしないようにしてください。
あくまでも悪いのは自分、というスタンスで、相手から言われたことは受け入れ、素直に謝るようにしましょう。
- 「いや」
- 「でも」
- 「だって」
- 「それは違う」
言われたことに対してすべてこんな言葉を返す人も多いので、気をつけてください。
反論するのは、明らかに勘違いされていることがある場合のみにしましょう。
復縁を断られても受け入れる
ここでお伝えしたことを参考にしていただければ、復縁できる人が多いと思います。
でも、相手にやり直す気がなければ、何を言っても無駄です。復縁を断られる人もいるでしょう。
その場合は「分かった」と素直に受け入れるようにしてください。
しつこくしても何も変わりません。また印象が悪くなるだけです。
断られても諦める必要はない
話し合いをして断られても、復縁の可能性がなくなったわけではありません。
また友達からやり直し、復縁に必要なプロセスを踏むことで、もう一度好きになってもらうことは可能です。
実は復縁に失敗する人の多くは、話し合いの前の、友達として会っているときに「復縁したい」と相手に思わせることができていないのが主な原因です。
少し時間はかかるかもしれませんが、断られてからでも相手の気持ちを変えることはできます。
答えを急かさない
復縁を申し込んでも、いきなりのことだと相手にも考える時間が必要になることがあります。
すぐには答えがもらえないこともあるかもしれません。
そんなときには答えを急かさず、相手に考える時間を与えるようにしてください。
「返事は今じゃなくてもいいから。答えが出たら教えて」と言っておきましょう。
話し合いをするのに最適な場所は?
最後に、話し合いをするのに最適な場所について紹介します。
落ち着いて話せるお店
彼や彼女と会うときの誘い方としては、食事に誘うのが一番自然です。デートという感じではなく、友達として食事に行く、という感じで誘うことができるからです。
そして食事をしたあと、そのお店でそのまま話し合いをするのも自然だと思います。
ただ、居酒屋のような騒がしいお店だと、落ち着いて話をするのは難しいでしょう。
食事をしてその流れで話し合いをしようと考えている人は、落ち着いて話せるお店を選ぶようにしてください。
できれば個室のあるお店がいいと思います。
周りの人の耳に入るのを気にしなくていい場所
他の人が近くにいる場所だと、2人の会話が周りの人の耳に入る可能性があります。
復縁話をしているのを周りの人に聞かれるのは、あなたも相手も嫌だと思います。
相手のほうが恥ずかしさや気まずさを感じ、落ち着いて話を聞いてもらえないこともあります。「場所を考えてよ」と反感を買うかもしれません。
できれば、周りの人の耳に入るのを気にしなくていい場所がいいと思います。
落ち着いて話せるお店であっても、たとえ個室であっても、周りの会話が耳に入るところは避けたほうがいいでしょう。
車の中
帰るときに車で送ったり、相手に送ってもらったりする場合は、車の中で復縁話をするのもいいと思います。
2人だけの空間なので、周りを気にせずにすみます。
家に着いたときに話してもいいし、帰り際、ちょっとドライブに行き、どこかに車を泊めて話してもいいでしょう。
ただ、完全に2人だけの空間になると感情的になりやすいので、その点だけは注意してください。
自分の部屋に上げることや相手の部屋に上がるのはやめたほうがいい
「車で家の前まで来たら、どちらかの部屋で話したほうが落ち着いて話せそう」と思う人もいるかもしれません。
でも、部屋で2人っきりになると気まずくなると思います。逆に話しにくいものです。たぶん、帰るタイミングも難しくなるのではないでしょうか。
また、車の中以上に感情的になりやすい空間でもあります。
雰囲気に流されて体の関係を持ってしまい、復縁話がうやむやになってしまう恐れもあります。
どちらかの部屋で話をするのはやめたほうがいいと思います。
公園や海のそば
公園や海のそばも、落ち着いてゆっくり話すのには最適です。
散歩をしながらそこまで言って、どこかに座って話すといいでしょう。
夜の公園や海の雰囲気が味方をしてくれるかもしれません。
2人にとっての思い出の場所
2人にとっての思い出の場所があれば、そこで復縁話をするのもおすすめです。
話し合いの直前には思い出話をしておくことをおすすめしましたが、楽しかった思い出がある場所に行けば、自然と思い出話になると思います。
そのまま復縁を切り出すのは、流れとしても自然です。
懐かしさも感じているときです。
話し合いで正しく気持ちを伝えることができたら、「やり直してもいいかな」と思ってもらえるはずです。
まとめ
復縁できる話し合いの仕方についてお伝えしました。
いきなり復縁話を切り出して「やり直したい」と伝えるだけでは断られることがあります。
でも、話し合いの前に別れの原因や相手があなたに求めていたことなどを考え、そういったものに触れながら想いを伝えることで、復縁を受け入れてもらえる可能性が高くなります。
復縁できるタイミングを見極めて話し合いをすれば、復縁成功はほぼ確実です。
復縁の告白の仕方については以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。