別れる前というのは、なにかしらの前兆があるものです。マンネリ化していたとか、相手が冷たくなったとか、喧嘩が増えたとか。
でも、心当たりがないのにいきなり振られる人もいます。
「ラブラブだったのに急に振られた」という相談も少なくありません。
- どうして?
- 復縁したいけど、どうしたらいいの?
気になっている人も多いと思います。
- ラブラブだったのに急に振られた理由として考えられること
- 復縁をするためのポイント
ここでは、この2点についてお伝えします。
ラブラブだったのに急に振られた理由とは?
ラブラブだったのに急に振られたのなら、何かしらの理由があるはずです。
私は過去に何度もこのケースでのサポートをしてきましたが、復縁できたとき、「どうして別れようと思ったんですか?」と振った側の人に話を聞くと、以下のような理由を挙げる人がほとんどです。
前から別れを考えていた
「実は前から別れを考えていた」と答える人はかなり多いです。
- 嫌なところがあって別れを考えていたけど、それを悟られないようにしていた
- 別れを考えていたけど、話したり一緒にいたりすると楽しくて、ラブラブな感じて過ごせていた
- 一緒にいると好きな気持ちがあることに気付くけど、一人になるとまた別れを考えるようになって、こんなことを繰り返していても意味がないと思って別れようと思った
こんな答えが返ってきました。
「好きだけど別れたい」という正反対の気持ちがあって、一見ラブラブなように見えても、実は相手の中では葛藤があった、ということも多いようです。
一瞬で別れたくなるようなことがあった
「一瞬で別れたくなるようなことがあった」と答えた人も多かったです。
直前までラブラブで、別れることなんか考えたこともなかったのに、たった一つの言動で気持ちが冷めてしまった、ということもあるようです。
- 自分の家族や友達のことを悪く言われた
- 店員に対する態度が悪かった
- 言われたくないことを言われた
- やられたくないことをやられた
こういう答えが返ってきました。
誰にでも、「これはありえない」と思うようなことがあると思います。
それをやられ、「こんな人だとは思わなかった」とショックを受け、どうしてもその言動や出来事を受け入れることができずに別れを決意した人もいました。
それでも復縁を決意した理由としては、以下の理由を挙げていました。
- やっぱり好きだったから
- もうやらないと約束してくれたから
- 変わってくれることを期待して
そもそも許せる理由だったから復縁をする気になったのかもしれません。
絶対に許してもらえないようなことをした場合は復縁は厳しいと思います。
何度も注意していたことを繰り返し、愛想を尽かした
- 嫌なところがあって前から何度も注意していたけど、その日もまた同じことを繰り返し、完全に愛想を尽かした
- これ以上期待するのは無意味だと感じ、付き合っているのが馬鹿馬鹿しくなった
こういう理由で気持ちが固まった人もいました。
もう注意する気にも怒る気にもならなくて、振る直前まで普段通りに接していたそうです。馬鹿らしくなって笑ってしまう、という感覚に近いんだと思います。
だから、振られたほうは突然振られたように感じるみたいです。
何度も同じことを繰り返している人は無自覚なことが多いため、振られた理由が分からないのかもしれません。
将来に対する不安があった
「好きだけど、このまま一緒になって幸せになれるのかな」
こう考えたときに将来に対する不安があり、別れを選んだ人もいました。
恋人に求めるものと結婚相手に求めるものが違い、恋人としてはいいけど、結婚相手として見たときに「なんか違う」と感じて別れようと思ったそうです。
- 価値観
- 些細な言動
- 仕事に対する向き合い方
- 金銭感覚
- 貯金の有無
- 幸せになれるかどうか
このようなことを判断材料にして、何か引っかかるものがあった人は別れを選んでいました。
それでも復縁をした人は、その不安以上に好きな気持ちがあり、自分で妥協点を見つけられた、ということでした。
周りから別れを勧められた
「周りから別れを勧められた」という人もいました。
- 「別れたほうがいいんじゃない」と友人から言われた
- 自分ではなんとも思っていなかったことなのに、周りの人に話したら、「そんなのありえない。別れたほうがいいよ」と言われた
- 将来のことを相談したら、「そんな人と一緒になっても幸せになれないんじゃない?」と言われた
- 親から別れを勧められた、結婚を反対された
このようなことがきっかけで別れるほうに気持ちが傾いていった、という話もたくさん聞きます。
他人から影響を受けやすい、周りの意見に左右されやすい人は、こういう傾向があるようです。
好きな人ができた
「好きな人ができた」という人も何人もいました。
- 元々気になっている人がいて、でも恋人のことが好きだからラブラブでいられたけど、気になっていた人のことを好きになったことに気付き、別れたくなった
- 好きな人ができたけど、恋人のことを嫌いになったわけではないし、罪悪感もあったから、これまで通りの関係を続けていたけど、好きになった人への気持ちが大きくなった
こういう話でした。
別れてすぐに相手が他の人と付き合い始めた場合は、好きな人ができたから振られた可能性が高いです。
体や性行為に対して不満を抱いていた
ラブラブだけど、体や性行為に対して不満を抱いている人は少なくありません。
実際に、体の相性が悪いと感じたり、性行為に満足できなかったり、マンネリで飽きたりして別れた人もたくさんいました。特に男性に多かったです。
でも、未練があった人は、「そのくらい我慢すればいい」と思い、復縁を選んでいました。
構ってほしくて別れ話をした
この理由を挙げたのは少数でしたが、「構ってほしくて別れ話をした」という人もいました。
- 好きすぎて不安になった
- 寂しかった
- もっと大切にしてほしかった
こういう気持ちがあり、「別れ話をすることで自分の大切さに気づいてくれるんじゃないか」「今以上に自分を必要としてくれるんじゃないか」という期待から、別れる気なんかまったくないのに別れ話をしたそうです。
当然、こういう理由で別れを切り出した人は、その後すぐに戻っています。
可能性としては低いですが、こんな理由で別れ話をする人がいることも頭に入れておいてください。
ラブラブだったのに急に振られたときの復縁の可能性
ラブラブだったのに急に振られた場合は、簡単に復縁できるケースと難しいケースが存在します。
簡単に復縁できるのは、相手に未練が残っている場合です。
直前までラブラブだったのなら、何かあって突発的に別れを切り出しただけで、未練が残っている可能性があります。そういう人は、別れてすぐによりを戻したくなるでしょう。
相手に未練が残っていれば、簡単に、しかもすぐに復縁できると思います。
反対に、直前までラブラブだったとしても復縁が難しいケースもあります。
それは以下の理由からです。
- 未練があれば、ラブラブだった状態からすぐに別れようとはしないはずだから
- ラブラブだったのにいきなり別れようと思ったのには、それだけの理由があるはずだから
- ラブラブだった状態からきっぱりと関係を終わらせることができる人は、性格的に、一度決めたことは変えない、という考えの人が多いから(未練がましい人ほど別れを決意するまでに時間がかかる)
- 好きな人ができていたらその人と付き合う可能性があり、新しい恋人がいる状況では復縁はできないから
未練が残っている可能性がある一方で、本当に未練や迷いがあれば、ラブラブだった状態からすぐに別れようとはしないはず、とも言えます。
いきなり別れたくなるほどの理由があった可能性や、きっぱりと別れを決意できる性格であることも考えると、復縁できない人もいると思います。
ラブラブだったのに急に振られた直後の対処法
では、ラブラブだったのに急に振られた場合はどうすればいいのでしょうか?
まずは振られた直後の対処法について解説します。
相手の話を聞く
まず重要なのは、相手の話を聞くことです。
- 何があったのか?
- 自分が何かしたのか?
それが分かれば、2人の間にあるすれ違いをなくすことができるかもしれません。
そして、別れを回避することができるかもしれません。
別れた直後なら、一度話し合いをする機会を作ってもらえるようにお願いをするといいでしょう。無理そうなら、LINEやメール、電話などでも大丈夫です。
ただし、このときには復縁を迫ってはいけません。復縁を迫ると、結局自分のことしか考えていないと思われてしまうからです。
感情的になってもいけません。感情的になり、「どうして?」「なんで?」「教えてよ」と詰め寄ってしまうと、相手も冷静に話ができなくなります。
冷静に、相手の話を聞くことだけを考え、「理由を教えてくれないかな?」という感じで聞いてみてください。
参考記事振られたけど別れたくない!別れを回避するための9つのポイントと注意点
理由を教えてくれないときは諦める
話を聞こうとしても、別れたいと思った理由や自分の気持ちを話してくれない人もいます。
もしかしたら、言えない理由なのかもしれません。もしくは、言いたくないのかもしれません。
- 言ったらあなたを傷付けてしまうかもしれない
- 言っても理解してもらえないと決め付けている
- 自分でもおかしな理由だと自覚していて、話しても分かってもらえないと思っている
このような場合は、しつこく聞き出そうとしても無駄です。逆に、こっちの気持ちも考えてほしい、察してほしい、と思われ、そんなことも分からないことに幻滅される恐れもあります。
理由を教えてくれないときには諦めるようにしてください。
振られたことに心当たりがある場合は謝る
振られたことに心当たりがある場合や相手から理由を教えてもらえた場合は、ちゃんとそのことに対して謝るようにしてください。
自分は悪くないと感じても、復縁を望んでいるのなら意地を張るのはやめるべきです。
どんな理由であれ、その理由で相手が別れを選んだのは事実です。
復縁を望むのなら、謝り、反省していることや同じことは繰り返さないこと、変わることなどを伝えるようにしましょう。
直前までラブラブだったのなら、謝るだけで復縁できることも多いです。
参考記事復縁をするためには謝ったほうがいい?謝罪の必要性や正しい謝り方について
好きと言い続けるのはやめる
振られたあとはちゃんと話をして、謝り、自分の気持ちを伝え、別れたくないことを伝えます。
でも、相手が別れることしか考えられなくなっていたら、その気持ちが変わることはないと思います。
その場合は好きと言い続けるのはやめてください。
好きなことや別れたくないことを真剣に伝えれば、その時点であなたの気持ちは相手に伝わっています。それでも相手によりを戻す気がないのなら、何を言っても無駄です。
そこで好きと言い続けるのは、相手の気持ちを無視した行為です。「しつこい」「うざい」と思われ、さらに嫌われてしまいます。最悪の場合、無視されたりブロックされたりする可能性もあります。
振られたときにしつこくすがってしまうのは仕方のないことだと思います。「別れたくない」と何度も言った人もいると思いますが、それは普通のことです。振られたときなら未練を伝えてしまった場合でも復縁できるので、気にしなくて大丈夫です。
でも、いつまでも好きと言い続けるのはやめましょう。
参考記事復縁したい人に好きと言い続けるのはやめたほうがいい理由
相手の気持ちが変わらない場合は距離を置く
話をしても謝ってもダメだったら、一度別れを受け入れ、距離を置くしかありません。
相手の気持ちを尊重するためにも、これ以上関係を悪化させないためにも、少なくとも1か月は距離を置くようにしてください。
距離を置くと、その間に相手の気持ちが変わる可能性もあります。それを期待して待つ時間を作ることも、距離を置く目的の一つです。
相手から連絡が来た場合はやり取りを行う
距離を置いている間も、相手から連絡が来た場合はやり取りを行ってください。
相手に未練が残っている可能性があり、その場合は連絡を取り合っていると復縁できることがあります。
自分から連絡をするのは控えるべきですが、相手から連絡が来たときには友達として普通に応じるようにしましょう。
相手が会おうとしてきた場合も会って構いません。
ラブラブだったのに急に振られた場合の復縁方法
ここからは、距離を置いてからの復縁方法について解説します。
なぜ振られたのかを考える
何かあなたに問題があって相手が別れを決意したのなら、その問題点を理解できていないとまた同じことを繰り返してしまいます。
変化に気付いてもらえないと、復縁できないこともあります。
相手の気持ちを取り戻すためにも、復縁後に同じ過ちを繰り返さないようにするためにも、まずは振られた理由を考えることから始めてください。
理由を教えてくれなかった場合は、自分で考えるしかありません。
- 振られる直前に、何か一瞬で幻滅されるような言動を取らなかったか?
- 何度も注意されていたことを繰り返さなかったか?
- 振られた直前だけでなく、これまでのことを振り返ってみて、何か理由として心当たりがあることはないか?
自問自答してみてください。
参考記事振られた理由がわからない場合の復縁方法!成功率を高めるためのポイントを解説
改善すべき点があれば改善する努力をする
自分の言動に問題があったのなら、そこを改善する努力をしてください。
少しでも改善できたら、そして相手の前で同じことを繰り返さず、変化に気付いてもらえたら、復縁できる確率が高くなります。
- こういうことをやってはいけない
- こういうところを変えないといけない
常にこのような意識を持って過ごしていれば、変わることができると思います。
外見の変化も意識する
距離を置いている間は、外見の変化も意識してみてください。
外見が魅力的になっていれば、また異性として意識してもらえるようになるからです。
- 髪を短くしたり、パーマをかけたり、イメチェンをしてみる
- いつも同じような格好をしていたのなら、オシャレな服を買ってみる
- 相手が好きな見た目に近づけてみる
このようなことを意識していれば、久しぶりに会ったときにドキッとさせることや興味を持たせることができます。
振られた理由が分からない場合でも、「別れたときよりも可愛くなった(かっこよくなった)」と思ってもらえたら、もう一度好きになってもらえることがあります。
1か月以上経ったら連絡をする
距離を置いている間に相手から何のアクションもなかったら、1か月以上経ってから連絡をしてみてください。
これは、相手の反応を見るためです。
反応が悪ければ、まだ時間が必要です。反対に、普通に接してくれたら、やり取りをしながら、会えるように進めていきます。
- 返信がない、相手が冷たい、素っ気ない、という場合は、さらに2か月は時間を置く
- 連絡をしたときに相手が気さくに接してくれたら、連絡を取りながら会うきっかけを作る
こんな感じです。
友達として会う
普通にやり取りができるようになったら、久しぶりに会えないか聞いてみてください。気軽に食事に誘ってみるといいと思います。
そして、まずは友達として会うようにしてください。
連絡をしていきなり復縁したいことを伝えても、相手にその気がなければ断られてしまいます。
大事なのは、友達として会い、距離を縮めつつ、良い印象を与え、復縁したいと思ってもらうことです。
そのためには以下の点を意識してください。
- 相手の前で同じ過ちを繰り返さないようにする
- 未練を感じさせないようにする
- 気さくに接し、相手に気を遣わせない
- さり気なく変化をアピールする
こういった点を意識していると、相手の反応も変わってくると思います。
できれば、以前のように接してくれるようになるまで何度か会うようにしたほうが確実です。
復縁したいと思ってもらうためのポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
参考記事元彼・元カノに復縁したいと思わせるには?そのきっかけの作り方を解説
自分の気持ちを伝える
付き合っていた頃のような関係性に戻れたら、自分の気持ちを伝えてください。
- 振られた理由に触れながら改めて謝り、反省していることを伝える
- 変わろうとしていたことを伝える
- これから気を付けることを伝える
- 復縁したいことを伝える
このような気持ちの伝え方をすれば、復縁を受け入れてくれると思います。
詳しくは、「復縁の告白を成功させるための5つのポイントとタイミング!具体的なセリフも紹介」を参考にしてみてください。
まとめ
ラブラブだったのに急に振られた理由とその場合の対処法、復縁方法などについてお伝えしました。
いきなり振られたら、相手の気持ちが理解できず、戸惑うと思います。
でも、理由がなければ別れようとは思いません。
直前までラブラブだった場合でも、何か理由があったはずです。
まずは冷静に相手から話を聞いてみてください。
それでも無理そうなら、1か月以上距離を置いてからアプローチをしていきます。
ここでお伝えしたことを参考にしていただければ、復縁が可能になると思います。
振られた側が復縁する方法については、「振られた側が復縁したいときにやるべき10のステップと注意点」でさらに詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。