• 「別れたくない」
  • 「やり直したい」

別れるときにそうやって自分の想いを伝えるのは当然のことです。その行為には何も問題はありません。

ただ、別れを決意した時点で相手の気持ちは固まっていることが多く、何を言ってもダメなことがほとんどです。

そんなときには別れを受け入れるしかありません。無理そうなときには早く引いたほうが、その後の関係性も良い状態をキープできます。

相手が必要以上に感情的になることも、別れた人のことを警戒することもないため、復縁もしやすくなります。

でも、何度も断られているのにしつこく復縁を迫る人も少なくありません。

あなたもそうだったのではないでしょうか?

そして、相手と気まずい関係になっているのではないでしょうか?

完全に避けられていて、まともに連絡も取れなくなっている人もいるかもしれません。

復縁は無理そうだと感じている人もいると思います。

  • しつこくしたら復縁は難しくなるのか?
  • しつこい態度を取ったら復縁は無理なのか?
  • しつこくして嫌われた状態から復縁を成功させるためにはどうしたらいいのか?

そのことについて解説します。

別れ際にしつこくしてしまったら復縁は難しくなるのか?

冷静に話をして、すぐに別れを受け入れた場合と、別れ際にしつこくしてしまった場合とでは、後者のほうが復縁が難しくなるのは事実です

しつこくすると相手とのすれ違いが大きくなるからです。

あなたがどんなに復縁を望んでも、相手にその気がなければ、そこで思うのは、「どうしてこっちの気持ちをわかってくれないんだろう」ということ。

悩んだ末に出した答えを受け入れてもらえなかったら、悲しくなると思います。

同時に、この人は自分のことしか考えていない、人の気持ちを理解しようとしない、という印象を持たれてしまいます。そんな人とよりを戻そうとは思わないでしょう。

「またいつ復縁を迫ってくるかわからない」と思われるので、相手の警戒心も強くなります。

別れた後にしつこくしたら復縁は無理?

じゃあ復縁は無理なのか?

いいえ、そんなことはありません。

別れた後にしつこくした人でも復縁はできます。

しつこい態度を取ったことで悪化した印象や強まった警戒心は、時間が経てば自然となくなっていくからです

例えば、別れた直後と1年後を比べた場合、あなたに対する印象や警戒心は同じだと思いますか?

そんなわけがありませんよね。1年後には、当時のことはもうどうでもよくなっているはずです。

1年後というのは極端な例えですが、大抵の場合は2~3か月もすれば相手の心境に変化が表れます。

そして、友達として連絡を取ることや会うことができるようになります。

そうなれば復縁は可能です。

不安だと思いますが、別れるときにはほとんどの人がしつこく復縁を迫っています。別れた後もしつこく連絡をしています。

実際に復縁を成功させた人の多くは、何度も復縁を迫った経験がある人です。

復縁したいときに振られた側がやるべきことを実践すれば、しつこくした人でも、未練を伝えてしまった人でも、復縁できます。

しつこくしたくらいで心から嫌われることはない

しつこくしてしまった人は、「しつこくして嫌われた」と感じていると思います。

でも、しつこくしたくらいで心から嫌われることはありません

相手が思うのは、「しつこい」「うざい」「めんどくさい」「いい加減にしてほしい」ということです。そう思うから感情的になり、突き放すような態度を取ります。

ただ、たとえ嫌われたとしても、それは一時的なものです。別れ際にしつこくされたことをいつまでも根に持つ人はいないと思っていいでしょう。

別れてしまえば、もうどうでもよくなるものです。

ひどいことを言った場合は復縁が難しくなることがある

ただしつこくしただけなら影響はありませんが、別れ際や別れた後にひどいことを言った場合は、嫌われてしまい、復縁が難しくなることがあります。

  • 相手を責めるような言葉を口にした
  • 相手にも問題があるようなことを言った
  • 強い言葉で相手を非難した
  • 相手の人格を否定するようなことを言った
  • 深く傷つけるようなことを言った

別れ話をしているときは、誰もが感情的になってしまいます。

そして、復縁したいなら言ってはいけない言葉を口にしてしまったり、別れた後にやってはいけないことをやってしまったりすることがあります。ただ、大抵の場合は相手も許してくれます。

でも、その言葉によって「ありえない」「人として終わっている」と相手が思うようなことがあれば、時間が経っても気持ちが変わることはないかもしれません。

その場合は、しばらく時間を置いても友達に戻ることすらできないことが多いです。

人によって性格や言葉の受け取り方が違うので、たとえひどいことを言ったとしても許してくれる人もいます。

復縁できるかどうかは、今後友達に戻れるかどうかで判断してください。

別れ際にしつこくしてしまったら復縁できるまでに時間がかかるケースが増える

別れ際にしつこくしてしまった場合は、復縁の成功率よりも、復縁できるまでにかかる期間に影響が出ることが多いです。

すぐに別れを受け入れたら、別れたあとも友達でいられることがあります。そして友達関係が続いていれば、連絡を取ったり会ったりしているうちに相手の気持ちが変わることがあります。

でも、別れるときにしつこくした場合は、悪いイメージを持たれていて、警戒心も強くなっています。友達として接してくれるようになるまでには数か月はかかると思います。

さらに、そこから実際に友達関係に戻り、少しずつ距離を縮めていかないといけません。

  • どのくらいしつこくしたか?
  • 相手はそれをどう感じたか?
  • どのくらい印象が悪くなったか?
  • どのくらい警戒しているか?

それによって復縁できるまでにかかる期間は変わってきますが、平均で3~6か月くらい、ひどい場合だと1年くらいかかるかもしれません

参考記事一度別れてから復縁できるまでの期間を状況別に解説!平均は何か月?

しつこくして嫌われた場合の冷却期間は3か月を目安にする

しつこくしてしまった場合は、「もう別れを受け入れたよ」「これ以上しつこくはしないよ」ということを分かってもらわないといけません。

でも、言葉や文字で直接伝えても信じてもらえません。何か言えば言うほど印象が悪くなる状況でもあります。

そんな状況では、黙って引き下がり、冷却期間を置くのが一番効果的です。

しつこくして嫌われた状態から復縁するためには、冷却期間が必須です

  • 「しつこい」という印象や警戒心がなくなるのを待つため
  • 友達に戻れる状況を作るため
  • お互いが冷静になるため

このような目的のためにも、しばらく関係を断つ必要があります。

その期間は3か月を目安にしてください

1か月や2か月程度では、まだあなたから連絡が来るだけで「復縁話かも」と思われる可能性が高いです。しつこくされたときの嫌な記憶も残っています。

「しつこい」という印象や警戒心がなくなり、友達として連絡を取ることや会うことができるようになるのは、3か月くらい経った頃です。

多少は警戒心が残っていたとしても、「最近どうしてるのかな」とあなたのことを考えたり、連絡が来たときに「返信くらいはしようかな」という気持ちになるのも、冷却期間を置いてから3か月くらい経ったタイミングです。

別れた後も相手から連絡が来る場合は2か月でいい

別れた後も相手から連絡が来る場合は冷却期間は2か月で大丈夫です

連絡が来るということは、しつこくされたことをそれほど気にはしていなのか、すでに許してくれたのか、のどちらかだと思います。警戒心も強くない状態です。相手のほうにも、友達として繋がっていたいという気持ちがあるのかもしれません。

ただ、だからといって自分からグイグイいってしまうと、避けられるようになる恐れがあります。

相手から連絡が来れば返信をすべきですが、とりあえず2か月は自分からアクションを起こすのは我慢しするようにしてください。

相手が会おうとしてくる場合も2か月は待つ

相手が会おうとしてくる場合も2か月は待つようにしてください

冷却期間を置いていると、相手から誘われることがあるかもしれません。

しつこくして嫌われても、時間が経つと「久しぶりに会いたい」と思うようになる人もいて、会おうとしてくることがあります。食事や買い物に行きたいけど、他に誘える人がいなくて、都合のいい相手として誘われることもあります。

もちろん、その場合は会って構いません。

ただ、相手の本心が分かりません。一時的に会いたくなっただけで、まだしつこくされたときのことを根に持っている可能性や、復縁する気はさらさらないと思っている可能性もあります。

そこで自分から会おうとしたり、焦って告白をしたりすると、復縁が失敗に終わる可能性が高いです。

誘われたときに会うのは問題ありませんが、自分から連絡をするのも、会おうとするのも、2か月は待つようにしましょう。

しつこくして嫌われた状態から復縁を成功させるために意識してほしいこと

しつこくして嫌われた場合、まずは冷却期間を置きます。

では、そこから復縁を成功させるためには、どうしたらいいのか?

ここからは、しつこくして嫌われた状態から復縁を成功させるために意識してほしいことについて解説します。

冷却期間中には別れの原因と向き合う

復縁するためには、しつこくしたかどうかに関係なく、別れの原因と向き合うことが重要です。

相手があなたと別れたいと思うようになったのには何か原因があるはずです。

まずはその原因と向き合い、どうすれば相手に復縁を考えてもらえるのかを自分自答してみてください。

「こういうところが嫌だったんだろうな」「こうなってほしいと思っていたんだろうな」というのが見えてくると思います。

そして、改善すべきところがあるのなら改善するようにしてください。

別れてから変わったことに気付いてもらえたら、相手は復縁を考えてくれるようになると思います。

相手から連絡が来た場合は友達として接する

しつこくしたせいで避けられていても、距離を置いていたら相手から連絡が来ることがあります。

しつこく復縁を迫ってきた人に何の理由もなく連絡をしようとは思わないはずです。

もし連絡が来たのだとしたら、嫌でも連絡をしないといけない用件があったか、相手の心境に変化があったか、のどちらかです。

前者の場合は、聞きたいことだけを聞くような内容だと思います。

後者の場合は、内容から、特に用件はないけど連絡をしてきたのが伝わってくると思います。

どちらにしても、相手から連絡が来た場合は以下の点を意識してください。

  • 冷却期間中でも関係なく応じる
  • 友達として接する
  • 基本的には聞かれたことだけに答えるようにする
  • ダラダラLINEはしない
  • 未練が伝わるようなことだけは書かない、言わない

この5つを意識していれば、相手から連絡が来たのをきっかけに友達関係になれる可能性があります。

心境の変化があって連絡をしてきたのなら、友達感覚で接していれば相手との距離も縮まっていくと思います。

冷却期間中に誘われた場合は未練を感じさせないようにする

相手から誘われるようなことがあれば、冷却期間中でも気にせずに会って構いません。

ただ前述したように、会おうとしてきた相手の本心が分かりません。

会えたからといって間違った対応をすれば、また警戒されることもあります。

冷却期間中に元彼や元カノから誘われた場合は、とにかく未練を感じさせないようにしてください

復縁したいことを匂わすような直接的な言葉だけでなく、以下のような言動にも注意が必要です。

  • 気に入られようと優しさや気遣いをアピールする
  • やたら相手を褒める
  • 嫉妬させるようなことを言う
  • 気になっている人や好きな人ができたかを探る
  • できるだけ長く一緒にいようとする
  • また会えないか聞く

このような言動からも未練が伝わることがあります。

冷却期間中は会えるからといって変に期待はせず、チャンスを掴もうともせずに、友達として自然体で接することを意識してください。

冷却期間が終わったら連絡をする

冷却期間が終わったら、こちらから連絡をします。

久しぶりに友達に連絡をする感覚でLINEやメールを送ってみましょう。

ただし、3か月くらい経ったとはいえ、いきなり連絡が来たら「また復縁話かも」と感じる人も絶対にいるので、「こういう用件があって連絡をした」というのが伝わる内容にしてください。

とりあえず質問系の内容にしておけば間違いありません。特別な用件じゃなくても、「このことについて聞きたかったから連絡をした」というのが伝われば大丈夫です。

詳しくは、「元彼や元カノに久しぶりに送るLINEのおすすめの内容と例文」を参考にしてみてください。

連絡をして無視された場合は2か月くらい冷却期間を延長する

冷却期間後に連絡をしても無視された場合は、いまだに別れたときのことを根に持っているか、かなり警戒心が強い状態か、のどちらかだと思います。

この場合はまだ時間が必要です。

無視をされたらそれ以上連絡はせずに、さらに2か月くらいは冷却期間を延長するようにしてください。

友達として少しずつ距離を縮めていく

連絡をして返信が来ても、完全に警戒心がなくなったわけではないと思います。あまりグイグイいってしまうとまたしつこいと思われ、警戒される可能性があります。

最初のうちは慎重に進めるようにして、友達として少しずつ距離を縮めていきましょう。

久しぶりに連絡をしたときには、あまりやり取りを続けようとはせずに、用件についてのやり取りが終わったらいったん終わらせるといいと思います。

そして1週間後くらいにまた連絡をしてみて、相手の反応を見ながらやり取りをしてください。

自然と続く間はやり取りを続け、終わりそうな雰囲気になれば無理に引き延ばそうとはしない。

こういったことを意識しながら、連絡をする頻度も少しずつ増やしていくといいでしょう。

誘えそうな雰囲気になったら食事に誘う

連絡を取っていれば、相手の反応や接し方から、心を開いてくれたかどうかがわかると思います。

以前のように接してくれるようになったら、もう誘って大丈夫です。

復縁をするためには会うことが重要です。

会って顔を見ながら話をして、笑い合い、同じ時間を過ごしていれば、完全に警戒心がなくなります。

「やっぱり可愛い(かっこいい)」「楽しい」「落ち着く」「懐かしい」など、いろんな感情を呼び起こすこともできます。

そういったところから相手の気持ちも変わり始めます。

連絡を取り始めてから誘うまでの期間ややり取りをする回数に決まりはないので、誘えそうな雰囲気になったら食事に誘ってみましょう。

参考記事元彼や元カノと会うための正しい誘い方!復縁したい人を誘うときのポイントとは?

会ったときには良い印象を持ってもらうことが重要

会ったときには、とにかく良い印象を持ってもらうことが重要です。

  • 絶対に未練を感じさせないこと
  • 復縁を匂わせるような言動は避けること
  • とにかく楽しい時間を過ごすこと
  • 別れの原因となった言動は絶対にやらないこと
  • 別れの原因となった部分の変化をアピールすること

こういったことを意識してください。

とりあえず悪い印象を与えなければ振り出しに戻ることはありませんし、「楽しい」と思ってもらえたら「また会いたい」と思ってもらえるようになります。

何度か会って復縁を申し込む

その後も焦らずにデートを重ねましょう。

  • 最初に会ったときに相手が楽しそうにしていた
  • 以前のように自然体で接してくれた
  • 気まずさはなかった
  • 会ってから相手から連絡が来ることがある

このように良い反応が得られている場合は、次は2週間後くらいに誘うといいと思います。

会ったときに相手の反応が微妙だった場合は、次に誘うのは1か月くらい空けたほうがいいかもしれません。

そしてその後も何度か会い、復縁できそうな雰囲気になったら告白をしてみてください。

まとめ

別れ際にしつこくしてしまった場合の復縁の可能性と、しつこくして嫌われた状態から復縁を成功させるための方法についてお伝えしました。

しつこくしたら復縁できるまでに時間はかかるかもしれませんが、そのくらいのことでやり直せる可能性がなくなることはありません。

ただ、慎重に進めないと失敗することもあります。

復縁を目指すなら、ここでお伝えしたことを意識してみてください。

また、警戒されている場合の復縁方法については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

参考記事元彼や元カノに警戒されている場合の復縁方法|正しい警戒心の解き方とは?