「一人になりたい」という理由で振られる人は少なくありません。
では、「一人になりたい」と振られた場合、復縁をするためにはどうしたらいいのか?
そのことについて解説したいと思います。
相手が「一人になりたい」と言った本当の理由は?
この場合、まず考えなければいけないのは、一人になりたいと思うようになった理由です。
- 自分の時間がほしいから
- しばらく一人になりたいから
- 今は余裕がないから
- やりたいことがあるから
これまで数多くの相談を受けてきた経験から、このような理由で一人になりたいと思うようになった人が多いようです。
でも、それが本当の理由なのでしょうか?
仕事や学校のことなどで追い詰められ、心に余裕がなくなり、「とにかく一人の時間がほしい」「一人で何も考えずに過ごしたい」と思うようになることはあると思います。その言葉は相手の本心なのかもしれません。
でも、本当に好きだったら、そんなことで別れようと思うでしょうか?
自分の時間がほしくて、一人になりたいと思うことがあったのなら、連絡を取る頻度や会う頻度を減らせばいいだけの話です。
やりたいことがあるのなら、2人で話し合って、そのための時間を作るようにすればいいだけだと思います。恋人がいたらできない、というものがあるとは思えません。
つらいことがあり、精神的に追い詰められていたのかもしれませんが、そんなときほど恋人に支えてほしい、そばにいてほしい、と思うのではないでしょうか?
なぜ別れる必要があるのでしょうか?
実は、「一人になりたい」と言う人の中には、すでに別の理由で気持ちが離れている人も多いんです。
「もう恋愛感情がなくなっているから別れたい。別れて一人になりたい」という意味が隠されている可能性があるわけです。
また、もし本当に「一人の時間がほしい」とか「やりたいことがある」という理由で相手が別れを選んだのだとしたら、それはあなたが相手の気持ちを理解できず、一人の時間を作ってあげなかったことが原因だと考えられます。
- 相手は一人の時間を大切にしたい人だったのに、その時間を奪っていた
- やりたいことがあったのに、それができなかった
- つらくて精神的に追い詰められていたとき、相手が「こうしてほしい」と思っていたことに応えられなくて、支えになることができなかった
だから、相手は別れを考えるようになったんだと思います。
実際に、「一人になりたい」と言っていたのに、別れてすぐに新しい恋人ができることはよくあります。
それは、不満があったから別れて一人になりたかっただけで、恋人がいないほうがいい、というわけではなかったということです。精神的に追い詰められていた人は、他に支えてくれる人を求めていた、ということです。
つまり、復縁をするためには、相手があなたに何を求めていたのかを理解し、それに応えられる存在になる必要があるわけです。
まったく別の理由が別れの原因になったのかもしれませんし、一人の時間を作ってあげることや支えてあげることができなかったのかもしれません。
そこは実際に付き合っていたあなたにしか分からないことです。
しっかりと別れと向き合いながら、自分で考えてみてください。
しばらくは一人にしてあげる
どんな理由であれ、相手の気持ちが離れているのは間違いありません。
「一人になりたい」と言われたら、その気持ちを尊重し、まずは別れを受け入れてください。
ここで別れを拒んだり、しつこく縋ったりすると、自分の気持ちを理解してくれない人、という印象を与えてしまいます。それではさらに相手の気持ちが離れていきます。
今は一人にしてあげるしかありません。
こちらからは連絡をしないようにする
こちらから連絡をするのも会おうとするのもやめたほうがいいです。
別れるとき、「たまに連絡を取るくらいならいいよ」とか、「落ち着いたら会えるかも」と言われた人もいると思います。
でも、それは相手の優しさだと思ってください。連絡を取ることや会うことを望んでいるわけではない、と捉えるべきです。
その言葉を真に受け、別れたあとも連絡をしたり、「いつ会える?」と聞いたりする人がいますが、そんなことをすると状況が悪化する可能性があるので、注意が必要です。
もし相手が連絡を取ることや会うことを望んでいれば、相手から連絡が来るし、会いたいと言われるはずです。
そんなときには、素直に応じてあげてください。
「一人になりたい」と言っていたのに相手から連絡が来るということは、あなたに何かを求めているということです。
一人になって寂しさを感じているのかもしれません。つらいことがあって、話を聞いてほしいのかもしれません。支えてほしいのかもしれません。
そこであなたにできることは、相手の話を聞いてあげることです。
そっと寄り添ってあげる、という意識で、聞き役に徹し、相手の言っていることを肯定してあげてください。
意見を求められない限り、「それは違うと思う」とか、「こうしたほうがいいよ」とか、「こうしてほしい」とか、相手を否定することや余計なアドバイスをすること、自分の考えを押し付けることなどは絶対にしないようにしてください。
そして最後には、「またいつでも連絡して」と言っておきましょう。
寂しいときやつらいときにいつでも話せる存在になれたら、復縁できる可能性が高くなります。
3か月を目安に冷却期間を置く
「一人の時間がほしい」
もし相手が本当にそう思って別れを選んだ場合は、すぐに復縁できることもあります。
ただ、前述のとおり、まったく別の理由で気持ちが離れた可能性も否定できません。「一人の時間がほしい」とか「やりたいことがある」というのは、別れを受け入れてもらうための口実だという可能性があるわけです。
その可能性を考えると、しばらくは一人にしてあげるためにも、別の理由で気持ちが離れてウンザリしている相手と距離を置くためにも、3か月を目安に冷却期間を置くようにしてください。
その間も、すでにお伝えしたように、相手から連絡が来たときや会いたいと言われたときには素直に応じるようにしましょう。
3か月間は自分からはアクションを起こさないようにする、ということです。
まとめ
「一人になりたい」という言葉には別の理由が隠されていることがあります。
また、なぜ一人になりたいと思うようになったのかも考える必要があります。
そのため、「こうすればいい」とはっきりとは言えない状況でもあります。
でも、相手から連絡が来たときに話を聞いてあげるだけで復縁できることも多いので、まずはそこを意識して進めていってください。
そういう機会がなければ、3か月の冷却期間を置いたあと、少しずつアプローチを始めていきましょう。