嫌いになったわけじゃないと振られた場合の冷却期間の必要性と相手の本音

「嫌いになったわけじゃない」

そう言って振られることはよくあります。

「嫌いになったわけじゃないと振られたけど冷却期間は必要ですか？」

「嫌いになったわけじゃないという言葉はどう受け取ったらいいんでしょうか？」

「嫌いになったわけじゃないと振られても復縁できますか？」

こういう相談を受けることも多いです。

あなたも今、こんな疑問を抱いているのではないでしょうか？

この記事では、その疑問に答えていきます。

「嫌いになったわけじゃない」と振られた場合の冷却期間は？

嫌いになったわけじゃないと振られた場合は冷却期間が必要です。

あとで説明しますが、その言葉には別の理由が隠されていて、あなたのことが嫌になっているのは間違いないからです。

別れるときにすがったり、復縁を迫ったりした場合は、すれ違いも大きくなっています。

あなたが復縁を望んでいることが伝わっていれば、警戒心も強くなっています。

そんな状況では、しばらく距離を置かないと復縁に向けた関係は作れません。

冷却期間の長さは1～3か月と状況によって変わる

冷却期間の長さは状況によって変わってきますが、1～3か月が目安です。

これを目安にしてください。

さらに長くなると、相手に好きな人や新しい恋人ができるリスクが高くなります。

長くても3か月までにして、その後は連絡をしたときの相手の反応を見ながら、まだ避けられているようならさらに1～2か月くらい延長するようにしましょう。

「嫌いになったわけじゃない」に隠された本音は？

「嫌いになったわけじゃない」

その言葉はそのまま受け取っていいと思います。

そういうことです。

というのも、よほどひどいことをしない限り、恋人を嫌いになることはないからです。

でも、どこか嫌なところがあったり、このまま一緒にいても幸せになれないと思ったりして、多くの人は別れることを選びます。

つまり、どんな理由で振られたとしても、別に恋人のことを嫌いになったわけではないんです。

• 「わがままなところが嫌。何度注意しても変わらなかった」
• 「束縛をされるのに疲れた。これが続くなんて耐えられない。もう一人になりたい」

こんな理由で振られた場合も、相手は「嫌いになったわけじゃない」と言うはずです。

嫌いになったわけじゃないけど、何か不満や障害があって、このまま一緒にいるよりも別れることを選んだわけです。

相手を傷つけることや裏切り行為をしていないのであれば、このような認識でいいと思います。

嫌いになったわけじゃないと振られた場合は本当の理由が他にある

「嫌いになったわけじゃない」としか言われなかったとしても、本当の理由は他にあると思ってください。

例えば、「嫌いになったわけじゃないけど、一人になりたい」と言われたとします。

それは本心だと思います。

でも、何もなければ「一人になりたい」と思うこともなかったはずです。

何の不満もなく、一緒にいて楽しくて、幸せで、将来も考えていたのなら、そう思うことは絶対になかったでしょう。

つまり、「一人になりたい」と思うようになったのには何か理由があるはずなんです。

同じような振られた方として「好きだけど別れよう」と言われるケースもありますが、これも同じです。

そして、本当の理由を教えてくれないのにも何か理由があります。

別れるときに「嫌いになったわけじゃない」と言う5つの理由

なぜ相手は別れるときに「嫌いになったわけじゃない」と言ったのか？

それには以下の5つの理由が考えられます。

本当の理由を言ったら傷つけるかもしれないと思っている

まず考えられるのは、本当の理由を言ったら傷つけるかもしれないと思っている可能性です。

こんな理由だったら、それを正直に伝えようとは思わないはずです。

よくある性格の問題だとしても、ここが嫌だった、あんなところが嫌だった、と言うと傷つけるような気がして、最後まで本当の理由を言わない人もいます。

でも、何か理由を伝えないと別れられない。

そんなときに出るのが、「嫌いになったわけじゃない」という言葉です。

相手を否定することなく、自分の都合で別れたいと思った、という風に受け取ってもらえると感じ、多くの人がその言葉を選びます。

必要以上に悲しませたくないと思っている

必要以上に悲しませたくないと思っている人も多いと思います。

元々あなたのことが好きで、今も嫌いになったわけではありません。

そんなあなたを振ること自体、相手からしたらつらいことです。振られて悲しんでいるあなたを見たくない、という気持ちもあるはずです。

でも、別れ話をする以上、あなたを悲しませてしまうのは仕方のないことだと思っています。

ただ、振られてショックを受けている人に本当の理由を伝えると、さらに追い打ちをかけてしまうと考える人もいます。

嫌だったところをはっきり言われたら、誰だって悲しくなると思います。

好きだった人を傷つけたくない、悲しませたくない、という気持ちから本当の理由を言わないのは、相手の優しさです。

本当に嫌いになっていたら、あなたの気持ちなんか考えずに、不満をすべて吐き出すと思います。

本当の理由を言うのがめんどくさいと思っている

別れ話を手っ取り早く済ませたい人は、本当の理由を言うのがめんどくさいと思っている可能性があります。

本当の理由を言えば、「次からは気をつけるから」とか、「絶対に変わるから」と言われるのが目に見えています。

でも、相手のなかではもう気持ちが固まっています。何を言われてもやり直すつもりはありません。

そういう人は、別れ話をするときにごねられるのだけは避けたいと思っています。

だから、「嫌いになったわけじゃない」と言ってはぐらかすわけです。

もしかしたら、相手はそう思っていたのかもしれません。

本当の理由を伝える必要はないと思っている

そもそも別れ話をするのってめんどくさいものです。

• 「できるだけ早く終わらせたい」
• 「すんなりと別れを受け入れてほしい」

そう思って別れを切り出している人はたくさんいます。

そしてそういう人のなかには、本当の理由を伝える必要はないと思っている人も少なくありません。

「もう別れるんだから、今さら本当の理由を正直に伝えなくてもいいでしょ」と。

別れることしか考えていない人にとっては、理由は言っても言わなくても同じです。前述のとおり、「言わないほうが傷つけなくて済む」と思っているのかもしれません。

言わなくても本当の理由に気づいてほしいと思っている

別れ話をするときには、「理由は言わなくても分かってほしい」と思っている人がほとんどです。

相手はこれまでにサインを出していたと思います。心が通じ合えていたら、はっきり理由を伝えなくても分かるはずだと思っています。というか、そうであってほしいと願っています。

「嫌いになったわけじゃないけど…」

自分から言わなくても、この言葉に続く本当の理由に気づいてほしいと思っているわけです。

そしてこういう人は、恋人が別れの原因を自覚できていたらもう一度チャンスをあげてもいい、と思っています。

反対に、「嫌いになったわけじゃないのにどうして別れたいの？」とか、「何か理由があるのならちゃんと教えて」と言われたり、あなたがまったくの見当違いな理由を口にしたりしたら、自分の気持ちに気づいてもらえなかったことにガッカリして、完全に別れを決意します。

元彼や元カノに好きな気持ちがなくなった理由

「嫌いになったわけじゃない」というのは、言い方を変えれば「好きな気持ちがなくなった」ということです。

では、なぜ好きな気持ちがなくなったのでしょうか？

よくあるのは、以下のような理由です。

この人は無理だと思われることがあった

交際期間が短かった場合、特に半年以内で振られた場合は、この人は無理だと思われることがあった可能性が高いです。

このような理由が考えられます。

どうしても受け入れられないことがあると、すぐに別れを決意する人が多いです。

嫌なところがあって耐えられなくなった

交際期間が長かった場合は、嫌なところがあって耐えられなくなったことが考えられます。

どんなカップルでも、相手に嫌なところの一つや二つはあると思います。

でも、好きだったら、そこも受け入れようとします。

ただ、長く付き合っていると、嫌なところが常に目につくようになり、耐えられなくなることがあります。

このようなことに心当たりがある場合は、何か嫌なところがあって、そこに耐えられなくなって別れを選んだ可能性があります。

マンネリでつまらなくなった

マンネリ化していた場合は、付き合っていてもつまらなくて気持ちが冷めたことが考えられます。

「嫌いになったわけじゃないけど、一緒にいても楽しくない」

こんな理由で別れを選んだ人もいると思います。

好きなのか分からなくなった

あなたのことを好きなのか分からなくなった可能性もあります。

付き合っていると、倦怠期が訪れたり、何かきっかけがあって一時的に気持ちが冷めたりして、好きなのか分からなくなることがあります。

そんなとき多くの人は、「自分は本当にこの人のことが好きなのかな？」と自問自答をします。

でも、気持ちが冷めているときです。

好きだという確信が持てず、「もう好きじゃないのかもしれない」という結論に達する人が多くなります。

「好きか分からない」と言って振る人もいますが、そう言うのは相手を悲しませる気がして、「嫌いになったわけじゃないけど」と言ってはぐらかす人もいます。

異性として魅力を感じなくなった

異性として魅力を感じなくなって別れを決意する人もいます。

こんな風に思うようになったら、どうしても気持ちは冷めてくると思います。

このようなことに心当たりがある人は、この理由に当てはまるかもしれません。

将来を考えられなかった

長く付き合っていた場合は、将来を考えられずに振られた可能性もあります。

何年も付き合っていたら、相手は結婚を意識することもあったと思います。

でも何か引っかかることがあり、「この人と一緒になっても幸せになれないかも」と思うようになって、「嫌いになったわけじゃないけど、このまま付き合い続けても意味がない」と感じたのかもしれません。

他に気になる人ができた

他に気になる人ができた可能性も否定できません。

負い目を感じていて、恋人も傷つけてしまうから、そのことを正直に伝える人は少ないです。

判断のしようがありませんが、その可能性があることも頭に入れておいてください。

「嫌いになったわけじゃない」と振られても復縁できるのか？

「嫌いになったわけじゃない」と振られても復縁は可能です。

何か理由があるのは間違いありませんが、決して心からあなたのことを嫌いになったわけではないからです。

前述したように、よほどひどいことをしない限り、恋人を嫌いになることはありません。

• 「顔も見たくない」
• 「声も聴きたくない」
• 「もうかかわりたくない」

こんな風に思われているわけではないと思います。

もちろん、今はあなたのことが嫌になっている状態ではあると思います。気持ちも冷めていて、復縁するつもりもないかもしれません。

でも、今は、です。

しばらく時間が経ったときの相手の気持ちは、別れを決意したときとは確実に変わっています。

このような変化が表れます。

未練がなければすぐには無理かもしれませんが、復縁できる可能性は十分にあります。

本当の理由が分からないと復縁できないこともある

ただ、「嫌いになったわけじゃない」と言われただけで本当の理由が分からないと、復縁できないこともあります。

こういったことができないからです。

つまり、復縁するために本来やるべきアプローチができないわけです。

とりあえず連絡を取ることや会うことくらいしかできず、自分から復縁のきっかけを作ることができません。

もう一度好きになってもらえるかどうかは、運次第になってきます。

また、本当の理由を教えてくれなかった場合は、もう完全に気持ちが離れている可能性もあります。

ほんの少しでも未練や迷いがあったら、反省してくれることや変わってくれることを期待して理由を教えてくれるものだからです。

それをしなかったのなら、「何を言っても無駄」「もう何も期待していない」と思われているのかもしれません。

相手に気になる人や好きな人ができた場合も難しくなる

相手に気になる人や好きな人ができて振られた場合や、今後好きな人ができた場合も、復縁は難しくなります。

他の人に気持ちが行ってしまうと、その人のことしか考えられなくなり、あなたのことは眼中にない状態になるからです。

そのまま恋人関係に発展すると、その人と別れるまでは復縁は不可能な状況になります。

でも、気になる人や好きな人と進展がなかった場合は、復縁は可能です。

嫌いになったわけじゃないと振られた元彼や元カノと復縁する方法

では、嫌いになったわけじゃないと振られた場合は、どうすれば復縁できるのでしょうか。

ここからは、嫌いになったわけじゃないと振られた元彼や元カノと復縁する方法について解説します。

もう復縁したいことは伝えない

すでに一度でも復縁をお願いした人は、もう復縁したいことは伝えないようにしてください。

やり直す気がない人にしつこく復縁を迫るのは、別れを決意した相手の気持ちを無視した言動です。

「どうしてわかってくれないんだろう」と思われ、本当に嫌われてしまう可能性があります。

冷却期間中は自分からは連絡をしない、会おうとしない

冷却期間とは、相手と距離を置く期間のことを言います。

距離を置くためには、自分からは連絡をしない、会おうとしない、というのは必ず守ってください。

嫌いになったわけじゃないけど、別れたいと思っている状態です。

そこで連絡をしたり会おうとしたりすると、さらにあなたのことが嫌になってくると思います。

ただ、相手から連絡が来た場合は気にせずにやり取りをして構いません。相手から誘われたときに会うのも問題ありません。

このような場合も連絡をすることや会うことは気にしなくて大丈夫です。

別れの原因を探す

「嫌いになったわけじゃない」と言われただけで本当の理由を教えてくれなかったのなら、別れの原因を自分で探すしかありません。

これまでの出来事を振り返ってみてください。

こういったことを思い出していくと、何か見えてくると思います。

別れの原因の探し方については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

参考記事別れの原因が分からない場合の復縁方法｜成功率を高めるためのポイントを解説

別れの原因が分かったら変わる努力をする

別れの原因が分かったら、変わる努力をしてください。

「これかな？」と思い当たる原因が見つかったら、自分のダメだったところも自覚できると思います。

こういったことも同時に理解できるはずです。

それをもとに、冷却期間中は変わろうという意識を持って過ごすようにしてください。

今よりも魅力的になれるように意識する

今よりも魅力的になれるように意識することも大事です。

こういったことを意識して外見を磨く努力をしてください。

異性として魅力を感じなくなっていたことが原因だったら、別れたときよりも魅力的になったあなたの姿を見せることができたら、もう一度好きになってもらえると思います。

理由が分からなくても、久しぶりに会ったときにドキッとさせることや惚れさせることができたら、復縁したいと思ってもらえる可能性があります。

このあたりの相手の好みの見た目が分かっているのなら、それに近づけるのが効果的です。

冷却期間が終わったら連絡をして、友達として会いながら相手の気持ちを取り戻す

最初にお伝えしたように、冷却期間の長さの目安は以下のとおりです。

そしてこの期間が過ぎたら、連絡をして、友達として会いながら相手の気持ちを取り戻していきます。

会うことができるようになれば、見た目の変化や内面の変化に気付いてもらえて、復縁を考えてもらえるようになります。

何度かやり取りができるようになったら、食事に誘ってみてください。

復縁できるまでのアプローチの仕方については、「振られた側から復縁を成功させる方法」で詳しい解説しています。

まとめ

「嫌いになったわけじゃない」と振られたら、相手の気持ちを理解できず、簡単には別れも受け入れられないと思います。

でも今は、「嫌いになったわけじゃない」と言った相手の気持ちや、元彼や元カノに好きな気持ちがなくなった理由を理解できたのではないでしょうか。

復縁をするためには冷却期間が必要なこともご理解いただけたと思います。

そして「嫌いになったわけじゃない」と振られた場合は、冷却期間を置き、その間に復縁に向けての準備をしておけば、復縁できる可能性があります。

復縁を望むのなら、ここでお伝えしたことを参考にしてみてください。