「別れても友達でいたい」
別れるとき、相手からこんな風に言われることがあります。
昨日彼と別れることになったのですが、別れ話をしているときに、「恋人ではなくなるけど、これっきり会えなくなるわけではないから。できればこれからも友達でいたい。連絡をしてきても全然いいからね」と言われました。
こういう場合はどうしたらいいのでしょうか?
先週もこのようなご相談を受けました。
- なぜ元彼や元カノはそんなことを言ったのか?
- 復縁したい場合はどうすればいいのか?
気になっている人も多いと思います。
この記事では、「別れても友達でいたい」と言う男性心理や女性心理、そう言われた場合の復縁に繋がる正しい対処法について詳しく解説しています。
ちなみに、「友達に戻りたい」と振られた場合は、対応の仕方が大きく変わってきます。その場合は以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事別れるときに「友達に戻りたい」と言われた場合の対応の仕方と復縁方法
別れても友達でいたいと言う男性心理
なぜ別れても友達でいたいと言ったのか?
男性と女性とでは、その心理に違いがあります。
まずは、別れても友達でいたいと言う男性心理について解説します。
まだ迷いがある
まず考えられるのが、まだ迷いがある可能性です。
- 何か理由があって別れを決意したけど、完全に気持ちがなくなったわけではない
- 本当に別れるべきなのか自分でも迷っている
- 実際に別れたら気持ちが変わるかもしれないと感じている
- 簡単に吹っ切れそうにないのが自分でも分かっている
このような人は、別れた後に元カノから関係を断たれるのを恐れています。
迷いがあれば、ケジメをつけることもできません。
自分の中ではっきりとした答えが出るまでは、別れた後も友達としての関係を続けたい、という気持ちがあるんだと思います。
情があってすぐには離れられない
男性は、恋愛感情がなくなっても、情があってすぐには離れられない、という人がいます。
とくに長く付き合っていた場合、元カノのことは特別な存在として認識しています。
- 気を遣わなくてもいい空気のような存在
- 家族のような存在
- 親友以上の存在
こんな存在になっていると、別れた瞬間に関係を終わらせることができる男性は少ないです。
情なのか、それともまだ気持ちが残っているのか、本人も分かっていない可能性もあります。
そのため、別れても繋がっていたい気持ちがあるのかもしれません。
綺麗に別れたい気持ちがある
男性には、綺麗に別れたいという気持ちがあります。
- これまで築き上げてきた関係を最悪な形で終わらせたくない
- 自分と付き合ったことをいい思い出として残してほしい
- 自分に対してはいつまでもいい印象を持っていてほしい
こんな気持ちです。
そしてそういう気持ちが強い人は、別れた後も友達関係を続けながら少しずつフェードアウトしていき、自然な形で別々の道を歩んでいければ、と考えています。
喧嘩別れをしたくない気持ちや、別れたからといって、その瞬間から一切連絡も取らないのは嫌という気持ちは、あなたにも理解できるのではないでしょうか。
振ったことへの罪悪感から口にした可能性
振ったこと、そして彼女を傷つけたことへの罪悪感から、別れても友達でいたいと言う男性もいます。
振ってゴメンね。もう恋人ではなくなるけど、友達としての付き合いはこのまま続けていこう。だから、そんなに悲しまないで。会えなくなるわけじゃないし、連絡もしていいから。
こういう真意が隠されている可能性があります。
そして、このように罪悪感から「友達でいたい」と言う人は、悲しむ彼女を見て、どう対応していいか戸惑っているときに、その場をやり過ごすために咄嗟に口にするケースが多いです。
もしかしたら、本気で友達に戻りたいとは思っていないかもしれません。
新しい彼女ができなかったときに戻れるようにキープしたい気持ちがある
元彼には他に好きな人がいる可能性もあります。
本来、普通の感覚の持ち主なら、他に好きな人ができて恋人を振ったのなら、自分から「別れても友達でいたい」とは口にできないはずです。
でもなかには、好きな人がいるけど、その人と付き合えるか分からないから、ダメだったときに戻れるように元カノをキープしようとする人もいます。
そして新しい彼女ができたら、「彼女ができたからもう連絡はしないで」と言ってきます。
他の女性とうまくいかなかったときには、「やり直したい」と言ってくるかもしれません。
他の女性の影が見えたときには、振り回されないように気を付けてください。
体の関係は持ち続けたいと思っている
別れた後も体の関係は持ち続けたいと思っている男性もいます。
まだ元カノが自分のことを好きなのが分かっていると、そういう関係も受け入れてくれると勝手に思っています。
元彼の性欲が強く、頻繁に体を求められていた場合は、このような可能性があることも頭に入れておいてください。
別れても友達でいたいと言う女性心理
別れても友達でいたいと言う女性心理は、男性心理と同じものもあれば、大きく違う点もあります。
まだ迷いがある
男性心理と同じなのは、まだ迷いがある可能性がある点です。
基本的に女性が別れを決意したときには、すでに完全に気持ちが離れていることが多いです。
でもそういう人は、別れた後に関係を続けようとはしません。
別れたらそこで終わり、と考えていて、自分から「友達でいたい」と言うこともありません。
そんな中、元彼と関係を続けたいと思っているのなら、まだ迷いがあることが考えられます。
- まだ好きだけど、将来のことを考えて別れようと思った
- なかなか会えず、連絡を取る頻度も減り、寂しい思いをするのがつらくなった
- 愛されている実感がなくて、彼に必要とされていないと感じていた
- もう無理だと感じたけど、もしかしたらまだ関係を修復できるんじゃないかという気持ちがある
- 何度注意しても変わらなかったけど、別れたら本気で反省して今後こそ変わってくれるんじゃないかと期待しているところがある
このような人は、まだ明確な答えを出せていないのかもしれません。
自分のことを嫌いにはならないでほしいという気持ちがある
自分のことを嫌いにはならないでほしいという気持ちから「友達でいたい」と言った可能性もあります。
- 振ったことで嫌われたくない
- 自分から別れを突きつけたけど、最後まで良い人と思われたい
男性と同じように、女性にもこのような人がいます。
誰からも優しいと言われる人や、誰にでもいい顔をするような人に多いタイプです。
自分が悪者になりたくない、という気持ちがあるんだと思います。
元彼への優しさというよりも、自分を守るために口にした言葉なのかもしれません。
一人になるのは寂しいと感じている
彼氏に依存していた人は、一人になるのは寂しいと感じている可能性があります。
- 一日中連絡を取っていた
- どこに行くにも何をするにも彼氏と一緒だった
- 一人でいるのが嫌いだった
- 一人で行動することが少なかった
元カノがこのようなタイプだったら、別れて一人になることに不安があるのかもしれません。
- これからもどこかに連れて行ってほしい
- 買い物やどこかに行くときには付き合ってほしい
- 一緒に食事に行きたい
こんな風に思っている人も少なくないはずです。
話し相手になってほしいと思っている
女性は、別れても話し相手として元彼と友達関係を続けることがあります。
とくに友人が少ない人は、この可能性が考えられます。
毎日のように連絡をしたり会ったりする相手がいない人は、彼氏がそういう存在だったはずです。元カノからしたら、彼氏は恋人であり、親友でもあったんだと思います。
女性は毎日のちょっとした出来事を話したい、それを聞いてほしい、という気持ちがあるため、別れても話し相手でいてほしいという気持ちがあるのかもしれません。
相談相手でいてほしいと思っている
- 元カノは悩むことが多く、よく相談に乗っていた
- 愚痴を聞かされることが多かった
このような場合は、別れてしまうと気軽に相談できる人がいなくなると感じ、これからも相談相手でいてほしいという気持ちから、友達でいたいと言ったのかもしれません。
家族や友人にはなかなか悩みを相談できない人も多いと思います。
彼氏にしか悩みや愚痴を話せなかった人は、別れても元彼に頼りたいという気持ちがあって当然だと思います。
別れても友達でいたいと言われた場合の復縁の可能性
別れても友達でいたいと言われた場合は、別れて繋がりがなくなるケースと比べると復縁できる可能性が高いです。
嫌いになったわけではなく、これからも連絡を取ることや会うことに抵抗がない状態だからです。
男女ともに、相手に未練や迷いがある可能性もあります。
友達関係を続けていれば、改めてあなたの良さや大切さに気付くこともあるかもしれません。
振られた側が復縁するための正しいアプローチを行えば、元彼や元カノに復縁したいと思わせることもできます。
連絡を取ることや会うことができなくなった場合は復縁が難しくなる
別れても友達でいたいと言われたといても、それが本心かどうか分かりません。
綺麗に別れるため、穏便に別れるために言う人や、罪悪感やキープしたい気持ち、下心があって言う人もいます。
また、本当に友達でいたいと思っていたとしても、「こういう関係は良くない」と感じ、きっぱりとケジメをつけようとする人もいます。
気まずさがあったり、一人で過ごすのに慣れたり、他に気になる人ができたりして、自然と疎遠になっていくこともあります。
そして、連絡を取ることや会うことができなくなることも少なくありません。
- 別れた後に友達に戻れなかった
- 最初は付き合っていた頃と変わらない関係が続いていたけど、疎遠になってきた
- 相手が素っ気なくなった
- 相手から連絡が来なくなった、会えなくなった
- 「もうこういう関係はやめよう」と言われた
このような場合は復縁が難しくなります。
相手に新しい恋人ができたら諦めるしかない
別れた後も友達でいられても、相手に恋人ができることがあります。
元彼や元カノに新しい恋人ができた場合は復縁も諦めるしかありません。
復縁が可能になるのは、その恋人と別れたときです。
別れても友達でいたいと言われた人が復縁したい場合の対処法
「別れても友達でいたいと言われたけど、復縁したい」
その場合の対処法について解説します。
「友達でいたい」という相手の申し出を受け入れる
まずは、「別れても友達でいたい」という相手の申し出を受け入れてください。
元彼や元カノの真意は分かりませんが、友達でいたいと言ってくれたのなら、それを拒絶する理由はありません。
都合のいいことを言っているように感じるかもしれませんが、別れた後も良好な関係を続けられるのなら、そのほうが復縁できる可能性も高くなります。
「そんなの無理」と言って突き放してしまうと、関係が悪化してしまいます。
すでに拒絶してしまった場合は?
別れた後も友達でいることをすでに拒絶してしまったり、「友達でいたい」と言った相手を責めたりした人もいるかもしれません。
その場合は、一度自分の言動を謝っておきましょう。
「あのときはごめん、言い過ぎた。感情的になってしまって、あんなことを言ってしまった」
こんな感じで謝ってみてください。
そして、その謝罪に対する相手の反応を見てください。
とくに気にしていないようなら、「友達でいたい」と言った相手の気持ちも変わっていないと思います。その場合は自然と友達に戻れるはずです。
反対に、謝罪に対する相手の反応が悪かった場合は、一度拒絶されたことで気持ちが変わった可能性があります。その場合は友達に戻るのは難しいかもしれません。
そのあとに相手から連絡が来ないようなら、こちらから連絡はせずに、2か月くらいは距離を置くようにしてください。
しばらく友達関係を続ける
友達でいたいと言われたあと、相手のほうから連絡をしてきた場合や、会おうとしてきた場合は、それに応じながら友達関係を続けるようにしてください。
相手に未練が残っていれば、友達関係を続けていると「やっぱり別れたくない」と思うようになる可能性があるからです。
相手に復縁する気がなくても、あなたの良さを再認識したり、「楽しい」「落ち着く」「居心地がいい」と感じたりして、よりを戻したくなる可能性もあります。
- 復縁を迫らないようにする
- 未練が伝わるような言動は取らないようにする
- 素っ気ない態度は取らないようにする
- 気まずさを感じさせないようにする
- できるだけこれまで通りに接する
このような点を意識するようにしてください。
最初は自分から連絡をする頻度を減らす
これまでと同じように連絡が取れていても、最初は自分から連絡をする頻度を減らすようにしてください。
別れた後も頻繁に連絡をしていると、あなたの未練が伝わり、警戒されることがあるからです。
どういう関係でいるべきか、最初は相手も探りさぐりの状態だと思います。
そこでグイグイいってしまうと相手が引いてしまい、友達でいるのは無理だと考えるようになる可能性もあります。
別れた直後は、主に相手から連絡が来たときや誘われたときに応じるようにして、自分から連絡をするのは控えめにしたほうがいいでしょう。
お互いが友達として自然に接することができるようになったら、連絡をする頻度を増やしたり、あなたから誘ったりしてもいいと思います。
会ったときには体の関係を持たないように気を付ける
主に女性に気を付けてほしいのが、会ったときに体の関係を持たないようにすること。
男性は、別れた後もこれまでと同じような関係が続いていると、付き合っていた頃の感覚のまま、平気で体を求めてきたり、体を触ってきたり、キスをしてきたりすることがあります。
でもそれを許してしまえば、完全に都合のいい存在になってしまいます。立場的にも服従関係ができてしまいます。
そして、元彼はいつまでも「自分のもの」という感覚を持ち続けます。
それでは別れた実感がなく、「本当にこのまま別れていいのか」「このままだとこの人を失ってしまうかもしれない」と自問自答することもありません。
当然、復縁したいという気持ちになることもありません。
別れたことやもう恋人ではないことを相手に実感させるためにも、そういうところではしっかりとケジメをつけることが大事です。
- 元彼が体を求めてきたり、体を触ってきたり、キスをしてきたら、はっきりと断る
- ホテルに行かない、相手の家に行かない、自分の家にあげない
こういったことを心がけてください。
参考記事元彼と体の関係を持つと復縁できる可能性が低くなる4つの理由
焦って復縁を申し込まない
別れた後も付き合っていた頃と同じような関係が続いていると、「今なら復縁できるかも」と感じることがあるかもしれません。
でも、焦って復縁を申し込むのはやめたほうがいいです。
相手にその気はなくて、純粋に友達としての関係を続けていたとしたら、復縁を申し込んだ瞬間に今の関係も終わってしまうからです。もう友達でいるのは無理、と判断するはずです。
もし復縁を考えるようになったとしても、そう簡単に決断できるものでもないと思います。悩む時間も必要だと思います。
基本的には、相手のほうから言ってくるのを待つか、最低でも1か月以上はかけて慎重に相手の反応を見ながら、復縁できるタイミングを見極めるべきです。
相手が復縁を匂わせるような言動を取るようになったタイミングを一つの目安にしてみてください。
参考記事復縁の告白を成功させるための5つのポイントとタイミング!具体的なセリフも紹介
何も進展がない場合は距離を置く
友達関係が続いているけど何も進展がない場合は、あえて少し距離を置くのも効果的です。
別れた後も当たり前のように連絡を取ったり会ったりしていると、どうしても別れた実感がなく、まだ付き合っているような錯覚に陥ることがあります。
そんな関係が続いていれば、その関係に満足し、わざわざ復縁しようとも思わなくなります。
別れた人の大切さや存在の大きさに気付くきっかけもありません。
完全に都合のいい人になってしまう可能性もあります。
でも、あなたから少し距離を置くことで、相手を不安にさせたり、別れたことを実感させたりすることができます。
それを機に本気で復縁を考えるようになるかもしれません。
- 連絡をする頻度を減らす
- 一定の期間は自分からは連絡をしないようにする
- 返信を遅らせる
- 会うのを断る
- 他の人との約束を優先させる
1か月以上経っても進展がなければ、このようなことを意識してみるといいと思います。
振られた理由が分かっている場合は変わる努力をする
振られたのなら、何かあなたに問題があったんだと思います。
その問題点が、復縁を妨げる障害になっています。
元彼や元カノは、今のあなたとは復縁する気にはならないかもしれません。
復縁を考えてもらうためには、別れてから変わったことに気付いてもらうことが重要です。
振られた理由が分かっている場合は変わる努力をするようにしてください。
連絡を取っているときや会っているときにも、同じ過ちは繰り返さないようにしましょう。
元彼や元カノがあなたに求めていたであろう言動を取るように意識するといいと思います。
友達関係が続かなかった場合は冷却期間を置く
友達でいたいと言われた場合でも、実際に別れてみたら、そんな関係にはなれないことがあります。
最初は連絡を取っていても、自然と距離ができることもあります。
もし友達関係が続かなかった場合は、復縁するために必要な冷却期間を置くようにしてください。
相手のほうが距離を置きたいと思っている可能性が高いです。
別れた後も関係を続けるのに気まずさや抵抗感があるのかもしれません。
相手から連絡が来れば応じるべきですが、自分からは連絡をしないようにして、2か月以上は距離を置くようにしましょう。
そしてその後、あなたのほうから連絡をして、友達関係を作ることを目指してください。
参考記事元彼や元カノに久しぶりに送るLINEのおすすめの内容と例文を紹介
まとめ
別れても友達でいたいと言う心理は男女で違います。
また、男女ともにさまざまな心理が考えられます。
元彼や元カノの心理がどれに当てはまるのかを判断することはできません。
でも、どんな心理が考えられるのかが分かれば、なんとなく相手の気持ちを理解できたと思います。
元彼や元カノのほうから友達でいたいと言われたのなら、復縁できる可能性も高いと思います。
ここでお伝えしたことを参考にして、友達関係を作っていってください。
でも焦らず、相手の反応を見ながら慎重に進めることが大事です。
この状況での復縁方法については、「友達に戻ると復縁が上手くいくのか?友達状態から復縁する方法」でも詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。